西村 吉雄/著 -- コロナ社 -- 2014.3 --

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中央 書庫 一般図書 /547.0/5078/2014 7103719153 Digital BookShelf
2014/04/21 可能 利用可   0
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ISBN 4-339-01801-1
ISBN13桁 978-4-339-01801-1
タイトル 電子情報通信と産業
タイトルカナ デンシ ジョウホウ ツウシン ト サンギョウ
著者名 西村 吉雄 /著
著者名典拠番号

110000756750000

出版地 東京
出版者 コロナ社
出版者カナ コロナシャ
出版年 2014.3
ページ数 13, 254p
大きさ 26cm
シリーズ名 電子情報通信レクチャーシリーズ
シリーズ名のルビ等 デンシ ジョウホウ ツウシン レクチャー シリーズ
シリーズ番号 A-1
シリーズ番号読み A-1
シリーズの編者等 電子情報通信学会/編
シリーズの編者等の典拠番号

210000117170000

価格 ¥4700
内容紹介 電子情報通信分野の産業活動を歴史的に展望。インターネット下での産業や社会がどういう方向に向かうのかを考察するとともに、日本の電子情報通信産業の衰退の原因を探る。
書誌・年譜・年表 文献:p239~248
一般件名 電子工業-歴史-ndlsh-00606174,情報産業-歴史-ndlsh-00597454
一般件名カナ デンシコウギョウ-レキシ-00606174,ジョウホウサンギョウ-レキシ-00597454
一般件名 電気通信-歴史 , 電子工学-歴史 , 情報工学-歴史
一般件名カナ デンキ ツウシン-レキシ,デンシ コウガク-レキシ,ジョウホウ コウガク-レキシ
一般件名典拠番号

511212410120000 , 511215510080000 , 510976910050000

分類:都立NDC10版 547.09
資料情報1 『電子情報通信と産業』(電子情報通信レクチャーシリーズ A-1) 西村 吉雄/著  コロナ社 2014.3(所蔵館:中央  請求記号:/547.0/5078/2014  資料コード:7103719153)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1152412318

