目次

第一章 連邦主義

  はじめに

  1 連邦主義の歴史的素描

  2 連邦主義の二つの概念

  結びにかえて

第二章 カントのコスモポリタニズムと連邦主義構想

  はじめに

  1 永遠平和論の論理構造

  2 連邦主義の制度構想とコスモポリタニズム

  結びにかえて

第三章 第二次世界大戦後の世界連邦運動とその思想

  はじめに

  1 戦後の世界連邦運動の起源と経緯

  2 世界連邦運動の思想とそれへの反論

  結びにかえて

第四章 欧州連合の実験

  はじめに

  1 欧州連合とその連邦制のタイプ

  2 補完性の原理と分権型連邦主義

  3 分権型連邦主義への理論的示唆

  結びにかえて

第五章 ナショナリズム、愛国心、コスモポリタニズム

  はじめに

  1 ナショナリズムの持続的影響力

  2 愛国心とコスモポリタニズム

  結びにかえて

第六章 現代のコスモポリタニズム

  はじめに

  1 新しいアイデンティティーとしてのコスモポリタニズム

  2 世界の貧困の克服をめざすコスモポリタニズム

  3 核兵器出現後の政治と核廃絶の課題

  4 緊急課題としての国連改革

  結びにかえて

終章 分権型連邦主義とコスモポリタニズム

  はじめに

  1 近年の世界統合論の復権について

  2 「もう一つの世界」と世界政府論

  3 東アジアにおける和解と平和構築

  結びにかえて

付論 東アジアにおける和と共生の実現のために

  はじめに

  1 戦後日本の戦争責任への対応とその不十全性

  2 和、共生、正義

  結びにかえて

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