冨岡 悦子/[著] -- みすず書房 -- 2014.1 --

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中央 3階C 一般図書 /941.7/ツ3/613 7103434449 配架図 Digital BookShelf
2014/02/27 可能 利用可   0
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ISBN 4-622-07812-8
ISBN13桁 978-4-622-07812-8
タイトル パウル・ツェランと石原吉郎
タイトルカナ パウル ツェラン ト イシハラ ヨシロウ
著者名 冨岡 悦子 /[著]
著者名典拠番号

110004154500000

出版地 東京
出版者 みすず書房
出版者カナ ミスズ ショボウ
出版年 2014.1
ページ数 269p
大きさ 20cm
価格 ¥3600
内容紹介 ともに第二次大戦と収容所をくぐり抜けたパウル・ツェランと石原吉郎。二人の詩には、帰郷、死者など共通するモチーフがある。そうしたモチーフに沿って作品を対位法的に論じながら、非人間的なものに対抗する詩の倫理を探る。
書誌・年譜・年表 文献:p264~269
受賞情報・賞の名称 日本詩人クラブ詩界賞
受賞情報・賞の回次(年次) 第15回
個人件名 Celan, Paul,(1920-1970)(00435588)(ndlsh),石原, 吉郎,(1915-1977)(00021599)(ndlsh)
個人件名カナ イシワラ, ヨシロウ,(1915-1977)(00021599)
個人件名カナ ツェラーン パウル,イシハラ ヨシロウ
個人件名原綴 Celan,Paul
個人件名典拠番号 120000049420000 , 110000081800000
個人件名 Celan,Paul,石原 吉郎
個人件名カナ ツェラン, パウル,イシハラ ヨシロウ
個人件名典拠番号 120000049420000 , 110000081800000
分類:都立NDC10版 941.7
書評掲載紙 読売新聞  2015/02/17  1904 
資料情報1 『パウル・ツェランと石原吉郎』 冨岡 悦子/[著]  みすず書房 2014.1(所蔵館:中央  請求記号:/941.7/ツ3/613  資料コード:7103434449)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1152394033

目次 閉じる

第一章 二つの帰郷
  戦争を生き延びた二人の詩人
  パウル・ツェランの詩「帰郷」
  草稿が語ること-雪の丘と死者の目
  メルクマールとしての詩人
  石原吉郎の詩「サンチョ・パンサの帰郷」
  アレゴリーに託されたもの
第二章 かけがえのない死者
  第一詩集の出版まで
  ツェランの詩「アーモンドを数えよ」
  メタファーとしてのアーモンド
  石原のエッセイ「ペシミストの勇気について」
  石原の詩「五月のわかれ」
  最もよき私自身
第三章 呪いと祈りもたずさえて
  ツェランの詩「テネブレ」
  引用による詩の多層化
  告発と共苦
  石原の未刊詩篇「悪意」
  石原の詩「位置」
  最もすぐれた姿勢
第四章 連帯の磁場
  強制労働という装置
  ツェランの詩「掘り削られた心」
  ツェランの詩「かれらのなかに土があった」
  石原の詩「脱走」
  失語という仮死
  沈黙への打破
第五章 沈黙に生成された言葉
  戦後現代詩の命題
  「位置」の継承としての詩「麦」
  石原の詩「花であること」
  投壜通信としての詩
  ブーバーとツェランの二人称
  誰でもない者と無の対話「ほめうた」
第六章 詩は誰に宛てられているか
  ゴットフリート・ベンの「絶対詩」
  ツェランの詩「あかるい石たち」と「花」
  他者を求める言葉
  単独者への止揚
  石原の詩「しずかな敵」と「大寒の日に」
  細い橋のようなもの
第七章 光と風が問うもの
  共有された光の体験
  安息日と詩「ハヴダラー」
  糸と光のアレゴリー集合体
  望郷の詩「陸軟風」
  私を比喩とする風
  詩「北冥」とルアハ
第八章 人間と神
  プネウマの受胎
  息の転回としての詩
  ツェランの詩「あなたの言葉の光線風に」
  思想としての断念
  洗礼と断念
  石原の詩「海嘯」
第九章 何が不遜か
  ツェランの詩「糸の太陽たち」
  エーリヒ・フリートの応答
  人間たちの彼方の歌
  オルフォイスのように
  生き残ったものの不遜
  石原の散文詩「構造」
  栗原貞子の反発
第十章 あらゆる安息のかわりに
  第三次中東戦争とツェランの詩「思い浮かべよ」
  記憶の現在化
  住むことのできる土地
  『光の強迫』最終三部作
  第一の詩「曳航の時」
  第二の詩「あなたはあなたのままであれ」
  第三の詩「先だって働きかけるな」
第十一章 死はそれほどにも出発である
  聖書と単独者
  中間時の詩
  詩「全盲」と原罪
  詩「盲導鈴」を照らす光
  詩「疲労について」のパラドクス
  論理の矛盾をのり越える戦慄