上淵 寿/編 -- 新曜社 -- 2013.9 --

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所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 3階C 一般図書 /140.4/5069/2013 7102739518 配架図 Digital BookShelf
2013/10/04 可能 利用可   0

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ISBN 4-7885-1355-6
ISBN13桁 978-4-7885-1355-6
タイトル フィールド心理学の実践
タイトルカナ フィールド シンリガク ノ ジッセン
タイトル関連情報 インターフィールドの冒険
タイトル関連情報読み インターフィールド ノ ボウケン
著者名 上淵 寿 /編, フィールド解釈研究会 /編
著者名典拠番号

110004048550000 , 210001410890000

出版地 東京
出版者 新曜社
出版者カナ シンヨウシャ
出版年 2013.9
ページ数 7, 219p
大きさ 22cm
価格 ¥2500
内容紹介 タテマエや方法論だけではすまない現場研究。実践で戸惑い、悩み、悶える体験をインターフィールドの視点から掘り下げ、事例と理論の両面から複眼的に考察する。
一般件名 質的心理学-ndlsh-01156212
一般件名カナ シツテキシンリガク-01156212
一般件名 心理学
一般件名カナ シンリガク
一般件名典拠番号

510995400000000

分類:都立NDC10版 140.4
資料情報1 『フィールド心理学の実践 インターフィールドの冒険』 上淵 寿/編, フィールド解釈研究会/編  新曜社 2013.9(所蔵館:中央  請求記号:/140.4/5069/2013  資料コード:7102739518)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1152330064

目次 閉じる

序章 インターフィールド研究の実践
第Ⅰ部 フィールドですれ違う
1章 「問題」を取り上げる-「問題」とは何か?誰にとっての問題か?
  1.問題化によって可能になるもの
  2.問題化が不可能にするもの
  3.問題化がめざすもの
<ケース>あの時あれでよかったか-保育カンファレンスからの省察
  1.初めての保育の場、A幼稚園との出会い
  2.保育の場に参加した学生としての私
  3.「ずれ」る-視点が違うことへの戸惑い
  4.問いを問う
  5.プロセスの中の私
  6.おわりに-保育の場が「私」と「あの時」をどのように見ていたのか
2章 意味づけの功罪-人はつまずいて意味づけを行う
  1.質的研究における「意味づけ」の位置
  2.意味づけに絡む要因の整理
  3.研究者の「意味づけ」の効用と問題
  4.「意味づけ」が困難な状況
  5.フィールドを意味づける、フィールドに意味づけられる
  6.肉体の意味づけ
  7.とりあえず終わりに-意味づけはどこまでも…
<ケース>観察者が意味づけをためらうとき
  1.ある出来事
  2.誰かの行為を見ること
  3.意味づけることと義務・責任
  4.学校というフィールドで<大人>であること
  5.おわりに
第Ⅱ部 フィールドで生かされる
3章 見えることと共振のダイナミクス
  1.見ること、見えること
  2.見えるとは?-幼稚園の観察事例から
  3.見ようとすれば見えるようになるのか?
  4.フィールドの実践に共振する
<ケース>日常をサバイヴするジェンダー実践-かつて<女子中学生>だった私への共感
  1.はじめに-「オネエサン」から「オバサン」に交差する視線の中で
  2.フィールドをサバイヴする調査者
  3.おわりに-フィールドにおける出会いの限界と可能性
4章 フィールドの狭間でもだえる自己-自己論から他者論、そして身体論へ
  1.自己の二重性の問題
  2.「研究者」としての私と「共同実践者」としての私
  3.ポジション
  4.ポジションから情動へ、身体へ
<ケース>「役に立つ」ことにこだわる<私>へのこだわり-B幼稚園での動揺から
  1.はじめに
  2.「役に立つ」ことの難しさ
  3.「役に立つ」ことへの<私>のこだわり
  4.「役に立てない」ことに動揺した<私>の変化
  5.「役に立つ」ことへのこだわりのサイクル
  6.現在の「役に立つ」ことにこだわる<私>
  7.結びにかえて-<私>へのこだわり
5章 「正義」の実践・実践の「正義」
  1.はじめに-フィールドにおける「正義」の所在
  2.正義の責任
  3.正義の声-語られた言葉の重さと書ける言葉の軽さ
  4.おわりに-「正義」を問うことの、その先へ
<ケース>学習を<促す/妨げる>デザイン-地域の日本語教室を例にして
  1.はじめに
  2.学習環境のデザインとは
  3.空間や道具のデザインの重要性
  4.日本語教室A
  5.日本語教室B
  6.日本語教室C
  7.日本語学習を促す学習環境とは
  8.まとめ
6章 語られる局所性
  1.局所性と全体性
  2.個別性・一般性
  3.局所と共同体
  4.おわりに
<ケース>子どもといる私のアクチュアリティと発現する局所性との間で
  1.フィールド研究における局所性の問題
  2.感知される局所性の変化
  3.語りの中で変化する局所性
  4.研究者に求められる局所性に対する2つの認識
第Ⅲ部 フィールドを味わいあう
7章 実践事例の記述と解釈の基盤
  1.保育・教育の記録と解釈
  2.複数の人間による解釈と了解の形成
  3.解釈の違いに影響する立場
  4.異なる実践現場の間での解釈の違い
<ケース>小学5年生の小集団学習事例の記述と解釈の実践-観察当事者として
  1.はじめに
  2.取り上げた場面の決定プロセス
  3.事例の記述と考察
  4.掘越による事例記述と解釈を読んで-違いが生じた理由とは?
<ケース>小学5年生の小集団学習事例の記述と解釈の実践-第三者として
  1.筆者の戸惑いとスタンス
  2.授業の全般的な印象と教師の対応
  3.児童へのまなざし(主に男子Yについて)
  4.調査者市川の事例と解釈を読んで-「見つづける」ことと解釈妥当性
<メタ解釈>小学5年生の小集団学習事例の記述と解釈の実践-2つのケース
  1.知らないからこその詳細な記述
  2.ビデオ映像の記述と解釈の妥当性
  3.「らしさ」を捉える枠組み
  4.解釈基盤の違い
  5.まとめ-記述と解釈の内側と外側
8章 質的研究を読むこと・読まれること
  1.書き手-読み手-フィールド協力者のテクストを媒介にした関係性
  2.読むことと解釈共同体
  3.読むことの個性
  4.読むことの倫理
<ケース>麻生武著『身ぶりからことばへ』をめぐる読みの実践-事例研究の説得力とは何か
  1.系の内側からの観察
  2.麻生研究の記述と解釈
  3.筆者の履歴と麻生研究の読み
  4.麻生研究への問い
<ケース>麻生武著『身ぶりからことばへ』をめぐる読みの実践-<私>による<私たち>の物語
  1.本書の試み
  2.共同的であるということ
  3.<私>に埋め込まれた<私たち>
  4.おわりに
<ケース>麻生武著『身ぶりからことばへ』をめぐる読みの実践-誰が『身ぶりからことばへ』を書いたのか?
9章 インターフィールド実践としての教育-心理学教育の立場から
  1.はじめに-高校生、受験生から、心理学専攻の大学生へ
  2.「しろうと」から「くろうと」へ
  3.研究するのは誰のためか
  4.「くろうと」が学ぶこと
  5.心理学における質的研究導入の問題
  6.「研究とは何か」の理解について