ダニエル・ストラック/著 -- 九州大学出版会 -- 2014.8 --

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所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 3階C 一般図書 /910.26/6580/2014 7104429739 配架図 Digital BookShelf
2014/09/15 可能 利用可   0

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ISBN 4-7985-0134-5
ISBN13桁 978-4-7985-0134-5
タイトル 近代文学の橋
タイトルカナ キンダイ ブンガク ノ ハシ
タイトル関連情報 風景描写における隠喩的解釈の可能性
タイトル関連情報読み フウケイ ビョウシャ ニ オケル インユテキ カイシャク ノ カノウセイ
著者名 ダニエル・ストラック /著
著者名典拠番号

120002369430000

出版地 福岡
出版者 九州大学出版会
出版者カナ キュウシュウ ダイガク シュッパンカイ
出版年 2014.8
ページ数 351, 5p
大きさ 22cm
価格 ¥5400
内容紹介 歌枕から風景描写へ。明治維新後、日本文学の表現方法にどんな変化が起きたのか。作品に登場する「橋」に焦点を当て、此岸と彼岸、生と死、そして聖と俗を「つなぎ」「隔てる」場としての橋を通して分析する。
書誌・年譜・年表 文献:p331~348
一般件名 日本文学-歴史-明治以後-00568369-ndlsh,橋梁-文学上-ndlsh-00980180
一般件名カナ ニホンブンガク-レキシ-メイジイゴ-00568369,キョウリョウ-ブンガクジョウ-00980180
一般件名 日本文学-歴史-近代 , 風景論
一般件名カナ ニホン ブンガク-レキシ-キンダイ,フウケイロン
一般件名典拠番号

510401810290000 , 511349200000000

分類:都立NDC10版 910.26
資料情報1 『近代文学の橋 風景描写における隠喩的解釈の可能性』 ダニエル・ストラック/著  九州大学出版会 2014.8(所蔵館:中央  請求記号:/910.26/6580/2014  資料コード:7104429739)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1152499129

目次 閉じる

序章 時代と場所を超えて
  一 近代文学と風景描写
  二 「歌枕」と<別れの場>としての橋
  三 民俗や伝説に見られる橋の境界性
  四 近代文学における橋の役割を問う
  五 風景を巨大なメタファーとして読む
  六 本書の構成
一章 「かけはしの記」に見られる子規の理由なき反抗
  一 文学作品の解釈は可能なのか
  二 文脈効果と共時的文脈
  三 文学に見られる文脈効果
  四 「おくの細道」に見られる隠喩的二重構造
  五 「更科紀行」における<橋>の隠喩
  六 「かけはしの記」における<橋>の隠喩
  七 伝統の「細道」から離脱する子規
二章 鏡花の境界性と民俗受容
  一 「化鳥」の橋に見られる境界性
  二 民間伝承と鏡花の橋姫像
  三 「化鳥」における母性と「遊女説」
  四 「羽衣伝説」と能の影響
三章 「破戒」の風景描写に潜在している隠喩
  一 自然描写と叙情
  二 橋の描写に託されている思想的裏面
  三 テキサスへの「逃避」
  四 タイトルに見られる両義性
  五 「破戒」と「橋のない川」の関係
  六 虚構、リアリズム、そして社会における変化
四章 「川」に見られる假橋と「神秘感」の一考察
  一 作品構成に見られる「起承転結」
  二 川、そして海の描写
  三 「假橋」によって生じるアイロニー
  四 直助の詩の構成と神秘感の喚起
  五 多重性による神秘感
五章 橋の視点から見た「斜陽」の恋と革命
  一 橋と恋愛関係
  二 ニコライ堂の見える橋とかず子の決断に関して
  三 「炎の橋」、「恋」、そして旧道徳の超越
  四 橋の視点から見た「革命」の政治的思想性
六章 三島の「橋づくし」と近代
  一 着想の研究史、そして新説
  二 「橋づくし」に見られる橋のメタファー
  三 運命を逆転させる橋
  四 行動こそ、精神の表現
  五 「橋づくし」に隠されている反近代的思想
  六 謎のエピグラフに関して
七章 「泥の河」における<橋>と<舟>の対立
  一 作品の舞台と社会的背景
  二 「泥の河」における<橋>と<川>のイメージ
  三 異界同士をつなぐ<橋>
  四 <舟>と<浮世>との関連性
八章 近代文学に見られる隅田川の空間変容
  一 隅田川の歴史及び文学的伝統
  二 渡し舟から橋への変化
  三 鉄橋の登場
  四 関東大震災、そしてその後の復興計画
  五 戦後の喪失感
終章 近代文学における<橋>の記号的伝達性に関して
  一 近代文学における<橋>の特徴
  二 「歌枕」から「風景描写」への移行
  三 画一的な<橋>の隠喩に見られる「思想性」
  四 橋の視点から見た作家の個性
  終わりに