楊 海英/著 -- 勉誠出版 -- 2013.6 --

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中央 書庫 一般図書 /316.8/5531/2013 7102680027 Digital BookShelf
2013/09/17 可能 利用可   0

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ISBN 4-585-22057-2
ISBN13桁 978-4-585-22057-2
タイトル 植民地としてのモンゴル
タイトルカナ ショクミンチ ト シテ ノ モンゴル
タイトル関連情報 中国の官制ナショナリズムと革命思想
タイトル関連情報読み チュウゴク ノ カンセイ ナショナリズム ト カクメイ シソウ
著者名 楊 海英 /著
著者名典拠番号

110002376520000

出版地 東京
出版者 勉誠出版
出版者カナ ベンセイ シュッパン
出版年 2013.6
ページ数 12, 237p
大きさ 20cm
価格 ¥2600
内容紹介 周辺民族の目に、中国の共産主義革命はどう映っていたのか。日本の知識人・研究者は近代以降の中国をどう捉えてきたか。日本在住のモンゴル人である著者が、中国独特のナショナリズムの構造を鋭く分析する。
書誌・年譜・年表 文献:p219~227
一般件名 民族問題-中国-ndlsh-00614317
一般件名カナ ミンゾクモンダイ-チュウゴク-00614317
一般件名 民族問題-中国 , 内モンゴル自治区-歴史
一般件名カナ ミンゾク モンダイ-チュウゴク,ウチモンゴル ジチク-レキシ
一般件名典拠番号

511411020460000 , 520426210050000

分類:都立NDC10版 316.822
資料情報1 『植民地としてのモンゴル 中国の官制ナショナリズムと革命思想』 楊 海英/著  勉誠出版 2013.6(所蔵館:中央  請求記号:/316.8/5531/2013  資料コード:7102680027)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1152294550

目次 閉じる

序章 悪魔としての「革命」が生んだ中国の官制ナショナリズム
  1 「孫文支援」という日本の歪んだ片思い
  2 迷惑な孫文と「小日本」
  3 中国を相対化しよう、日本自身も
  4 中国内部の日本
  5 駆逐された側の正義
  6 不可避な国民国家の再編と再々編
  7 中国の官制ナショナリズム
  8 日本を敵視する精神的な土壌
第1部 モンゴルから見た中国
第1章 中国「革命」の本質は対モンゴル暴力
  1 忘却しなかったモンゴルの歴史と民族性
  2 独立と「革命」のあいだ
  3 改竄された歴史の悲哀
  4 ホームランドと民族国家
  5 「革命」の結末-民族解放運動への清算
  6 歴史の略奪と抹殺、そして見直すべき「ヤルタ協定」
第2章 「革命の継続」はモンゴル人・ジェノサイド
  1 「民族の消滅」を実現させようとする中国
  2 モンゴル人の記憶と中国文化大革命資料
  3 再清算された民族自決の歴史-中共中央の公文書は語る
  4 「内モンゴル人民革命党員を抉り出し、粛清する」運動
  5 モンゴル人男性を征服するための女性凌辱
  6 歴史とイデオロギーに基づくジェノサイド
第2部 近現代日本が捉えてきた中国
第3章 日本の進歩的知識人の中国観
  1 モンゴル人から見た中国人の穴居と人豚同居
  2 「糞の垂れた」尻-竹内好の蒙疆旅行
  3 「お尻の割れた子供服」賛美-高橋和巳の中国報告
第4章 「救々文化」から「破壊力」の究明へ
  1 文献学を発展させた民族学・文化人類学的研究
  2 「動態」の討究
  3 協同作業で実現された「復元」と「再構築」
  4 ネイティブ人類学者の仕事
  5 曖昧な喪失-主人公になれない「主体民族」
  6 「主体」のなかの個人-日本人が描くモンゴル像の衝撃
  7 「救々文化」の限界とそれを超える方法
第3部 現代中国の性質
第5章 植民地支配と大量虐殺、そして文化的ジェノサイド
  1 共犯のサルベージ人類学
  2 植民地支配
  3 大量虐殺
  4 文化的ジェノサイド
  5 継続する社会主義植民地体制
終章 中国の官制ナショナリズムを少数民族の視点からよむ
  1 官制ナショナリズムに利用されてきた日本の善意:対中国ODA
  2 尖閣諸島問題と植民地内モンゴルの共通性
  3 官制ナショナリズムの醸成方法
  4 贈られる鼎と盗まれる祖先-中国人の領土意識のレトリック
  5 今も続く植民地支配と必要不可欠な戦後体制の見直し