鈴木 宏子/著 -- 笠間書院 -- 2012.10 --

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所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 3階C 一般図書 /911.13/ム17/609 7101136484 配架図 Digital BookShelf
2012/12/27 可能 利用可   0

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ISBN 4-305-70675-1
ISBN13桁 978-4-305-70675-1
タイトル 王朝和歌の想像力
タイトルカナ オウチョウ ワカ ノ ソウゾウリョク
タイトル関連情報 古今集と源氏物語
タイトル関連情報読み コキンシュウ ト ゲンジ モノガタリ
著者名 鈴木 宏子 /著
著者名典拠番号

110003070060000

並列タイトル The Imagination of Japanese Court Waka:Kokin wakashū and Genji monogatari
出版地 東京
出版者 笠間書院
出版者カナ カサマ ショイン
出版年 2012.10
ページ数 9, 465, 9p
大きさ 22cm
価格 ¥12000
内容紹介 「古今集」と王朝和歌および「源氏物語」の中の歌について、歌や物語をつくりだす想像力の働きをよりよく理解するための3つの問題意識を念頭において考察する。
受賞情報・賞の名称 紫式部学術賞
受賞情報・賞の回次(年次) 第14回
個人件名 紫式部,(平安中期)(00270993)(ndlsh)
個人件名カナ ムラサキ シキブ,(ヘイアン チュウキ)(00270993)
個人件名 紫式部
個人件名カナ ムラサキシキブ
個人件名典拠番号 110000981830000
個人件名 紫式部
個人件名カナ ムラサキシキブ
個人件名典拠番号 110000981830000
一般件名 和歌-歴史-平安時代-00574122-ndlsh
一般件名カナ ワカ-レキシ-ヘイアンジダイ-00574122
一般件名 和歌-歴史 , 源氏物語
一般件名カナ ワカ-レキシ,ゲンジ モノガタリ
一般件名典拠番号

510388410150000 , 530155700000000

分類:都立NDC10版 911.13
資料情報1 『王朝和歌の想像力 古今集と源氏物語』 鈴木 宏子/著  笠間書院 2012.10(所蔵館:中央  請求記号:/911.13/ム17/609  資料コード:7101136484)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1152161940

