久保 隆司/著 -- 春秋社 -- 2023.2 --

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配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 3階C 一般図書 /171.6/5008/2023 7116362857 配架図 Digital BookShelf
2023/03/14 可能 利用可   0

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ISBN 4-393-32407-3
ISBN13桁 978-4-393-32407-3
タイトル 生成と統合の神学
タイトルカナ セイセイ ト トウゴウ ノ シンガク
タイトル関連情報 日本・山崎闇斎・世界思想
タイトル関連情報読み ニホン ヤマザキ アンサイ セカイ シソウ
著者名 久保 隆司 /著
著者名典拠番号

110005436630000

出版地 東京
出版者 春秋社
出版者カナ シュンジュウシャ
出版年 2023.2
ページ数 516p
大きさ 22cm
出版等に関する注記 山崎闇斎の肖像あり
価格 ¥8000
内容紹介 江戸前期の著名な儒学者・宗教者である山崎闇斎。その「神儒兼学」思想を、心理学・文化人類学・現代哲学等を取り入れた学際的なアプローチで解明する。
個人件名 山崎 闇斎
個人件名カナ ヤマザキ アンサイ
個人件名典拠番号 110001031370000
一般件名 垂加神道
一般件名カナ スイカ シントウ
一般件名典拠番号

511022400000000

分類:都立NDC10版 171.6
資料情報1 『生成と統合の神学 日本・山崎闇斎・世界思想』 久保 隆司/著  春秋社 2023.2(所蔵館:中央  請求記号:/171.6/5008/2023  資料コード:7116362857)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1154138032

目次 閉じる

序章 闇斎思想の本質と意義に関する枠組み
  一 本書の動機と目的
  二 本書の構成と主な方法論、または視点の概説
  三 関連する先行研究の概観
第Ⅰ部<風土論>
第1章 山崎闇斎の神学思想における基盤としての「共時性」の考察
  はじめに
  一 ライフサイクルにおける『大和小学』の位置づけ
  二 『大和小学』の記述と「近い距離感」について
  三 「近い距離」考察のための準備
  四 二つの「共時性」と闇斎神学における検証
  おわりに
第2章 「山王」を母胎とする「神仏習合」形成と「統合的神学」展開
  はじめに
  一 「聖地」比叡山の「山王」的環境と「ミーム」概念の導入
  二 「山王ミーム」の始原と形成
  三 「山王ミーム」から「統合神学」への変異
  四 「山王型」統合神学のイデオロギー化と山王ミームの終息
  おわりに
第3章 垂加神道と吉田神道との「遠い距離」について
  はじめに
  一 山崎闇斎の求道的ライフサイクルの概観
  二 山崎闇斎のライフサイクルと吉田神道への距離感
  三 吉田神道への批判
  四 垂加神道と吉田(吉川)神道との関係性
  おわりに
第Ⅱ部<身心論>
第4章 闇斎神学における心身論的課題と比較思想的展開
  はじめに
  一 メルロ=ポンティの身体論と日本への影響の事例
  二 近世初期の心身論の背景
  三 「近世的」心身観の誕生と山崎闇斎の統合の道
  四 闇斎の心身論の基盤的概念とアプローチ
  おわりに
第5章 近世近代移行期における心身を基盤とした発達論的比較考察
  はじめに
  一 フランス哲学におけるビラン哲学とその構造的特徴
  二 三つの発達区分と対応する学問的枠組み
  三 心身論的領域の探求
  四 超越論的領域の探求
  おわりに
第6章 「敬義内外」説と「神儒兼学」における闇斎神学の構造
  はじめに
  一 「敬義内外」説を巡る心身観の位相
  二 「静坐」の概念と闇斎門下の受容
  三 「静坐」の超越的体験の事例とその構造
  四 「静坐」の限界と神道実践の導入による超克への探求
  五 「神儒兼学」の成立と構造の仮説モデル
  おわりに
第Ⅲ部<超越論>
第7章 宗教思想家の内面的「葛藤」と「超克」プロセスの構造と解釈
  一 問題と目的
  二 方法
  三 事例
  四 考察
  結論
第8章 井筒俊彦の「神秘哲学」導入による闇斎神学思想の再評価について
  はじめに
  一 闇斎神学理解の「補助線」としての「神秘哲学」
  二 闇斎神学における「神代巻」の構造論
  三 神書「神代巻」の解釈学
  おわりに
第9章 井筒俊彦の啓示類型論から見る「心神との対話」構造と解釈
  はじめに
  一 「啓示」の類型論と共時論的観点
  二 「中世神観念の変容」論と通時論的観点
  三 「神観念の変容」と「心神との対話」との時間的問題
  四 共時論的構造としての「対話型啓示」と「神人合一」
  おわりに
補章1 「永遠の哲学」と関連概念について
  はじめに
  一 「永遠の哲学」の概観
  二 闇斎思想理解のための補助線
  三 「天人合一」と「天人唯一」との<あいだ>
  おわりに
第四部<特論>
特論1 山崎闇斎の神道神学思想と近世前期の朝幕関係の解釈について
  はじめに
  一 分掌論と天上論の検討
  二 大政委任論と闇斎神学における解釈
  三 「天海神学」と対立軸としての「闇斎神学」
  おわりに
特論2 デカルト「理神-理性」と闇斎「心神-大和魂」概念の変容を概観する
  はじめに
  一 「近世」と「グローバル・ヒストリー研究」と「グローバリゼーション」
  二 第一次グローバル衝撃期と西洋における思想潮流
  三 第一次グローバル期と日本における思想潮流
  四 「近世」前期-第一次グローバル「対応」期
  五 十八世紀前半-十九世紀前半の日本の状況
  六 十八世紀後半-十九世紀前半と「理性」の状況
  七 十九世紀後半-二〇世紀の状況
  おわりに
特論3 生成論と心身論と超越論の神学的統合への準備
  はじめに
  一 聖証者マクシモスの古代末期キリスト教神学
  二 神化の原動力と器
  三 グレゴリオス・パラマスの神化思想
  四 人間神化の実際
  おわりに
特論4 道を開きし者・山崎闇斎が見た風景
  はじめに
  一 「猿田彦神」と「土金之伝」
  二 五行論の成立と日本への影饗
  三 闇斎神学における陰陽五行論の位置
  四 闇斎の「伝」と「五行」変容プロセス
  おわりに
補章2 統合・体系学としての近代「神学」の構想と構造の事例
  はじめに
  一 統合・体系学としてのティリッヒ神学の発達史と基本的特徴
  二 統合・体系的神学における「神律」概念と思想的系譜
  三 「無意識」-「象徴」-「元型」とシステム
  四 「神律」と境界
  おわりに
終章 私たちに見える風景
  はじめに
  一 「風土論」領域への学問について
  二 「身心論」領域への学問について
  三 「超越論」領域への学問について
  おわりに