資料詳細

目次

序章 「現代中国の言論空間と政治文化」研究への視座

  1 はじめに

  2 研究へのアプローチ

  3 現代中国の「政治文化」研究の現状と本研究の位置づけ

  4 本書の構成

第一章 政治改革をめぐる言論空間の様相

  1 はじめに

  2 「八・一八講話」から「精神汚染一掃」キャンペーン

  3 政治体制改革の議論と停滞

  4 「八・一八講話」の再提起と第一三回党大会

  5 おわりに

第二章 改革派老幹部と「李鋭ネットワーク」の形成

  1 はじめに

  2 中国共産党中央顧問委員会の歴史的意義

  3 胡耀邦追悼をめぐる言論問題

  4 李鋭と「胡耀邦の政治的遺言」

  5 おわりに

第三章 雑誌『炎黄春秋』をめぐる政治力学

  1 はじめに

  2 『炎黄春秋』の編集方針と人的ネットワーク

  3 『炎黄春秋』の軌跡

  4 『炎黄春秋』と同時代の新興雑誌

  5 おわりに

第四章 雑誌『炎黄春秋』における「記憶の再生」

  1 はじめに

  2 政治改革論議と「記憶の再生」

  3 胡耀邦をめぐる「記憶の再生」

  4 趙紫陽をめぐる「記憶の再生」

  5 おわりに

第五章 「氷点事件」をめぐる改革派老幹部たちの思想と行動

  1 はじめに

  2 「李鋭ネットワーク」の視点から考察する「氷点事件」

  3 李鋭の改革建議

  4 現代中国政治における「改革派老幹部」の機能的役割

  5 おわりに

第六章 現代中国の言論空間における「一二・九知識人」

  1 はじめに

  2 「一二・九知識人」という存在

  3 李鋭の「一二・九世代」としての自己認識

  4 雑誌『炎黄春秋』に集う「一二・九知識人」

  5 おわりに

第七章 「民主」をめぐる言論空間の変容

  1 はじめに

  2 「民主社会主義モデル」・「新民主主義」・「普遍的価値」をめぐる議論

  3 「〇八憲章」と公共知識人

  4 「〇九上書」と「李鋭ネットワーク」の変容

  5 おわりに

終章 現代中国の言論空間における政治文化

  1 「李鋭ネットワーク」に関する追記

  2 本研究によって明らかにされた知見

  3 「政治文化」の諸様相

補論 民主をめぐる言論空間と民主化への「複合力」

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