和泉 司/著 -- ひつじ書房 -- 2012.2 --

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中央 3階C 一般図書 /910.26/6328/2012 7100357471 配架図 Digital BookShelf
2012/04/10 可能 利用可   0
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ISBN 4-89476-590-0
ISBN13桁 978-4-89476-590-0
タイトル 日本統治期台湾と帝国の<文壇>
タイトルカナ ニホン トウチキ タイワン ト テイコク ノ ブンダン
タイトル関連情報 <文学懸賞>がつくる<日本語文学>
タイトル関連情報読み ブンガク ケンショウ ガ ツクル ニホンゴ ブンガク
著者名 和泉 司 /著
著者名典拠番号

110004405770000

出版地 東京
出版者 ひつじ書房
出版者カナ ヒツジ ショボウ
出版年 2012.2
ページ数 11, 434p
大きさ 22cm
シリーズ名 ひつじ研究叢書
シリーズ名のルビ等 ヒツジ ケンキュウ ソウショ
シリーズ番号 文学編5
シリーズ番号読み ブンガクヘン-5
価格 ¥6600
内容紹介 日本統治期台湾の「日本語文学」運動を、日本帝国の「中央文壇」との関わりの中で捉え直す。中央文壇と植民地文壇の両者を接続し、後に切断することになる回路としての「文学懸賞」を中心に取り上げる。
書誌・年譜・年表 文献:p413~420
一般件名 日本文学-歴史-昭和前期-ndlsh-01036552
一般件名カナ ニホンブンガク-レキシ-ショウワゼンキ-01036552
一般件名 日本文学-歴史-昭和時代 , 台湾-歴史-日本統治時代 , 文学賞
一般件名カナ ニホン ブンガク-レキシ-ショウワ ジダイ,タイワン-レキシ-ニホン トウチ ジダイ,ブンガクショウ
一般件名典拠番号

510401810180000 , 520379610470000 , 511547800000000

分類:都立NDC10版 910.263
資料情報1 『日本統治期台湾と帝国の<文壇> <文学懸賞>がつくる<日本語文学>』(ひつじ研究叢書 文学編5) 和泉 司/著  ひつじ書房 2012.2(所蔵館:中央  請求記号:/910.26/6328/2012  資料コード:7100357471)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1152034269

目次 閉じる

序 <文壇>にとっての<中央>と<地方>、その先の<植民地>
第一部 憧れの<中央文壇>
第一章 日本統治期台湾における<日本語文学>の始まり
  1 <台湾新文学運動>の一九三〇年代
  2 巫永福「首と体」の<帝都>体験
  3 <中央文壇>デビューという「伝説」と「戦略」
  4 盛り上がる<中央文壇>志向の行方と<文学懸賞>
第二章 『改造』懸賞創作の行先
  1 『改造』懸賞創作登場の背景
  2 『改造』と改造社、山本実彦
  3 <懸賞作家>の登場
  4 『改造』懸賞創作
  5 竜胆寺雄から芹沢光治良へ-初期の傾向
  6 田郷虎雄「印度」とその後-<懸賞作家>と<戦争>と<文壇>と
  7 「国際化」から「外地」へ-懸賞創作の盛況から低落へ
  8 芥川賞の登場と『改造』懸賞創作
第三章 懸賞当選作としての「パパイヤのある街」
  1 「懸賞創作」と「パパイヤのある街」
  2 「パパイヤのある街」の描いているもの
  3 <中央文壇>における「パパイヤのある街」
  4 <中央文壇>における同時代評-「高評価」を受けたか
  5 読み込まれた「パパイヤのある街」
  6 「パパイヤのある街」を乗り越えるために
  付 その後の『改造』懸賞創作
第二部 <自律>を模索する<台湾文壇>
第四章 西川満と黄得時
  1 西川満の三〇年代-<台湾新文学運動>期ではない三〇年代として
  2 四〇年代<日本語文学>最盛期の始まり-『文芸台湾』と『台湾文学』
  3 <台湾文壇>における黄得時
  4 「台湾文壇建設論」への現在の評価
  5 注目されなかった箇所-「五」以降
  6 「当局の援助」-自立・独自性との整合性
  7 「台湾文壇建設論」以後の黄得時
第五章 青年が「志願」に至るまで
  1 周金波「志願兵」を巡る状況
  2 <接続詞>としての台湾意識
  3 制約ある「私」の語り
  4 「私」の認める価値観
  5 「私」とその世代
  6 偽装の親友像-張明貴と高進六
  7 「議論」という虚構のやりとり
  8 青年間の断絶
  9 「私」と張明貴
第六章 新垣宏一「砂塵」論
  1 新垣宏一と台南と佐藤春夫「女誡扇綺譚」
  2 在台日本人作家とそのテクストを扱うために目指すこと
  3 植民地の教員と女子生徒
  4 異分子としての宝玉
  5 <読者>は誰か
  6 「女誡扇綺譚」についての二つの語り
  7 野沢と<語り手>
  8 おわりに
第七章 錯綜する<内>と<外>
  1 <台湾新文学運動>後と龍瑛宗
  2 「蓮霧の庭」の時間とテクストと<皇民文学>
  3 <皇民文学>からの逸脱
  4 <交流>の<内>と<外>-台湾人の側から
  5 <交流>の<内>と<外>-在台日本人の側から
  6 「描く」台湾人と「描かれる」在台日本人
  7 「蓮霧の庭」の<内>と<外>
第八章 <皇民文学>と<戦争>
  1 はじめに
  2 <皇民文学>から「脱するための分析」を経て
  3 「奔流」の描く<皇民化>とは
  4 「奔流」と<戦争>
  5 再び周金波へ-「助教」を読む
  6 『決戦台湾小説集』について
  7 不釣り合いな蓮本と国民道場
  8 山田教官の沈黙に対する蓮本の反応
  9 <国語>能力と徴兵制
終章 日本統治期後の日本語作家たち
  1 戦後/<光復>後の台湾における<日本語>
  2 敗戦/<光復>直後の龍瑛宗と「青天白日旗」
  3 戦後/<光復>後に語られる「龍瑛宗」像
  4 戦後日本<文壇>における日本語作家達