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目次

序章 現代の家族農業経営と農業危機

  1.「2014国際家族農業年」と国際的農業危機

  2.急激な農業経営の解体と「資本型家族経営」の成立

  3.本著の課題

第1章 WTOの農産物自由貿易体制とEUの農政転換

  1.WTOの農産物自由貿易体制

  2.なぜ“デカップル”なのか

  3.農産物価格支持を放棄したEU

第2章 EUの直接所得補償支払いデカップリング

  1.「2003年CAP改革」

  2.「単一支払い」と加盟国への適用

  3.ドイツにおけるデカップリング

  4.直接支払いは社会的に公正か

  5.EUにおける農業環境・農村開発政策の導入

  6.直接支払いが支える農業経営

  7.CAP改革と農業環境政策下のドイツ酪農

第3章 EU農業構造政策へのオルタナティブ

  1.EU農業構造政策「マンスホルト・プラン」

  2.バーデン・ヴュルテンベルク州

  3.バイエルン州の「バイエルンの道」

第4章 バイエルン州のマシーネンリンク

  1.現代のマシーネンリンク

  2.「アイプリンク-ミースバッハ-ミュンヘン・マシーネンリンク」

  3.「レーン・グラプフェルト・マシーネンリンク」

第5章 有機農業運動と新しい加工販売組織

  1.ドイツの有機農業運動

  2.シュベービシュ・ハル農民生産者共同体

第6章 バイオガス発電事業と農業経営

  1.ドイツの「エネルギー大転換」

  2.バイオガス発電事業への農家の参加

  3.南ドイツの戸別バイオガス発電

第7章 協同バイオガス発電による経営多角化

  1.「農民協同」によるバイオガス発電

  2.エネルギー作物原料の大型バイオガス施設にストップ指令

終章 「資本型家族経営」の多角化戦略

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