資料詳細

目次

序章

  一 「鎖国」研究の問題点と課題

  二 先行研究の整理と本書の目的

  三 本書の構成

第Ⅰ部 東アジア世界におけるスペイン

第一章 イベリア両国の共生・協和

  はじめに

  第一節 サラゴサ条約とヴィリャロボス艦隊の派遣

  第二節 ヴィリャロボス艦隊の使命

  第三節 フィリピン現地住民との接触

  第四節 モルッカ諸島における攻防と投降の決断

  おわりに

第二章 ルソン総督府の対日外交方針

  はじめに

  第一節 断交前の日本関係文書(一六〇〇-一六一二年)

  第二節 断交期の日本関係文書(一六一九-一六二八年)

  第三節 断交後の日本関係文書(一六二八-一六三六年)

  おわりに

第三章 日本宣教拠点ルソンの成立

  はじめに

  第一節 スペイン系托鉢修道会の日本進出過程

  第二節 働き手不足の問題

  第三節 長崎キリシタンの要請文書

  第四節 日本人司祭の養成

  おわりに

第Ⅱ部 日本-ルソン交流の展開

第四章 豊臣政権のルソン外交

  はじめに

  第一節 天正十九年九月十五日(一五九一年一一月一日)付朱印状

  第二節 天正二十年七月二十一日(一五九二年八月二八日)付朱印状

  第三節 文禄二年十一月二日(一五九三年一二月二四日)付朱印状

  おわりに

第五章 ルソン貿易におけるキリシタン宣教師の役割

  はじめに

  第一節 豊臣秀吉政権期のルソン渡航制度

  第二節 徳川家康政権期のルソン渡航制度

  第三節 島津義弘のルソン貿易

  おわりに

第Ⅲ部 「鎖国」の形成と成立

第六章 元和九年海外交渉制限令の発令

  はじめに

  第一節 元和九年令の内容

  第二節 蘭英商館員連署上申書の影響

  第三節 キリシタン問題の先鋭化

  おわりに

第七章 日本・スペイン断交の再検討

  はじめに

  第一節 スペイン使節の動向

  第二節 スペイン船の交易状況

  第三節 スペイン船渡航禁止令の通達

  おわりに

第八章 イエズス会巡察師アントニオ・ルビノ一行の日本密入国事件

  はじめに

  第一節 巡察師ルビノの日本宣教方針

  第二節 マカオ使節の処刑と日本宣教の決意

  第三節 日本密入国の意味

  第四節 日本密入国の実行過程と幕府の対応

  おわりに

終章 ルソン交流と「鎖国」の形成

  はじめに

  第一節 日本-ルソン貿易の成立

  第二節 「伴天連」の来日と追放

  第三節 「鎖国」政策の展開

  おわりに

付録 翻刻・翻訳史料

  一 インディアス総合文書館所蔵ルソン総督府日本関係文書(翻刻文)

  二 一五九九年一〇月二二・二八日付、志岐発、ヴァリニャーノのフアン・デ・リベラ宛書状

ページの先頭へ