目次 閉じる

序章 王朝和歌の想像力-本書の構成と問題意識-
Ⅰ 古今和歌集と和歌史
一章 古今和歌集の文学史
  一 仮名序が語る和歌史
  二 よみ人知らずの歌と六歌仙時代
  三 寛平期から『古今集』への飛躍
  四 『古今集』の創意
  五 桜の歌群に見る類型と個
二章 古今和歌集のレトリック-生動する歌ことば-
  一 『古今集』の「雁」の歌
  二 <景物の組合せ>-万葉から古今へ-
  三 <見立て>-漢詩文から和歌へ-
  四 <序詞><掛詞><縁語>
  五 歌ことばの連鎖
三章 古今和歌集の<喩>-表現・構文・配列-
  一 <喩>の研究小史
  二 見立ての<喩>/序詞の<喩>
  三 <喩>を含む歌の構文
  四 『古今集』の配列-実景から<喩>への移り変わり-
四章 <人知れず>とその周辺-万葉から古今へ-
  一 相聞から恋歌へ
  二 恋を隠す歌の系譜
  三 「人」とは誰か
  四 万葉の「人知る」/古今の<人知れず>
  五 <忍ぶれど…>型の成立
五章 古今和歌集の恋歌
  一 恋歌の中の和歌史
  二 恋三の方法-業平の歌の力-
  三 万葉の類句から古今の歌ことばへ-心象表現の展開-
  四 「忘らるる身」の発見/忍ぶ恋の成立
六章 溢れる「こころ」と型-在原業平「月やあらぬ」の歌を中心として-
  一 型と個の問題
  二 「月やあらぬ」の歌と詞書
  三 月から春へ-<月と梅の組合せ>からの逸脱-
  四 <景物の組合せ>の欠落-「世の中に」の歌-
  五 「代白頭吟」からの離陸
  六 「我が身ひとつ」-個の身体の発見-
  七 業平の歌の構造-「句切れ」と「対比」のリズム-
七章 <型>を創る力-紀貫之における歌集編纂と作歌-
  一 紀貫之のリテラシー
  二 『古今集』のための作歌の可能性-屛風歌の問題-
  三 『古今集』春歌の貫之の歌
  四 <桜を波に見立てる>型の創造
八章 紀貫之の恋歌
  一 歌集編纂という営み
  二 万葉相聞歌の<型>を継承する
  三 よみ人知らず歌の<型>を精錬する
  四 貫之から始まる<型>
九章 古今和歌六帖の史的意義
  一 『古今和歌六帖』とは
  二 『古今六帖』から見る十世紀後半の和歌の動態-「雁」を例として-
  三 『古今六帖』の中の和歌史-「忘る」「忘れず」を例として-
十章 和泉式部百首覚書-春歌二十首を読む-
  一 初期百首とはどのような作品か
  二 「和泉式部百首」について
  三 春歌の構成と配列
  四 春歌の表現
十一章 和泉式部百首恋歌十八首について
  一 「和泉式部百首」恋歌の特徴
  二 万葉的なるものへの志向
  三 女が「見る」恋歌
  四 不在の恋人を招来する歌
十二章 「語らへばなぐさむこともあるものを」-和泉式部の表現-
  一 『正集』一七三番歌の検討
  二 歌ことば「語らふ」と和泉式部
  三 「語らふ」ことによって「なぐさむ」という歌
十三章 王朝秀歌撰
  一 秀歌撰とは何か
  二 藤原公任の秀歌撰
  三 紀貫之の秀歌の変遷
十四章 平安歌人たちの稲荷-屛風歌・恋・風景-
  一 始まりは屛風歌から
  二 恋を司る神
  三 風景としての稲荷山
Ⅱ 源氏物語と和歌
十五章 三代集と源氏物語-引歌を中心として-
  一 『源氏物語』と和歌
  二 三代集の引歌
  三 『古今集』雑下と『源氏物語』
  四 『後撰集』に見られる父祖の系譜
  五 『拾遺集』から初音巻へ
十六章 若紫巻と古今集
  一 若紫巻の構造
  二 若紫巻と『伊勢物語』
  三 紫の上求婚歌群と『古今集』(一)-晩春の北山-
  四 紫の上求婚歌群と『古今集』(二)-晩秋から初冬へ-
  五 藤壺宮との逢瀬と『古今集』恋三
十七章 紫の上の歌-贈答歌・独詠歌・唱和歌-
  一 光源氏への返歌から贈歌へ、そして他者に開かれる歌へ
  二 光源氏との贈答歌(一)-男君に与えられたことば-
  三 光源氏との贈答歌(二)-会話からいざなわれる贈歌-
  四 返歌をされる独詠歌-構答歌・独詠歌・唱和歌の分類-
  五 開かれていく歌-哀傷の唱和歌-
十八章 葛藤する歌-藤壺宮の独詠歌について-
  一 藤壺宮の歌の難しさ
  二 紅葉賀巻試楽翌朝の贈答歌
  三 花宴巻の独詠歌と語り
  四 独詠歌によって表現されるもの
十九章 藤壺宮の流儀-「袖ぬるる露のゆかりと思ふにも」-
  一 藤壺宮の三組目の贈答歌
  二 解釈上の三つの問題点
  三 「なほうとまれぬ」の表現史
  四 「袖ぬるる露のゆかり」
二十章 光源氏の渇愛-物語の歌を読む豊かさ-
  一 賢木巻の贈答歌
  二 光源氏の「心」を見つめる藤壺宮
  三 解釈上の問題点
  四 光源氏の歌
  五 王朝物語の外への想像力
  六 藤壺宮の歌
  七 「心」を「仇」と知る
  八 藤壺宮の出家へ
二十一章 <心を置く>という和歌-愛情と隔意のはざま-
  一 解釈上の疑問
  二 <心を置く>の意味
  三 「心をかける」と「心を隔てる」
  四 再び藤壺宮の歌へ
二十二章 本居宣長『玉の小櫛』の和歌解釈-光源氏と藤壺宮の贈答歌-
  一 歌を詠む者は『源氏物語』を読め
  二 「言ふよしなき心地」
二十三章 琴と潮騒-光源氏と明石の君の贈答歌-
  一 明石の君の物語と歌
  二 須磨・明石の基調音と光源氏の琴
  三 詩歌の中で培われた聴覚表現
  四 求愛の贈答歌-「宿の梢」「まだ見ぬ人」-
  五 逢瀬の夜の贈答歌-「むつごと」「明けぬ夜にまどふ心」-
  六 離別の歌と再会の歌
  七 潮騒の途絶えるとき-贈答歌の終焉-
二十四章 幻巻の時間と和歌-想起される過去・日々を刻む歌-
  一 光源氏最後の一年
  二 想起される過去-雪の暁・花の庭-
  三 過去をなぞる人々-蛍兵部卿宮・女三の宮・明石の君-
  四 花散里の歌-その解釈の再検討-
  五 日々を刻む歌-「宿」から「今日」へ-
  六 過去との訣別-「長恨歌」と『竹取物語』-
終章 水なき空に立つ波-この本を編んでいたころ-