資料詳細

目次

序章 フレッチャーとその研究史

  1 研究史の整理と課題

  2 フレッチャーとその時代

第Ⅰ部 歴史叙述と国民的政治共同体

第1章 イングランド常備軍論争

  1 常備軍論争の経過

  2 「ゴシック的」均衡の形成と解体

  3 商業文明と民兵キャンプ-トランドとフレッチャー-

  4 「ゴシック的」均衡と「真実の均衡」-フレッチャーとデフォー-

  むすびにかえて-常備軍論争の意義-

第2章 スコットランドの歴史叙述と国制論

  1 歴史叙述の変遷-メイジャーとブキャナン-

  2 合邦期の「古来の国制」論-ジョージ・リドパス-

  3 合邦と歴史叙述-シートンとクラーク-

  4 ゴシック政体論と「古来の国制」論

  むすびにかえて

第3章 「奢侈」と「貧困」

  1 「奢侈」と「壮麗」

  2 「ダリエン計画」と経済発展

  3 貧困の救済策-「家内奴隷制」論と農業改革論-

  むすびにかえて

第Ⅱ部 世界君主制とヨーロッパ連邦

第4章 専制と世界の奴隷化

  1 一七世紀における「国家的利益」をめぐる言説-ロアンとテンプル-

  2 『スペイン論』の意図

  3 スペイン衰退の原因と復興案

  4 世界帝国への道

  5 危機への対応-ダヴナント、リドパス、トランド、フレッチャー-

第5章 農業主義と国際平和

  1 『対話の説明』の課題と構成

  2 ロンドンの習俗の腐敗

  3 王権制限論

  4 合邦論争の論点-法、教会、貿易-

  5 包括的合邦批判

  6 対アイルランド政策批判

  7 「真実の利益」と国際平和の構造

  むすびにかえて

第6章 「ブリテン問題」と政治算術

  1 国家理性と必要性の原理

  2 政治算術と貿易観

  3 「アイルランドのイングランド人」-モリニーとブルースター-

  4 合邦と富の集中-マックスウエルとトランド-

  5 世界市民と統治の技術

  むすびにかえて

終章 <合邦>から<啓蒙>へ

  はじめに

  1 合邦後の貴族とジェントリ

  2 農業知識改良者協会

  3 都市の改善と国民の繁栄

  4 習俗と産業の歴史叙述

  5 洗練の都市とインダストリ

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