資料詳細

目次

序説

  一 マンジの国で

  二 士大夫のノルムの形成と朱子学

第一部 福建士大夫と官僚社会

第一章 劉後村と南宋士人社会

  一 「当代一流の人」

  二 土狭人稠の地

  三 灰色の時代

  四 更化と善類

  五 『清明集』の名公

  六 公論の芒刺

  七 「鄂州」前後

第二章 明末の閩人

  一 閩人コンプレックス

  二 二百年来、相なし

  三 倭寇体験

  四 宇宙間の一大変

  五 偵探

  六 紅夷

  七 鄭芝龍

第二部 歴史教科書と福建人

第三章 教科書の埃をはたく

  一 埃をかぶった教科書

  二 編集過程

  三 サークルの中で

  四 出版

  五 類書の中の『綱目』

  六 尹起莘と周密

  七 「凡例」の浮上

  八 凡例の二忠臣

  九 遅れてきた精読者

第四章 不肖の孝子

  一 明代の「通鑑」

  二 少微先生

  三 元刊本の存在

  四 「陸状元本」・『綱目』・『少微』

  五 「松塢師弟」

  六 劉【エン】の細工

  七 『節要続編』

  八 劉【エン】の工夫

  九 年代記の変質

第五章 『通鑑』のインブリード

  一 「綱鑑」なるもの

  二 余象斗本とその他

  三 『少微通鑑』との関係

  四 『大方綱鑑』

  五 評林

  六 「綱鑑」のテクスト

  七 『通鑑』『綱目』以前

  八 続編同士

  九 『続綱目』の叛臣

結語

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