資料詳細

目次

序

  一 「名君」の虚像と実像

  二 本書の構成

第一章 寛永期の光政藩政

  はじめに

  第一節 新田開発の意義

  第二節 仕置「仕かへ」の背景

  第三節 寛永十九年の「壁書」「掟」

  第四節 飢饉と在方の動向

  むすび

第二章 家臣団対策

  はじめに

  第一節 紀律強化と家臣団の動向

  第二節 京銀の貸付けと倹約の徹底

  第三節 軍制改革

  むすび

第三章 光政藩政の危機

  はじめに

  第一節 相次ぐ洪水被災

  第二節 光政「桀紂」

  第三節 農政の建て直し

  第四節 在方における矛盾

  むすび

第四章 熊沢蕃山・「花園会」勢力と光政

  はじめに

  第一節 蕃山・「花園会」勢力の重用

  第二節 池田出羽の光政批判

  第三節 蕃山の致仕

  第四節 光政と「江西学派」

  むすび

第五章 衰退する士風

  はじめに

  第一節 家中の在郷逼塞

  第二節 男色をめぐる問題

  第三節 池田主計事件

  むすび

第六章 宗教政策

  はじめに

  第一節 神社・寺院淘汰と神職請の展開

  第二節 上野寛永寺との争論

  第三節 天台宗寺院の返還と神職

  むすび

第七章 光政藩政末期の在方の矛盾

  はじめに

  第一節 津高郡百姓「目安」と『御諫箱之書付』

  第二節 解消されない危機

  第三節 「御救」の破綻

  むすび

第八章 軍役システムの破綻

  はじめに

  第一節 心学奨励と藩情

  第二節 寛文十年の「簡略」令

  第三節 「逼塞」人の救済

  むすび

総括

『御諫箱之書付』・『寛文七江戸へこし候諫箱ニ入書付』

  解題

  凡例

  『御諫箱之書付』

  『寛文七江戸へこし候諫箱ニ入書付』

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