牧 義之/著 -- 森話社 -- 2014.12 --

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所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 3階A 一般図書 /023.8/5045/2014 7105112121 配架図 Digital BookShelf
2015/01/21 可能 利用可   0

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ISBN 4-86405-073-9
ISBN13桁 978-4-86405-073-9
タイトル 伏字の文化史
タイトルカナ フセジ ノ ブンカシ
タイトル関連情報 検閲・文学・出版
タイトル関連情報読み ケンエツ ブンガク シュッパン
著者名 牧 義之 /著
著者名典拠番号

110005544420000

出版地 東京
出版者 森話社
出版者カナ シンワシャ
出版年 2014.12
ページ数 443p
大きさ 22cm
価格 ¥4800
内容紹介 言論統制下の戦前から戦中にかけて、活字メディアを埋めつくした<伏字>の数々。検閲をかい潜り作品を世に出すための編集者・著者らの苦闘の痕跡ともいえる<伏字>の実態を、広汎な一次資料から明らかにする。
書誌・年譜・年表 文献:p409~420
一般件名 検閲-日本-歴史-1868-1945-001193453-ndlsh,日本文学-歴史-1868-1945-ndlsh-01234722,出版-日本-歴史-1868-1945-001193526-ndlsh
一般件名カナ ケンエツ-ニホン-レキシ-1868-1945-001193453,ニホン ブンガク-レキシ-1868-1945-01234722,シュッパン-ニホン-レキシ-1868-1945-001193526
一般件名 検閲-歴史 , 出版-日本 , 日本文学-歴史-近代
一般件名カナ ケンエツ-レキシ,シュッパン-ニホン,ニホン ブンガク-レキシ-キンダイ
一般件名典拠番号

510720810010000 , 510928720100000 , 510401810290000

分類:都立NDC10版 023.8
書評掲載紙 朝日新聞  2015/02/22   
資料情報1 『伏字の文化史 検閲・文学・出版』 牧 義之/著  森話社 2014.12(所蔵館:中央  請求記号:/023.8/5045/2014  資料コード:7105112121)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1152565568

目次 閉じる

序章 伏字に出会う
  一 街頭の伏字
  二 本書の目的と意義
  三 検閲制度に関する先行研究
  四 各章の概要
Ⅰ 伏字はなぜ施されたのか-内閲という措置
第一章 伏字の存在意義に関する基礎的考察
  一 伏字に関する先行文献と、本章の意義について
  二 伏字の様々な形態
  三 違和感を喚起する記号
  四 伏字の文化記号的側面
第二章 法外便宜的措置としての内閲1
  一 戦前・戦中期における出版法規概観
  二 内閲の運用開始時期
  三 内閲の関連資料と様々な事例
第三章 法外便宜的措置としての内閲2
  一 はじめに
  二 朔太郎の曖昧な記述
  三 正式な処分とは異なる「内達」
  四 正式な発行日・二十八日
  五 『月に吠える』刊行に至るまでの流れ
  六 乙部図書に編入された文芸書
第四章 法外便宜的措置としての内閲3
  一 内閲の機能停止と廃止の発端
  二 分割還付の試験的運用と禁止箇所の明示
  三 廃止後に行われた内閲
  四 内閲復活の希望と検閲制度反対運動
  五 内閲と伏字との関連性
第五章 作家の検閲制度意識
  一 検閲研究における荷風の位置付け
  二 検閲制度に対する荷風の姿勢
  三 視点としての「国家と芸術」
  四 「祝盃」の伏字
  五 傍観する立場
  六 『つゆのあとさき』の伏字とその基準
  七 『つゆのあとさき』本文の分析
  八 作家は伏字をどう見てきたか
Ⅱ 伏字が引き起こす問題
第六章 森田草平『輪廻』の伏字表記
  一 『輪廻』を考察する意義について
  二 作品の梗概
  三 新潮社版単行本発行に至るまでの事情
  四 三種類の新潮社版本文
  五 新潮社版単行本以降の本文
  六 差別用語の伏字
  七 水平運動関係者からの反応
  八 差別用語の伏字/未伏字
  九 糾弾事件と文壇
第七章 削られた作品の受容と変遷
  一 『改造』の「鉛版削りとり」
  二 再編成された本文
  三 初出『改造』における鉛版削除形態の差異
  四 鉛版削除が引き起こす問題
  五 伏字、削除が意味するもの
  六 伏字を解読する行為、書き込み
  七 伏字が持つ時代性
第八章 誌面削除が生んだテキスト・ヴァリアント
  一 戦時下における言論弾圧の一例
  二 『中央公論』の禁止処分、削除をめぐる言説
  三 公判記録に表れた禁止処分の根拠
  四 鉛版削除の実証調査獅
  五 『中央公論』への内閲
Ⅲ 検閲制度をめぐる攻防
第九章 発売頒布禁止処分と「改訂版」
  一 戦前・戦中期の検閲に関する官憲資料
  二 ラディゲ『肉体の悪魔』の発売頒布禁止
  三 黒島伝治『武装せる市街』の発売頒布禁止
  四 発売頒布禁止への対応策
第十章 狂演のテーブル
  一 脚本検閲を考察する意義
  二 脚本検閲の変遷と、作家との交渉
  三 検閲官Tの立場、二者の議論点
  四 「勧善懲悪」の時代性
  五 役人としての立場
  六 谷崎の脚本検閲批判
  七 検閲官の本音
  八 「笑の大学」が描いたもの
終章 伏字の戦後
  一 戦後の検閲と伏字の禁止
  二 読まれる禁止図書、編集者・検閲官という職業
  三 文化紀号としての伏字