資料詳細

目次

序章 単純化、地方化、そして台湾原住民社会

  1.「原住民族運動」開始以前を問う

  2.近代国家による単純化としての地方化

  3.戦前から戦後へ持続する地方化

  4.課題・方法と先行研究

  5.使用する史資料について

  6.フィールドについて

  7.呼称と表記

第一部 地方化を目指す「理蕃」統治

第一章 原住民の伝統的社会構造と国家による「蕃地」実効支配権奪取

  第一節 部落と首長

  第二節 ブダイ事件

第二章 実効支配確立後の「理蕃」統治と地方としての組み込み過程

  第一節 実効支配確立後の「理蕃」統治体制

  第二節 部落改変の方法

  第三節 「理蕃」統治の主軸としての地方化

第三章 稲作普及による農業の単純化と地方化、および文化の単純化

  第一節 本章の課題と方法

  第二節 台湾の「平地」におけるコメ政策とその影響

  第三節 理蕃事業「授産」とコメ

  第四節 理蕃事業「交易」とコメ

  第五節 白く塗りつぶす

  第六節 稲作普及と地方化

  第七節 もう一つの稲作と米食の普及

  第八節 小括

  第一部総括 戦前の地方化政策と単純化の作用

第二部 地方化を進める「山地」行政

第四章 「理蕃」統治と「山地」行政の連続性

  第一節 継承性と共通性

  第二節 連続と非連続の同居

第五章 「山地」行政とその施策の基本的性格

  第一節 分割行政の背後にある政治施策

  第二節 「山地」行政の過渡性と「山地」自治の単純化

第六章 「山地」行政体制

  第一節 「山地」行政体制における山地郷の位置づけ

  第二節 山地郷の組織と運営体制

  第三節 地方化完成の宣言と地方化政策の破綻

  第二部総括 戦後の地方化政策と単鈍化の作用

終章 結論と展望

  1.結論

  2.課題と展望

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