資料詳細

目次

序章 地域福祉研究とソーシャル・エクスクルージョン

  1.研究の背景および目的

  2.研究対象に関わる用語の規定

  3.研究方法

  4.本書の構成

第Ⅰ部《理論編》

第1章 地域福祉研究における問題分析型立論

  1.社会福祉の対象としての社会的孤立・排除

  2.サブ・カルチャーと地域福祉

  3.問題分析を中心とする立論

  4.小括

第2章 地域福祉課題としてのソーシャル・エクスクルージョン

  1.地域社会で起きるソーシャル・エクスクルージョン

  2.ソーシャル・エクスクルージョンをとらえる5つの側面

  3.包摂的概念のリスク

  4.小括

第3章 多文化共生を通じたソーシャル・インクルージョン

  1.日本における国際化・多文化化

  2.社会福祉実践における多文化主義

  3.多文化主義的な援助の事例

  4.小括

第Ⅱ部《事例編》

第4章 沖縄の移民コミュニティ形成史(1)

  1.大正～昭和初期の沖縄における経済的困窮

  2.移民・出稼ぎの急増

  3.沖縄の思想・宗教的基盤

  4.政策主導の同化教育

  5.小括

第5章 沖縄の移民コミュニティ形成史(2)

  1.移民政策による国外出移民の展開

  2.国内への渡航パターンと就労

  3.過酷な労働環境下での堅忍と逃亡

  4.移民集住地区の形成と苦難

  5.結集軸としての同郷性

  6.人間が展示された「人類館事件」

  7.小括

第6章 近年までの沖縄人移住者コミュニティの展開と排除(1)

  1.高度経済成長期の労働環境

  2.B区の二世によるコミュニティ活動

  3.今日の地域福祉的課題

  4.沖縄人の集団心性:沖縄人気質とアイデンティティ喪失

  5.沖縄人をめぐるポストコロニアル状況

  6.小括

第7章 近年までの沖縄人移住者コミュニティの展開と排除(2)

  1.地域特性および地域福祉

  2.調査結果

  3.小括

第8章 ローカル・ガバナンスと問題解決力の醸成

  1.「琉球の自治」論の背景

  2.自治に向けた沖縄の取組み

  3.B区のコミュニティ組織・活動に見られるガバナンス

  4.小括

終章 ディアスポラへの援助デザイン

  1.B区における援助のシミュレーション

  2.ディアスポラへの認識フレーム

  3.インクルーシヴな地域へ

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