前田 速夫/著 -- 平凡社 -- 2012.4 --

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所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 3階C 一般図書 /910.20/6130/2012 7100509395 配架図 Digital BookShelf
2012/05/25 可能 利用可   0

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ISBN 4-582-83544-1
ISBN13桁 978-4-582-83544-1
タイトル 古典遊歴
タイトルカナ コテン ユウレキ
タイトル関連情報 見失われた異空間を尋ねて
タイトル関連情報読み ミウシナワレタ トポス オ タズネテ
著者名 前田 速夫 /著
著者名典拠番号

110003963570000

出版地 東京
出版者 平凡社
出版者カナ ヘイボンシャ
出版年 2012.4
ページ数 421p
大きさ 20cm
価格 ¥2800
内容紹介 白山信仰研究で知られる元『新潮』名物編集長が、民俗学の該博な知見を携えて古典世界に遊ぶ。今に響く言葉の力に満ちた異色の日本文学案内。『國文學 解釈と教材の研究』連載に加筆訂正し、書き下ろし6篇を加えて単行本化。
書誌・年譜・年表 文献:p408~421
一般件名 日本文学-歴史-ndlsh-00609340
一般件名カナ ニホンブンガク-レキシ-00609340
一般件名 日本文学-歴史
一般件名カナ ニホン ブンガク-レキシ
一般件名典拠番号

510401810170000

分類:都立NDC10版 910.2
書評掲載紙 中日新聞・東京新聞  2012/06/03   
資料情報1 『古典遊歴 見失われた異空間を尋ねて』 前田 速夫/著  平凡社 2012.4(所蔵館:中央  請求記号:/910.20/6130/2012  資料コード:7100509395)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1152066454

目次 閉じる

一 窟-籠りと再生
  記憶の貯蔵庫/生と死の断絶/物語の発生する場所
二 野-禁じられた愛
  松の樹に変身した男女/「視るな」の禁/異類婚、族外婚の悲劇
三 泉-入水する女
  水の誘惑/伝説歌と高橋虫麻呂/折口信夫の『水の女』
四 竹-伝承のミッシング・リンク
  丹後の国へ/斎宮誕生まで/伊余部連馬養という男
五 渚-時の岸辺
  土佐国流離/近づく都/歌と散文
六 道-好色と流離
  なぜ『伊勢物語』なのか/「東下り」の位相/「歌枕」というトポス
七 簾-兄妹相姦の闇
  理屈では説明のつかないインセスト・タブー/冥府を往来する小野篁 『篁物語』のトポロジー
八 川-荒ましき瀬音
  宇治の時空間/人形・浮舟/夢の浮橋
九 瓢-皇女の矜持
  輝かしい逃亡/丈部直不破麻呂と武蔵竹芝/瓢と杓とかわらけ
十 夷-知らぬ世界
  異界への入口/日本の異族/ホロド沼伝説
十一 島-辺土の流人
  俊寛の鬼界ケ島/南海の本土伝承/極東のユリシーズ
十二 花-中世の歌びと
  雪月花の時/世上の乱逆耳に満つと雖も/桜の樹の下には
十三 栖-脱俗と風狂
  別所と草庵/ただいまの一念/「物狂ひ」の系譜
十四 聖-躍る身体
  他力か、自力か/一遍の遊行/はねばはね踊らばをどれ
十五 悪-自由狼藉の世界
  歴史叙述と文学/不透明な近未来/あぶれ者たちのゆくえ
十六 坂-境界とカオス
  逢坂の関と蟬丸/天皇制の深層構造/能の舞台空間
十七 潟-殺生禁断地獄
  東の辺土・外ケ浜/ウトウはアイヌ語?/白山信仰の浸透
十八 座-乱世のエア・ポケット
  付合の妙/精神の共同体/連歌師と旅
十九 門-遍歴と蘇生
  説経の世界/天王寺の後戸/折口・三島・寺山以後
二十 辻-出遭いの場所
  「のさ」と「まめ」/狂言の笑い/辻の民俗
二十一 廓-「非・場」の論理
  世之介登場/女護の嶋の夢/元禄のフォークロア
二十二 風-風羅坊という生き方
  立志/旅立ち/風のトポス
二十三 橋-道行の時空
  口伝解禁/時代物と世話物/死出のエロス
二十四 狂-増殖する狂言綺語
  故郷離脱者の江戸/猛烈な猥語とスカトロジー/非常の人
二十五 連-都市文人のサロン
  昼の顔と夜の顔/パロディと平衡感覚/知のネットワーク
二十六 乱-亡命者の気炎
  綾足出奔/まつろわぬ者たち/不在の天皇
二十七 霊-異界幻視
  『白峯』の文学空間/狂蕩の心/最晩年の秋成と『春雨物語』
二十八 信-鉄壁の同語反復
  「歌のまなび」と「道のまなび」/「日の神論争」/小林秀雄の『本居宣長』
二十九 白-美しさと哀しみと
  かな書の詩人/人に非ざる者/臨終の蕪村
三十 粋-江戸前作家の矜持
  黄表紙と洒落本/「通」と「うがち」/山東京伝とその時代
三十一 幽-異界からの伝言
  死後の安心/天狗小僧・寅吉/土俗への眼差し
三十二 堀-江戸の暗黒水系
  忠臣蔵のパロディ/猥雑とグロテスク/境界を踏み抜く
三十三 還-反近代のエートス
  物類相感/民俗の構想力/百年の知己