入谷 秀一/著 -- 大阪大学出版会 -- 2013.3 --

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中央 3階C 一般図書 /134.9/5269/2013 7102336873 配架図 Digital BookShelf
2013/07/05 可能 利用可   0
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ISBN 4-87259-419-5
ISBN13桁 978-4-87259-419-5
タイトル かたちある生
タイトルカナ カタチ アル セイ
タイトル関連情報 アドルノと批判理論のビオ・グラフィー
タイトル関連情報読み アドルノ ト ヒハン リロン ノ ビオグラフィー
著者名 入谷 秀一 /著
著者名典拠番号

110005436750000

出版地 吹田
出版者 大阪大学出版会
出版者カナ オオサカ ダイガク シュッパンカイ
出版年 2013.3
ページ数 8, 412p
大きさ 22cm
価格 ¥6800
内容紹介 20世紀ドイツ最大の哲学者アドルノのテクストには、相反的な志向が交錯している。そのさまを、先人たちとの関係・アドルノ自身との関係・後継者たちとの関係という観点から、追跡する。
書誌・年譜・年表 文献:p390~408
個人件名 Adorno, Theodor W.,(1903-1969)(00431032)(ndlsh)
個人件名カナ アドルノ テーオドール・ヴィーゼングルント
個人件名原綴 Adorno,Theodor Wiesengrund
個人件名典拠番号 120000001920000
個人件名 Adorno, Theodor Wiesengrund
個人件名カナ アドルノ, テオドーア ビーゼングルント
個人件名典拠番号 120000001920000
一般件名 批判理論-ndlsh-01134339
一般件名カナ ヒハンリロン-01134339
分類:都立NDC10版 134.9
資料情報1 『かたちある生 アドルノと批判理論のビオ・グラフィー』 入谷 秀一/著  大阪大学出版会 2013.3(所蔵館:中央  請求記号:/134.9/5269/2013  資料コード:7102336873)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1152252306

目次 閉じる

序章 アドルノという気がかり
  一、アドルノの単純ならざるビオ・グラフィー
  二、本書の構成
  三、かたちある生
  四、アドルノという気がかり
-先人たち
第一章 全体性の幻想-アドルノとワーグナー
  一、アドルノにおける「ワーグナーの場合」
  二、芸術の二重性格へのかかわり-アルブレヒト・ヴェルマーのアドルノ論を手がかりに
  三、音楽・哲学・政治-一九三〇年代のアドルノの配置図
  四、アドルノの『試論』
  五、中間休止-ワーグナー克服のまなざし
  六、全体性の幻想-回帰するワーグナー
第二章 生の肯定か否定弁証法か-ニーチェとアドルノ
  一、ニーチェからアドルノへ、あるいはその逆
  二、ニーチェと『啓蒙の弁証法』との単純ならざる関係
  三、ニーチェ・ワーグナー・アドルノ
  四、模倣への抵抗、あるいは強制なき模倣
-形成された思想
第三章 アドルノの「自然史」について-その理論的可能性の再検討
  一、アドルノの歴史哲学をわれわれはどう評価すべきなのか
  二、歴史は存在するか-『啓蒙の弁証法』をめぐる論争のスケッチ
  三、「自然史」という思考形式の道のり
  四、結語-移ろいやすさの経験にむけて
第四章 知識人の住まう風景-アドルノとサイード
  一、アドルノとサイード-交錯する二人の漂泊者と知識人の使命
  二、内面性の批判-アドルノのシューベルト論とキルケゴール論
  三、場違いなものを開示する試み-『ミニマ・モラリア』の風景
  四、同時代人批判としてのアドルノのハイデガー論
  五、終わりに-批判理論の身体
第五章 震える理性-アドルノはカントから何を学んだか
  一、問い-いかなる意味でアドルノはカント主義者であったか
  二、形而上学と唯物論との間で-アドルノにおける超越論的思考?
  三、崇高-カント継承問題の射程
  四、アドルノのカント批判-『啓蒙の弁証法』と『否定弁証法』
  五、エージェントとしてのオデュッセウス-representationの問題圏へ
  六、犠牲者=命令者としての構想力-『判断力批判』における崇高のドラマ
  七、ユートピア、和解、そして不協和音-カントをカントとともにカントに反して読むアドルノ
  八、想像力の失敗-『美の理論』の中心的問題圏へ
  九、震える理性-再度、アドルノ対カント
-後継者たち
第六章 非同一的なものの承認-アドルノからホネットへ
  一、アドルノとハーバーマスとの間で-ホネットによる社会哲学のパラダイム・シフト
  二、コミュニケーション行為論の承認論的転回とその射程
  三、身体、この社会的なるもの-アドルノからホネットへの架橋
  四、承認論的オプティミズムと美的ペシミズムとの間で
第七章 生命倫理の時間論-生活史をめぐって(1)
  一、生命倫理は永遠回帰の夢を見るか-現状と問題提起
  二、脱自然化される生の共同体-われわれの将来としてのイスラエルの生政治?
  三、分割不可能な生の作者性に基づく倫理学の構築-ハーバーマスの場合
  四、倫理的行為の非同時的な可逆性-ハンス・ヨナスの場合
  五、終わりに-生活史の星座的な価値
第八章 非同一的な時間の承認-生活史をめぐって(2)
  一、環境概念の再検討
  二、生命倫理と環境倫理のインテグレーション(1)-「財」としての自然像の再考
  三、生命倫理と環境倫理のインテグレーション(2)-広井良典の公共政策論とライフサイクル論
  四、多様なライフヒストリーを承認するための道徳的動機づけ-アクセル・ホネットの承認論を手がかりに
  五、終わりに-自然を教育する/自然から学ぶ、という問題の起点へ
第九章 制度の道徳的基礎づけは可能か-ホネット承認論の現在
  一、制度としての相互承認-ヘーゲルへの接近
  二、「AI」
  三、残された問題
-ビオグラフィーの哲学的問題圏へ/自己と他者との間で
第十章 何が「君自身について物語れ」と命じるのか-オートビオグラフィー・ビオグラフィー・ビオポリティーク
  一、序
  二、何が「君自身について物語れ」と命じるのか
  三、変容する自伝のイメージ
  四、他者とのコンフリクト、および和解の場としての自伝
  五、オートビオグラフィー・ビオグラフィー・ビオポリティーク
第十一章 アドルノとは誰か-ビオグラフィーのビオポリティーク