資料詳細

目次

序章 研究の背景と目的

  1.北朝鮮情勢の変化

  2.研究目的

  3.本研究の学術的意味

  4.本研究と「国際危機管理」の関連性

第1章 先行研究

  1.公式文書による体制研究と、その限界

  2.労働新聞を使った北朝鮮研究の先例

  3.まとめ 本研究の「労働新聞」分析及び脱北者インタビュー分析の意義

第2章 金正日による「先軍政治」への変化の理由と過程

  1.金正日体制成立

  2.軍部重視への変質

  3.第1次核政策

  4.第2次核政策プロローグ

  5.第2次核政策

  6.第2次核政策とミサイル開発

  7.まとめ 第2次核政策がもたらしたもの

第3章 金正恩による「党中心」体制への転換

  1.金正恩体制誕生

  2.軍部主導から党・国家機関主導への変化

  3.まとめ スムーズな権力継承の理由

第4章 労働新聞の動静報道を分析

  1.労働新聞分析の方法

  2.金正日時代の動静報道

  3.2009～2011年<金正日時代>の「現地指導」「視察・訪問」分析

  4.金正恩時代の動静報道

  5.2012～2014年<金正恩時代>の「現地指導」「視察・訪問」分析

  6.まとめ 金正恩時代の動静報道の特徴は「脱スローガン」と「現実主義」

  7.2015年動静報道から見た金正恩の統治スタイル

  8.まとめ 2015年動静報道から判断できる金正恩の統治スタイル

第5章 統治スタイルの変化は国家組織・運営に具現化したか

  1.第7回党大会

  2.組織変化

  3.まとめ 反対勢力出現の可能性最小化

第6章 金正恩体制の安定度

  1.ブレジンスキー指標と李鍾【ソク】の安定度評価

  2.脱北者調査

  3.脱北者アンケートから判明した金正恩体制の特徴

  4.まとめ 金正恩体制安定への課題

第7章 東アジア安全保障への影響と危機管理

  1.北朝鮮はなぜ「核・ミサイル開発」を続けるのか

  2.THAAD配備と米中関係

  3.まとめ 金正恩体制+核・ミサイル開発がもたらす脅威

第8章 全体まとめ 日本の役割と危機管理のあり方

  1.提言 対北朝鮮「関与政策」への転換

  2.提言の背景 不確実な対北朝鮮国連制裁の効果

  3.なぜ「関与政策」なのか

  4.3段階「関与政策」によるリスク・危機管理

  5.長期的政策-「日朝経済交流」を検討するために

  6.まとめ1 「日朝経済交流」実現の展望

  7.まとめ2 「日朝経済交流」実現の課題-拉致問題を含めて

  8.日本の関与政策への期待

補章 韓国・文在寅政権誕生と対北朝鮮政策の変化

  1.文在寅政権誕生と対北朝鮮政策変化の可能性

  2.対北朝鮮政策実施のための文在寅政権の課題

  3.日本がなすべきこと

  4.結語

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