伊藤 白/著 -- 彩流社 -- 2014.10 --

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中央 3階C 一般図書 /940.2/マ14/612 7104806745 配架図 Digital BookShelf
2014/11/19 可能 利用可   0
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ISBN 4-7791-2025-1
ISBN13桁 978-4-7791-2025-1
タイトル トーマス・マンの女性像
タイトルカナ トーマス マン ノ ジョセイゾウ
タイトル関連情報 自己像と他者イメージのあいだで
タイトル関連情報読み ジコゾウ ト タシャ イメージ ノ アイダ デ
著者名 伊藤 白 /著
著者名典拠番号

110006096060000

出版地 東京
出版者 彩流社
出版者カナ サイリュウシャ
出版年 2014.10
ページ数 225, 41p
大きさ 20cm
価格 ¥3500
内容紹介 トーマス・マン文学の女性像にみる他者との対話、他者表象の可能性とは。従来、評価されてこなかったマン作品の女性像に、作家自身の自己像を見出し、マンが投影した性的・社会的・民族的・政治的世界観に迫る。
書誌・年譜・年表 文献:巻末p31~41
個人件名 Mann, Thomas,(1875-1955)(00448709)(ndlsh)
個人件名カナ マン トーマス
個人件名原綴 Mann,Thomas
個人件名典拠番号 120000188560000
一般件名 女性-文学上-ndlsh-00563819
一般件名カナ ジョセイ-ブンガクジョウ-00563819
一般件名 女性(文学上)
一般件名カナ ジョセイ(ブンガクジョウ)
一般件名典拠番号

511340400000000

分類:都立NDC10版 940.278
資料情報1 『トーマス・マンの女性像 自己像と他者イメージのあいだで』 伊藤 白/著  彩流社 2014.10(所蔵館:中央  請求記号:/940.2/マ14/612  資料コード:7104806745)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1152538232

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序章 女性を描くトーマス・マン
  1 自画像としての女性像
  2 「他者」の表象
  3 穏やかな人間主義/差異に敏感な普遍主義
  4 「他者としての女性」を論じるということ
  5 本書の構成
第一部 自己像としての女性像
第一章 ゼゼミ・ヴァイヒブロート-『ブデンブローク家の人々』の哲学する老婦人
  1 物語を閉じるのは誰か
  2 ゼゼミ・ヴァイヒブロートについて
  3 ゲルダ-内側から語られない女性
  4 トーニ・ブデンブローク-共感から軽蔑へ
  5 哲学をするゼゼミ
  6 ゼゼミ・ヴァイヒブロートとトーマス・ブデンブローク
第二章 白いドレスのロッテ-『ワイマールのロッテ』の恋に恋する知的な女性
  1 「ゲーテ小説」としての『ワイマールのロッテ』
  2 ロッテは犠牲者か
  3 「犠牲者」のおかしみ
  4 白いドレス
  5 頭の震え
第三章 フロイライン・エンゲルハルト-『魔の山』における女性像と「同性愛」
  1 女性教師エンゲルハルト嬢
  2 同性愛理論の二つの流れ
  3 ブリューアーの理論
  4 男性の女性化としての同性愛
  5 「不毛で永遠の愛」を抱くエンゲルハルト嬢
第二部 不在の他者
第四章 ショーシャ夫人は美しいか-『魔の山』における女性像とその「他者」性
  1 「ショーシャ夫人は美しい」という命題について
  2 腕-局部的な美
  3 聖母と娼婦
  4 ショーシャ夫人の他者性
  5 女性蔑視と妄想としての女性像
第五章 ショーシャ夫人と「アジア」のイメージ-『魔の山』における女性像と「東」
  1 ショーシャ夫人の「アジア」性
  2 「アジア」の「西欧」化
  3 「アジア」イメージの恣意性
  4 ドストエフスキーの国としてのロシア
第三部 他者からの問いかけ/他者への問いかけ
第六章 インマ・スペールマンあるいはカーチャ・プリングスハイム-『大公殿下』と棘のあるユダヤ人女性
  1 「メルヘン=ロマーン」というジャンル
  2 成立史におけるリアリズム化とその限界
  3 愛情の心理描写におけるリアリズムとメルヘン
  4 カーチャ・プリングスハイムへの手紙
  5 ユダヤ人という他者
  6 カーチャという名の現実
第七章 ムト・エム・エネト-『ヨセフとその兄弟たち』のナチス像
  1 自画像あるいはナチズムの表象
  2 ナチスの表象としてのムト
  3 「ファシズム的なもの」への自己同一化
  4 「ファシズム的なもの」の「女性性」
  5 「女性性」の観念性
終章 ロザーリエとアンナ-『欺かれた女』のアメリカ像
  1 自画像としてのロザーリエ
  2 一九五〇年代のドイツとアメリカ
  3 ロザーリエとアンナ