岡本 淳子/著 -- 大阪大学出版会 -- 2014.9 --

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所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 3階C 一般図書 /962.0/ブ2119/601 7104804517 配架図 Digital BookShelf
2014/11/19 可能 利用可   0

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ISBN 4-87259-487-4
ISBN13桁 978-4-87259-487-4
タイトル 現代スペインの劇作家アントニオ・ブエロ・バリェホ
タイトルカナ ゲンダイ スペイン ノ ゲキサッカ アントニオ ブエロ バリェホ
タイトル関連情報 独裁政権下の劇作と抵抗
タイトル関連情報読み ドクサイ セイケンカ ノ ゲキサク ト テイコウ
著者名 岡本 淳子 /著
著者名典拠番号

110006578980000

出版地 吹田
出版者 大阪大学出版会
出版者カナ オオサカ ダイガク シュッパンカイ
出版年 2014.9
ページ数 286p
大きさ 21cm
出版等に関する注記 アントニオ・ブエロ・バリェホの肖像画あり
価格 ¥3900
内容紹介 現代スペイン演劇の第一人者、アントニオ・ブエロ・バリェホ。彼がフランコ独裁政権下で執筆した作品を綿密に分析し、反政府の立場にありながら作品が政府に認められていた矛盾や、作品の真に意味するところを明らかにする。
書誌・年譜・年表 文献:p264~274 アントニオ・ブエロ・バリェホ略歴:p284~285
個人件名 Buero Vallejo, Antonio,(1916-2000)(001187507)(ndlsh)
個人件名カナ ブエロ・バリェホ アントニオ
個人件名原綴 Buero Vallejo,Antonio
個人件名典拠番号 120002781070000
分類:都立NDC10版 962
資料情報1 『現代スペインの劇作家アントニオ・ブエロ・バリェホ 独裁政権下の劇作と抵抗』 岡本 淳子/著  大阪大学出版会 2014.9(所蔵館:中央  請求記号:/962.0/ブ2119/601  資料コード:7104804517)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1152532390

目次 閉じる

序章 なぜアントニオ・ブエロ・バリェホなのか?
  一 一七世紀からのスペイン演劇の流れ
  二 スペイン内戦以後の演劇
  三 アントニオ・ブエロ・バリェホについて
  四 本書の目的
第一章 フランコ政権と検閲
  一 内戦勃発
  二 内戦終結そして独裁制へ
  三 検閲について
  四 アントニオ・ブエロ・バリェホと検閲
第二章 盲目が可視化する権力
  一 自由という神話
  二 真実を追求する者と真実から目を背ける者
  三 正常性の崩壊
  四 反乱分子の排除
  五 盲目が象徴すること
  六 神話の解体
第三章 絵画と視線の権力
  一 ベラスケスの絵と視線
  二 《イソップ》と《メニッポス》
  三 《鏡を見るヴィーナス》に秘められた抵抗
  四 絵画《ラス・メニーナス》が有する権力
  五 見るという行為
  六 ベラスケスの幻想
第四章 敗者の叫びと歴史叙述
  一 盲人の社会的位置
  二 グロテスクなものとしての盲人
  三 普遍的世界の転覆
  四 剣と文字と権力
  五 バレンティン・アユイの役割
第五章 オーラル・ヒストリーのための戦略
  一 多層的な劇構造
  二 多層的ナラティヴと国家のイデオロギー
  三 ナラティヴの「作者」とオーラル・ヒストリー
  四 口述筆記の効果
  五 ブエロ・バリェホの苦悩とオーラル・ヒストリー
第六章 権力と抵抗の関係
  一 家父長制社会が基調となる権力関係
  二 真実の認識による権力関係の逆転-家父長制的規範の崩壊
  三 「祖母」の権力と拷問の共犯者
  四 国家権力への抵抗-カップルとバルミーの権力関係の逆転
  五 拷問者のジレンマ-脱出不可能なシステム
  六 国家権力への抵抗手段としての暴力-作者のジレンマ
  七 権力と抵抗
第七章 無名の人々の救済
  一 歴史劇としての『明り取り』
  二 個人の前景化とテクストへの書き込み
  三 隠蔽された記憶
  四 父親による息子殺し
  五 フィクションと歴史叙述
  六 新たな歴史叙述
第八章 グロテスクなものの舞台化
  一 黒い絵の効果
  二 音の効果
  三 エスペルペント的な演出
  四 理性の眠りが生み出す怪物たち
  五 版画集『気まぐれ』と『戦争の惨禍』のメッセージ
  六 権力行使する暴君ゴヤ
  七 暴力の連鎖
  八 もし夜が明けて目が覚めれば…
第九章 狂気からの覚醒と過去の責任
  一 『財団』の劇構造と主人公の狂気
  二 狂気から正気へ
  三 トマスの分身-ベルタとモルモット
  四 観客に与えられるサスペンス
  五 夢からの目覚めと連帯
  六 行動、そして寓話の解体
終章 監獄から次の監獄へ