井藤 元/著 -- 京都大学学術出版会 -- 2012.5 --

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中央 3階C 一般図書 /115.7/5042/2012 7100524892 配架図 Digital BookShelf
2012/06/07 可能 利用可   0
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ISBN 4-87698-230-1
ISBN13桁 978-4-87698-230-1
タイトル シュタイナー「自由」への遍歴
タイトルカナ シュタイナー ジユウ エノ ヘンレキ
タイトル関連情報 ゲーテ・シラー・ニーチェとの邂逅
タイトル関連情報読み ゲーテ シラー ニーチェ トノ カイコウ
著者名 井藤 元 /著
著者名典拠番号

110006191270000

出版地 京都
出版者 京都大学学術出版会
出版者カナ キョウト ダイガク ガクジュツ シュッパンカイ
出版年 2012.5
ページ数 11, 432p
大きさ 22cm
シリーズ名 プリミエ・コレクション
シリーズ名のルビ等 プリミエ コレクション
シリーズ番号 10
シリーズ番号読み 10
価格 ¥4400
内容紹介 シュタイナーに関する厖大なドイツ語文献を精査し、特にゲーテ、シラー、ニーチェの3人の思想家に対する彼の解釈を読み解くことによって、シュタイナー思想の本質を明らかにする。
書誌・年譜・年表 文献:p391~414
個人件名 Steiner, Rudolf,(1861-1925)(00457589)(ndlsh)
個人件名カナ シュタイナー ルードルフ
個人件名原綴 Steiner,Rudolf
個人件名典拠番号 120000283940000
個人件名 Steiner,Rudolf
個人件名カナ シュタイナー, ルドルフ
個人件名典拠番号 120000283940000
分類:都立NDC10版 115.7
資料情報1 『シュタイナー「自由」への遍歴 ゲーテ・シラー・ニーチェとの邂逅』(プリミエ・コレクション 10) 井藤 元/著  京都大学学術出版会 2012.5(所蔵館:中央  請求記号:/115.7/5042/2012  資料コード:7100524892)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1152066708

目次 閉じる

序論
  一 実践と思想の乖離状況
  二 先行研究の四類型
  三 本研究の方法
  四 第一の操作
  五 第二の操作
  六 本研究の構成
  七 「自由への教育」の内実
第Ⅰ部 通奏低音としてのシラー『美的書簡』
1章 転回期
  一 転回期からの出発
  二 伝記的背景
  三 ゲーテ研究の転回
  四 シュタイナーとシラー
  五 『美的書簡』をめぐって
2章 シラー美的教育論をめぐる諸論
  一 『美的書簡』への賛辞と批判
  二 『美的書簡』解釈はなぜ困難か
  三 『美的書簡』批判の四類型
3章 シュタイナーの基本構図
  一 ゲーテ=シラーの思想圏
  二 『美的書簡』とゲーテ『メールヒェン』
  三 「ゲーテ-シラー往復書簡」におけるシラーの告白
  四 ゲーテ『メールヒェン』とは
  五 「遊戯衝動」とは何か
  六 シラーの「二元循環的構図」
4章 シュタイナーの『美的書簡』解釈
  一 『メールヒェン』に潜在する構図
  二 『美的書簡』批判への回答
  三 『美的書簡』とゲーテ文学を合わせ鏡にする必要性
  四 シュタイナー思想を支える『美的書簡』の構図
補論1 シュタイナーによる『美的書簡』解釈の妥当性について
  一 『美的書簡』未完説を手がかりに
  二 「美(優美)」と「崇高」、両者の質的相違
  三 「崇高」における「混合感情」
  四 「パテーティッシュなもの」としての「崇高」あるいは「デモーニッシュなもの」としての「崇高」
  五 「美(優美)」と「崇高」の統合
  六 『崇高論』に基づく『美的書簡』再解釈の可能性
  七 『美的書簡』のアポリアをめぐって
補論2 「遊戯衝動」の具象化
第Ⅱ部 「ゲーテ自然科学」あるいは『ツァラトゥストラ』との対峙
5章 思想研究者シュタイナーのゲーテ自然科学研究
  一 思想研究者時代のシュタイナー
  二 シュタイナーとゲーテ自然科学
  三 「経験Erfahrung」と「思考Denken」
  四 無機的自然の認識、有機的自然の認識
  五 「直感的思考intuitives Denken」の能動性
  六 自然認識(Naturerkenntnis)から自己認識(Selbsterkenntnis)へ
  七 模範としてのシラー
  八 ゲーテ自然科学からゲーテ文学へ
6章 思想研究者シュタイナーのニーチェ研究
  一 シュタイナーとニーチェ
  二 ニーチェの形式
  三 シュタイナーのニーチェ論
  四 シュタイナーは「超人」をいかに読み解いたか
  五 ニーチェ思想への不満
  六 『自由の哲学』について
  七 「道徳的想像力」とは何か
7章 「自由の哲学」の舞台裏
  一 「道徳的想像力」の思想的背景
  二 ゲーテの自然認識
  三 ゲーテ的直観の「自己認識」への応用
  四 ゲーテとニーチェのはざまで
  五 ゲーテ自然科学及びニーチェ思想からの脱皮
第Ⅲ部 人智学的世界観の縮図としての『メールヒェン』もしくは『ファウスト』
8章 一九〇二年の『ファウスト』論
  一 霊的指導者時代のゲーテ文学研究
  二 霊的指導者時代のシュタイナー
  三 シュタイナーと『ファウスト』
  四 認識の無限の拡大
  五 『ファウスト』をシュタイナー人間形成論のプロトタイプと見る
  六 ファウストの遍歴
9章 一九一八年の『ファウスト』論
  一 『ファウスト』論Ⅱの射程
  二 「悪」
  三 人智学における「悪」の位置づけ
  四 知恵(Weisheit)としての「科学」
  五 人智学的「自由」とは何か
  六 『ファウスト』論の変遷にみる人智学の展開
10章 霊的指導者時代の『メールヒェン』論
  一 『メールヒェン』論の変遷
  二 三世界について
  三 「自由」獲得の前提としての自己変容
  四 高次の自己の誕生
  五 「自由」の獲得状態
  六 「メールヒェン論」αと「メールヒェン論」βの異同
  七 『メールヒェン』論と『ファウスト』論の通底と差異
  八 二世界の交流
補論3 「自由」の射程
  一 ゲーテ、シラー、ニーチェを超えて
  二 ライフサイクルの観点から見た「自由」
  三 宇宙進化論の観点から見た「自由」
  四 「社会有機体論」の観点から見た「自由」
  五 人智学的「自由」の思想的基盤
終章
  一 秘教から顕教へ
  二 三つのヴェール
  三 本書のまとめ
  四 シュタイナーと三思想家の関係
  五 人智学的人間形成論