資料詳細

目次

序章 「福祉国家の危機」と若年失業問題

第1章 アイズミテック偽装請負問題の概要と偽装請負をめぐる整理

  1 調査対象とアイズミテック労働問題の経緯

  2 請負労働者の基本属性と労働条件

  3 偽装請負をめぐる法的関係

  4 偽装請負に対する現在の司法判断

  5 請負制度から雇用労働への変化

第2章 偽装請負のもとで働く若年労働者の労働過程

  1 請負労働者の労働過程

  2 制御板による調整

  3 職務分離の曖昧化

  4 新人請負労働者の技能形成

  5 改善活動と労働者の抵抗

  6 技能を中心とした職務集団の確立

第3章 トヨタ生産方式と労働者の抵抗

  1 2000年以降におけるトヨタグループ経営方針の変化

  2 部品サプライヤーの技術的対応とその限界

  3 部品サプライヤーの労働再編成的対応

  4 労働再編成に対する請負労働者の抵抗

第4章 労働組合結成と指揮・命令関係および労務管理

  1 請負労働者に対する賃金および採用と解雇の決定権

  2 請負労働者に対する指揮・命令関係の変化

  3 請負リーダーの役割とその機能

  4 自動車産業における労働者管理の特徴

  5 偽装請負のもとでの労務管理

  6 「統合」されない請負労働者

第5章 請負労働者組合運動における既存労働組合の役割

  1 請負労働者組合結成時における既存労働組合の影響

  2 請負労働者組合による職場活動の到達

  3 請負労働者組合による職場活動の制限

第6章 労働組合結成と地域労働市場

  1 請負労働者の出身階層とその供給源

  2 徳島県北東部地域労働市場の状態悪化

  3 請負労働者の求職手段と職業経歴

  4 請負労働者の賃金水準

第7章 社会関係資本と請負労働者の生活

  1 社会関係資本と余暇生活および世帯形成

  2 家族ネットワークと請負労働者の生活

  3 請負労働者の「反学校文化」

終章 強調される自己責任論と主体としての若年労働者

  1 リスク社会論と個人化の進展

  2 主体としての若年労働者

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