資料詳細

目次

序章 「投資社会」論へ向けて

第Ⅰ部 投資社会の政治経済学

第1章 国政・都市政治・国際金融

  はじめに

  1 都市自治体と特権会社

  2 一八世紀中頃の政府公債起債構造

  3 公債請負人とホイッグ政府

  おわりに

第2章 七年戦争・公債請負人・党派抗争

  はじめに

  1 公債請負人と外債

  2 巨額の起債とオランダ

  3 「ホイッグの優越」の終焉とロンドンの急進主義者

  おわりに

第Ⅱ部 投資社会の形成

第3章 公債請負人の基層

  はじめに

  1 遺言状からみる貿易商の私的空間

  2 ビジネスと私的空間

  3 私的空間の変容

  おわりに

第4章 証券投資をする人びとの社会

  はじめに

  1 イギリス政府公債(一六九三～一七八五年)

  2 イギリス政府公債および三大特権会社証券の保有構造

  3 女性証券保有者

  4 流通経路と証券保有者

  5 公債保有の期間と目的

  おわりに

第Ⅲ部 文化と投資社会

第5章 投資社会の文化史

  はじめに

  1 証券ブローカー批判(一六九〇～一七二〇年代)

  2 「怠惰な」公債保有者(一七三〇～五〇年)

  3 投資社会と『ブローカー入門』

  4 七年戦争の衝撃とイサーク・ド・ピント

  5 受容と模倣

  おわりに

第6章 年金・科学・投資社会

  はじめに

  1 アニュイティと科学

  2 投資社会とトンチン

  3 年金の科学の確立と投資社会の水平的拡大

  おわりに

第Ⅳ部 投資社会の拡大と経済

第7章 もうひとつの財政金融革命

  はじめに

  1 社会基盤整備の展開

  2 近代化される空間

  3 アイルランドと合衆国へ

  おわりに

第8章 投資社会空間の拡大

  はじめに

  1 アイルランド財政と公信用

  2 アイルランド・トンチン

  3 アイルランド・トンチンと投資社会

  おわりに

第9章 投資社会と国際金融

  はじめに

  1 資金の移動

  2 公債の流通経路と公債請負人

  3 一七八〇年代の変化と投資社会

  おわりに

終章 投資社会とは何か

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