目次 閉じる

1.本書の構成と執筆方針
  1.1 半導体とコンピュータがもたらしたもの
  1.2 分業構造の転換を時代区分とする
  1.3 電子情報通信という分野
第Ⅰ部 20世紀前半まで
2.電気通信とメディアの形成
  2.1 19世紀に電信が大産業に成長
  2.2 19世紀後半に電話事業が始まる
  2.3 3極真空管による増幅の実現でエレクトロニクスが生まれる
  2.4 20世紀前半にラジオが無線放送メディアとして確立
  2.5 メディアとしてのテレビはラジオの後継者
  2.6 20世紀前半の米国はメディアの実験場
3.真空管からトランジスタへ
  3.1 電話網構築がトランジスタ開発の動機
  3.2 失敗の原因を求める過程で増幅を発見
4.プログラム内蔵方式コンピュータの誕生
  4.1 第2次世界大戦中の高速計算需要が「電子」計算機を生み出す
  4.2 プログラムの柔軟性を求めてプログラム内蔵方式へ
  4.3 オペレーティングシステムの萌芽
  4.4 プログラム内蔵方式がハードウェアとソフトウェアをモジュール化
  4.5 ディジタル化がコンピュータを数値計算から解放
第Ⅱ部 半導体のたどった道
5.個別トランジスタから集積回路へ
  5.1 トランジスタでラジオを作る
  5.2 集積回路以前
  5.3 集積回路の概念とその製造工程
  5.4 比例縮小則とムーアの法則
  5.5 集積回路技術に内在する本質的矛盾
  5.6 半導体製造装置産業の成立
6.マイクロプロセッサの誕生
  6.1 マイクロプロセッサで集積回路技術の矛盾を克服
  6.2 顧客とメーカーの共同作業がマイクロプロセッサを実現
  6.3 マイクロプロセッサの産業的インパクトは巨大
7.半導体メモリの成長と日本半導体産業の盛衰
  7.1 半導体メモリ産業の成長
  7.2 日本の半導体メモリ産業が躍進
  7.3 半導体貿易摩擦
  7.4 日本DRAM産業が壊滅へ
  7.5 ムーアの法則がもたらすニヒリズム
8.半導体産業における設計と製造の分業
  8.1 集積回路の矛盾が再び激化
  8.2 設計と製造の分業
  8.3 半導体生産システムのオープン化とファウンドリの進化
  8.4 日本の半導体業界は分業を嫌い続けた果てに衰退
  8.5 ファブレスとファウンドリの存在感がますます大きくなる
第Ⅲ部 情報処理と通信の融合
9.汎用コンピュータの進展とモジュール化
  9.1 コンピュータの「世代」
  9.2 メモリと入出力装置
  9.3 IBMシステム/360-モジュール化設計で互換性を実現
  9.4 ハードウェアベンダーからソリューションビジネスへ
10.対話型コンピュータからパソコンへ
  10.1 対話型コンピュータの発祥
  10.2 ダウンサイジング
  10.3 パーソナルコンピュータの源流
  10.4 パソコンにおける水平分業
  10.5 水平分業の危険と垂直統合の誘惑
  10.6 水平分業では標準インタフェースが不可欠
11.ネットワーク外部性とモバイルコンピューティング
  11.1 ネットワーク外部性-勝ち組がますます勝ちやすくなる
  11.2 ネットワーク外部性による独占をどう克服するか
  11.3 モバイルコンピューティング
12.半導体とプログラム制御が他産業を電子化
  12.1 機械仕掛け→配線論理→プログラム制御
  12.2 自動車産業の電子化とモジュール化
  13.3 腕時計の電子化とスイス機械式腕時計の復活
13.通信のディジタル化と自由化
  13.1 交換機をプログラム内蔵方式で制御する-交換の電子化
  13.2 伝送のディジタル化
  13.3 100年ぶりの通信自由化
  13.4 固定電話から携帯電話へ
  13.5 伝送媒体の発展-人工衛星と光ファイバ
14.インターネットへ
  14.1 未来の図書館
  14.2 ARPAネットの構築
  14.3 パケット交換
  14.4 1970年前後という時代
  14.5 イーサネットとTCP/IP
  14.6 ARPAネットからインターネットへ
  14.7 インターネット利用の現状
第Ⅳ部 インターネットをインフラとする産業と社会
15.設計と製造の分業-EMSの発展
  15.1 インターネットは水平分業を促進
  15.2 なぜ電子情報通信産業で設計と製造の分業が進むのか
  15.3 EMSの発展
16.ウェブ2.0-ご乱心の殿より衆愚がまし
  16.1 ウェブ2.0という概念の登場
  16.2 ロングテール効果
  16.3 ビッグデータとデータセンター
  16.4 オープンソース活動-衆知を集めて良質の知に転化
  16.5 民主主義や市場経済との関連-ご乱心の殿より衆愚がまし
17.メディアルネサンス
  17.1 メディアとしての電話
  17.2 オーディオはメディアルネサンスの実験場
  17.3 テレビの来し方行く末
  17.4 新聞やテレビの広告依存型ビジネスモデルが存続困難に
  17.5 プロによるジャーナリズム不在は民主主義の危機
18.インターネット時代の研究開発モデル
  18.1 営利企業における研究開発の意味
  18.2 「中央研究所の時代」の興隆と衰退
  18.3 大学の役割の変化と産学連携
  18.4 イノベーションシステムにおける「官」の役割
  18.5 研究開発としてのオープンソース活動
  18.6 インターネット時代にピアレビューはふさわしいか
第Ⅴ部 第2次世界大戦後の日本に固有の問題
19.日本のコンピュータ産業
  19.1 国産コンピュータの誕生と発展
  19.2 日本独特の専用機:オフィスコンピュータと日本語ワードプロセッサ
  19.3 もう一つの計算の道具-電卓
  19.4 日本のパソコン-NECの「98」が一時代を築く
  19.5 ビデオゲーム産業におけるハードとソフトの攻防
  19.6 日本のインターネット活動
20.民生用電子機器の興亡
  20.1 米国の対日政策の変遷
  20.2 秋葉原の始まりと変容
  20.3 自主独立路線の電子部品業界
  20.4 民生用電子機器とテレビ関連産業の盛衰
  20.5 テレビ放送のディジタル化と薄型テレビ
  20.6 オプトエレクトロニクスでは日本の存在感が大きい
21.1985年以後
  21.1 輸出主導から内需主導へ-1985~2000年
  21.2 「10年で半減」ペースの衰退-2000年以後
  21.3 電子情報通信産業を取り巻く環境の1985年以後
22.日本の電子情報通信産業はなぜ衰退したのか
  22.1 電子情報通信産業に加わる四つの圧力
  22.2 過去との比較
  22.3 他地域との比較
  22.4 他産業(自動車産業)との比較
  22.5 日本の電子情報通信産業は設計と製造の垂直統合に固執
  22.6 成功体験から抜け出せるか