資料詳細

目次

序論

  1.問題の所在

  2.本書の視点と史料

  3.本書の構成

第1部 清のジューンガル征服再考

第1章 遊牧国家ジューンガルの形成と支配体制

  1.ジューンガルの発展

  2.ジューンガルの支配体制

  3.ジューンガルの衰退と支配体制の動揺

第2章 清のジューンガル征服と支配構想

  1.清のジューンガル征服と「平定準【ガ】爾善後事宜」

  2.「四汗部構想」の実態

  3.オトグの発見と「オイラト八旗」編成構想

第3章 オイラト支配の展開

  1.オトグ支配の始動

  2.オトグ支配の展開

  3.支配の正当性

第4章 オイラト支配の破綻

  1.オイラトにとっての清朝支配

  2.「オイラトの蜂起」の背景

  3.第三次遠征の実施と支配構想の放棄

第5章 イリ軍営の形成

  1.ジューンガル時代のイリ

  2.拠点形成への新たな動き

  3.イリへの兵丁移住とニル編成

  4.イリ駐防八旗の成立

第2部 清の中央アジア政策と西北領域

第6章 清とカザフ遊牧勢力の接触

  1.清のジューンガル征服とカザフの動向

  2.アブライの「帰順」

  3.清による「帰順」の受諾

  4.ヌサン使節の派遣

第7章 清の中央アジア政策の基層

  1.中央アジアに対する「エジェン-アルバト関係」の敷衍

  2.清の西北領域と卡倫線

  3.中央アジア勢力間の紛争と清の対応

第8章 清-カザフ関係の変容

  1.カザフの入覲停止

  2.1770年代のカザフ草原南辺の情勢と清の対応

  3.カザフ内附政策の停止とその背景

  4.18世紀末の清-カザフ関係

第9章 19世紀前半における西北辺境の再編

  1.巡辺制度の成立

  2.危機の予兆

  3.西北の危機

  4.「卡外界内地域」からの撤退

結論

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