小西 一雄/著 -- 桜井書店 -- 2014.6 --

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中央 書庫 一般図書 /332.0/5222/2014 7104153335 Digital BookShelf
2014/07/11 可能 利用可   0

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ISBN 4-905261-20-9
ISBN13桁 978-4-905261-20-9
タイトル 資本主義の成熟と転換
タイトルカナ シホン シュギ ノ セイジュク ト テンカン
タイトル関連情報 現代の信用と恐慌
タイトル関連情報読み ゲンダイ ノ シンヨウ ト キョウコウ
著者名 小西 一雄 /著
著者名典拠番号

110002103850000

出版地 東京
出版者 桜井書店
出版者カナ サクライ ショテン
出版年 2014.6
ページ数 318p
大きさ 22cm
価格 ¥3700
内容紹介 マネーゲーム化した国際金融、停滞する先進各国の実体経済。それはなにを示しているのか。雇用不安と格差拡大に直面する国民生活。その原因はどこにあるのか。資本主義の今とこれからを深掘りする。
一般件名 資本主義-ndlsh-00570922
一般件名カナ シホンシュギ-00570922
一般件名 資本主義
一般件名カナ シホン シュギ
一般件名典拠番号

510872700000000

分類:都立NDC10版 332.06
資料情報1 『資本主義の成熟と転換 現代の信用と恐慌』 小西 一雄/著  桜井書店 2014.6(所蔵館:中央  請求記号:/332.0/5222/2014  資料コード:7104153335)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1152471058

目次 閉じる

序章 現代の産業循環・恐慌と信用
  はじめに
  第1節 バブル期と不況期でなにが違うのか
  第2節 不況は突然にやってくる
  第3節 産業循環・恐慌分析におけるマルクス経済学の優位性
  第4節 好況は自律的には訪れない
  第5節 「最初の衝撃」の型が決める産業循環の個性
  第6節 過剰生産・景気の過熱は不可避であり,資本の制限は資本そのものである
  第7節 不換制下の信用の役割と限界
  第8節 兌換制下の限度を超える信用膨張とその限界
第Ⅰ部 貨幣・信用論と現代
第1章 現代における貨幣と信用
  はじめに
  第1節 金廃貨論のおかしさ
  第2節 内生的貨幣供給論の陥穽
  おわりに
第2章 「信用創造論」の呪縛
  はじめに
  第1節 預金通貨の創造と預金それ自体の形成との混同
  第2節 自己資本・借入資本・信用資本
  第3節 マルクスの預金論
  第4節 マルクスは預金設定をどのように捉えていたか
  第5節 預金設定と信用創造の関係
  第6節 再び「預金通貨の創造と預金それ自体の形成との混同」について
  第7節 「請求権の堆積」と「信用創造」は同じことではない
  第8節 銀行貸出の増大と預金設定の関係および現金準備の役割
第3章 金ドル交換とその停止の意味
  はじめに
  第1節 ドルとポンドを同じ国際通貨という概念で捉えることはできない
  第2節 兌換制下の金準備と金現送
  第3節 不換制下における準備・介入通貨としての国際通貨
  第4節 金ドル交換の意味
  第5節 金ドル交換停止と国際通貨論争
  第6節 為替媒介通貨論の登場
  第7節 金ドル交換停止以降の国際通貨関係
第4章 現代の金融取引・収益の特徴と本質
  はじめに
  第1節 伝統的な金融取引における貨幣資本蓄積の特徴
  第2節 現代における金融取引と貨幣資本蓄積の特徴
  第3節 現代においても貨幣資本蓄積の本質的特徴は変化していない
  おわりに
第Ⅱ部 資本主義の成熟と転換
第5章 ドル体制の変容とアメリカ経済の転換
  はじめに
  第1節 インカムゲインからキャピタルゲインへ
  第2節 アメリカへの資本流入の特殊な性格
  第3節 ドル「危機」のパターンとアメリカからの資本逃避
  第4節 1990年代後半以降変化したアメリカの経常収支赤字への対応
  第5節 2001年不況から2008年恐慌へ
  第6節 ドル特権依存型成長と金融活動依存型成長の限界
  第7節 異次元の危機対策とその帰結
  おわりに
補論1 2003年度の巨額介入と短期資本移動
  はじめに
  第1節 2003年の日本の国際収支の異変
  第2節 グリーンスパンの一喝
  第3節 グローバリゼーション賛美論
  第4節 2003年の為替需給関係からみえる短資移動の役割
  おわりに
第6章 岐路にたつ日本資本主義
  はじめに
  第1節 利潤率の傾向的低下と利潤量の傾向的増大
  第2節 利潤率の傾向的低下をもたらした諸要因
  第3節 日本の高度成長期以降の利潤率の傾向的低下の三段階
  第4節 現実資本蓄積の停滞と貨幣資本蓄積の進展
  第5節 日本の成長構造の変化と市場の「成熟」
  おわりに
補論2 利潤率の傾向的低下法則はなぜ誤解されるのか
  はじめに
  第1節 利潤率の傾向的低下についてのいくつかの誤解
  第2節 産業循環・恐慌分析の基本的枠組み
補論3 一般的利潤率の傾向的低下の法則と「置塩の定理」
  はじめに
  第1節 「置塩の定理」の核心部分
  第2節 「置塩の定理」の骨格
  第3節 新生産技術導入における資本家の基準
  第4節 「置塩の定理」における「技術進歩の型」
  第5節 「置塩の定理」の世界
  おわりに
第7章 リフレ論の骨格とその帰結
  はじめに
  第1節 素朴な貨幣数量説にもとづく日本経済の診断放棄
  第2節 アメリカの経験の歪曲
  第3節 リフレ論者が感じている貨幣数量説の弱み
  第4節 量的緩和政策は資産市場への影響を通じて実物市場に波及するという論理
  第5節 株価上昇・円安・予想実質金利低下は実物経済の需要増大をもたらすか,またその内容はどのようなものか
  第6節 日銀・市中銀行の機能麻痺と財政危機の深化
  第7節 予想インフレ率上昇という賭け
  第8節 「異次元の金融緩和政策」と長期金利の動向
終章 「利潤原理」の相対化
  第1節 既存の経済政策の行き詰まり
  第2節 クルーグマンの「異次元の財政刺激策」の行方
  第3節 トリクルダウンの幻想
  第4節 「価値増殖」と「使用価値」の関係の逆転
  おわりに