資料詳細

目次

序章

  はじめに

  第一節 本書の課題と台湾原住民

  第二節 研究史の整理と本書の構成

第一章 戦争報道の中の台湾

  はじめに

  第一節 戦争報道における台湾・台湾人表象の構図

  第二節 能久親王の「死」

  おわりに

第二章 台湾原住民教化政策としての「内地」観光

  はじめに

  第一節 第一回「内地」観光の概要

  第二節 重なり合う経験、すれ違う思惑

  第三節 台湾原住民にとっての「内地」観光

  おわりに

第三章 植民地主義と歴史の表象

  はじめに

  第一節 世紀転換期の台湾

  第二節 伊能嘉矩の「台湾史」記述

  第三節 伊能嘉矩の文明論的言説の歴史的位相

  おわりに

第四章 「帝国臣民」の外縁と「帝国」の学知

  はじめに

  第一節 領台直後における台湾原住民政策と原住民をめぐる法制度

  第二節 「生蕃」の国法上の地位をめぐって

  おわりにかえて

第五章 台湾原住民の法的位置からみた原住民政策の展開

  はじめに

  第一節 台湾原住民政策の概要(一八九五～一九〇三年)

  第二節 台湾原住民の法的位置をめぐって

  おわりに

第六章 「五箇年計画理蕃事業」という暴力

  はじめに

  第一節 「生蕃」「熟蕃」から「科学的分類」へ

  第二節 「分類」と統治実践

  第三節 「討伐」・服従化施策と「分類」

  第四節 隘勇線の「内」と「外」

  おわりにかえて

第七章 人間の「展示」と植民地表象

  はじめに

  第一節 学術人類館

  第二節 拓殖博覧会の中の植民地

  第三節 人間の「展示」と人類学

  おわりにかえて

第八章 一九三〇年代の台湾原住民をめぐる統治実践と表象戦略

  はじめに

  第一節 一九三〇年代の台湾原住民をめぐる統治実践

  第二節 「教化の成果」としての「文化」の称揚

  第三節 「原始芸術」という言説空間

  おわりに

第九章 台湾国立公園と台湾原住民

  はじめに

  第一節 田村剛の国立公園構想

  第二節 植民地台湾の「風景」

  第三節 台湾国立公園と「山地」

  おわりにかえて

第一○章 「原始芸術」言説と台湾原住民

  はじめに

  第一節 植民地台湾における原住民の「固有文化」への関心

  第二節 「原始芸術」という言説と時間認識

  第三節 宗主国日本における「始まり」の語りと「原始芸術」

  おわりにかえて

終章

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