天野みどり/著 -- 笠間書院 -- 2011.10 --

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所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 書庫 一般図書 /815.1/5076/2011 5021358868 Digital BookShelf
2011/12/05 可能 利用可   0

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ISBN 4-305-70563-1
ISBN13桁 978-4-305-70563-1
タイトル 日本語構文の意味と類推拡張
タイトルカナ ニホンゴ コウブン ノ イミ ト ルイスイ カクチョウ
著者名 天野みどり /著
著者名典拠番号

110001996960000

出版地 東京
出版者 笠間書院
出版者カナ カサマ ショイン
出版年 2011.10
ページ数 6, 232p
大きさ 21cm
価格 2800
内容紹介 どこか変だなと感じる文でも、意味がわかってしまうのはなぜか? 語用論の分野の問題として文法論研究からは切り離されてきた言語現象について、語用論の成果を参照しながら、日本語文法論の立場で解説する。
書誌・年譜・年表 文献:p219〜224
一般件名 日本語-構文論-ndlsh-00568405
一般件名カナ ニホンゴ-コウブンロン-00568405
一般件名 日本語/構文論 , 語用論
一般件名カナ ニホンゴ/コウブンロン,ゴヨウロン
一般件名典拠番号

510395110280000 , 510744900000000

分類:都立NDC10版 815.1
資料情報1 『日本語構文の意味と類推拡張』 天野みどり/著  笠間書院 2011.10(所蔵館:中央  請求記号:/815.1/5076/2011  資料コード:5021358868)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1108551983

目次 閉じる

序章 総論
  1.本書の目的-構文の重要性を明らかにすること
  2.考察の対象-逸脱的特徴を持つ文
  3.本書の主張-構文の意味と類推
  4.天野(2002)の課題と本書の主張
  5.語用論との接点
  6.本書で扱う「拡張」という意味について
第1章 接続助詞的なヲの文
  要旨
  0.はじめに
  1.現代語の接続助詞的なヲについての先行研究
  2.接続助詞的なヲの文の意味
  3.他動詞の不在と他動性の解釈
  4.類推による他動性の解釈
  5.語彙的他動性と推論による拡張他動性
  6.<対抗動作性>と逆接
  7.重層的変容解釈
第2章 古代語の接続助詞的なヲの文
  要旨
  0.はじめに
  1.古代語のヲ句の三分類-近藤(1980)(2000)の吟味
  2.古代格助詞ヲから接続助詞ヲの派生
  3.接続助詞の認定条件の再考
  4.松下(1930)
  5.古代語のその他のヲ句
  6.おわりに
第3章 古代語の接続助詞的なヲの文
  要旨
  0.はじめに
  1.先行研究
  2.『徒然草』『紫式部日記』調査
  3.おわりに
第4章 主要部内在型関係節と接続助詞的なヲ
  要旨
  0.はじめに
  1.格の一致・不一致と、接続助詞的なヲの文
  2.「格の不一致」は副詞句か?
  3.「格の不一致」のヲ句は名詞性を喪失しているか?
  4.坪本現象-照応詞ヲ句との二重ヲ句
  5.「他動詞」顕在の他動構文の、2つのタイプ
  6.おわりに
第5章 状況ヲ句文
  要旨
  0.はじめに
  1.状況ヲ句についての先行研究
  2.状況ヲ句の意味-<状況>とは何か
  3.移動空間ヲ句文と状況ヲ句文との異なり
  4.接続ヲ句文と状況ヲ句文との共通点と異なり
  5.二重ヲ句の許容について
  6.<移動・対抗動作性>と「AがBヲV」型文全体の意味的特徴との関係
  7.おわりに
第6章 逸脱的な<何ヲ>文
  要旨
  0.はじめに-「何を文句を言ってるの」文の特徴と問題提起
  1.典型的疑問詞疑問文による<とがめだて>の表現
  2.逸脱的な<何ヲ>文の「何ヲ」の意味・機能
  3.逸脱的な<何ヲ>文の他の研究による説明
  4.おわりに
第7章 逸脱的な<何ガ>文
  要旨
  0.はじめに
  1.先行研究
  2.<何ガ>疑問詞疑問文
  3.構文の鋳型のあてはめ-主格としての「何が」
  4.逸脱的な<何ヲ>疑問詞疑問文との相違点
  5.付加詞か主格の「ガ」句か
  6.おわりに
終章
  1.4つの逸脱的な文について
  2.類推の過程について-天野(2002)からの展開
  3.語用論との交流
  4.今後の展望