佐藤 光/著 -- 東京大学出版会 -- 2015.1 --

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中央 3階C 一般図書 /931.6/ブ2/612 7105612370 配架図 Digital BookShelf
2015/05/12 可能 利用可   0
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ISBN 4-13-086048-2
ISBN13桁 978-4-13-086048-2
タイトル 柳宗悦とウィリアム・ブレイク
タイトルカナ ヤナギ ムネヨシ ト ウィリアム ブレイク
タイトル関連情報 環流する「肯定の思想」
タイトル関連情報読み カンリュウ スル コウテイ ノ シソウ
著者名 佐藤 光 /著
著者名典拠番号

110006168810000

出版地 東京
出版者 東京大学出版会
出版者カナ トウキョウ ダイガク シュッパンカイ
出版年 2015.1
ページ数 8, 484, 153p
大きさ 22cm
価格 ¥12000
内容紹介 日本民藝館の創設者・柳宗悦は、18世紀イギリスの画家・詩人ウィリアム・ブレイクの研究に情熱を注いだ。それはいかに柳を成長させたのか。ブレイクとインド哲学との接点を探りながら、柳に受け継がれる思想の潮流を論じる。
書誌・年譜・年表 文献:巻末p9~34 明治・大正期におけるウィリアム・ブレイク関連文献参考年譜:巻末p39~97
受賞情報・賞の名称 和辻哲郎文化賞学術部門
受賞情報・賞の回次(年次) 第28回
個人件名 Blake, William,(1757-1827)(00433456)(ndlsh),柳, 宗悦,(1889-1961)(00095009)(ndlsh)
個人件名カナ ヤナギ, ムネヨシ,(1889-1961)(00095009)
個人件名カナ ブレーク ウィリアム,ヤナギ ムネヨシ
個人件名原綴 Blake,William
個人件名典拠番号 120000026760000 , 110001017980000
分類:都立NDC10版 931.6
資料情報1 『柳宗悦とウィリアム・ブレイク 環流する「肯定の思想」』 佐藤 光/著  東京大学出版会 2015.1(所蔵館:中央  請求記号:/931.6/ブ2/612  資料コード:7105612370)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1152582622

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序章 柳宗悦とウィリアム・ブレイク
  一 「肯定の思想」とは何か
  二 ウィリアム・ブレイク小伝
  三 先行研究の概観と本書の構成
第Ⅰ部 柳宗悦『ヰリアム・ブレーク』の成立
第一章 明治・大正期のブレイク書誌学者たち
  一 柳宗悦
  二 ジェフリー・ケインズ
  三 寿岳文章と山宮允
第二章 明治期の英文学史諸本におけるブレイクの位置
  一 日本語による英文学史
  二 ラフカディオ・ハーンのブレイク講義
  三 和辻哲郎「象徴主義の先駆者ヰリアム・ブレエク」
  四 『ヰリアム・ブレーク』と英文学史諸本
第三章 「只神の命のまゝにその筆を運んだ」
  一 『ヰリアム・ブレーク』における「テムペラメント」
  二 「テムペラメント」という言葉の由来
  三 遍在する「宇宙意識」
第四章 「謀反は開放の道である」
  一 「近世に於ける基督教神学の特色」
  二 初期柳の美術評論
  三 『ヰリアム・ブレーク』における革命思想
第Ⅱ部 英国のブレイク愛好家とジャポニスム
第五章 一九〇〇年代のブレイク愛好家の系譜
  一 バーナード・リーチ
  二 オーガスタス・ジョンとジョン・サンプソン
第六章 ロセッティ兄弟のブレイク熱とジャポニスム
  一 ロセッティ兄弟のブレイク論
  二 ロセッティ兄弟の日本美術論
  三 「直観」、あるいは「本能」とは何か
第Ⅲ部 ブレイクによるキリスト教の相対化
第七章 悪とは何か
  一 神が悪魔か、悪魔が神か
  二 「地獄の格言」
第八章 神は人の心に宿る
  一 『天路歴程』と地獄の巡礼
  二 反省する旧約聖書の預言者たち
  三 リントラの怒りとインド
第Ⅳ部 ブレイクとインド哲学との出会い
第九章 ブレイクのパトロン、ウィリアム・ヘイリー
  一 エドワード・ギボン
  二 『一連のバラッドに寄せる挿画』第一作「象」
  三 トマス・アルフォンゾ・ヘイリーと象の浮彫細工
第十章 トマス・アルフォンゾ・ヘイリーに捧げる追悼詩
  一 『一連のバラッドに寄せる挿画』第四作「犬」
  二 『一連のバラッドに寄せる挿画』第二作「鷲」と第三作「ライオン」
  三 ヘイリーに庇護された実り豊かな三年間
第十一章 ゆるしの宗教と「利己心」
  一 革命家としてのイエス
  二 分裂による堕落と独善性
第十二章 相互寛容を求めて
  一 「状態」と「個人」を区別せよ
  二 ブレイクと新プラトン主義
  三 ブレイクの「東洋的色調」
第Ⅴ部 異文化理解とは何か
第十三章 柳宗悦とローレンス・ビニョン
  一 大英博物館東洋部長ローレンス・ビニョン
  二 ハーヴァード大学の柳宗悦
  三 東京帝国大学のローレンス・ビニョン
終章 「肯定の思想」という潮流に乗って
  一 ブレイク研究から民藝へ
  二 民藝に宿る宗教性
  三 「肯定の思想」による個性の相互保障