資料詳細

目次

第1章 正当防衛と緊急救助の歴史的展開

  1 緒論

  2 「正当防衛」と「緊急救助」の歴史的考察

  3 プロイセン刑法典から現行ドイツ刑法典まで

  4 緊急救助の正当化根拠

第2章 警察官の武器使用と正当防衛

  1 緒論

  2 警察官の武器使用と正当防衛に関する若干の判例

  3 警職法7条と刑法36条との関係

  4 防衛行為における「必要性」と「相当性」

  5 結論

第3章 過剰防衛の認定基準

  1 緒論

  2 過剰防衛に関する最近の下級審判例

  3 最高裁判例における過剰防衛の事例

  4 過剰防衛の認定基準に関する学説の対立

  5 結論

第4章 過剰防衛と刑の減免の法的根拠

  1 緒論

  2 過剰防衛と刑の減免に関する近時の判例

  3 過剰防衛と刑の減免の法的根拠に関する学説の対立

  4 過剰防衛の成立要件による根拠づけ

  5 結論

第5章 過剰防衛における“結果の重大性”

  1 緒論

  2 “結果の重大性”に関する若干の下級審判例

  3 「結果考慮説」と「結果不考慮説」

  4 「総合判断説」の検討

  5 結論

第6章 「迷惑緊急救助」の問題点

  1 緒論

  2 迷惑防衛と迷惑緊急救助

  3 軽微な侵害(ささいな侵害)と違法性の問題

  4 緊急救助権の根拠づけからの考察

  5 緊急救助行為の成立要件からの考察

  6 結論

第7章 「迷惑過剰緊急救助」の概念

  1 緒論

  2 「迷惑緊急救助」と「迷惑過剰緊急救助」

  3 「総合的違法評価説」と「総合的違法阻却説」

  4 防衛(救助)行為における「相当性」

  5 “過剰”性の判断

  6 結論

第8章 被侵害者の意思と緊急救助

  1 緒論

  2 緊急救助における被侵害者の意思

  3 緊急救助権の正当化原理による根拠づけ

  4 結論

第9章 「予防的緊急救助」の問題点

  1 緒論

  2 「予防的正当防衛」と「予防的緊急救助」

  3 「急迫性」(現在性)の要件

  4 結論

第10章 「社会緊急救助」の基本構造

  1 緒論

  2 「社会緊急救助」の概念

  3 ドイツにおける学説・判例

  4 わが国における学説・判例

  5 結論

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