青木 文教/著 -- 慧文社 -- 2015.5 --

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中央 3階A 一般図書 /222.9/5009/10 7106206474 配架図 Digital BookShelf
2015/09/21 可能 利用可   0
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ISBN 4-86330-053-8
ISBN13桁 978-4-86330-053-8
タイトル 西蔵文化の新研究
タイトルカナ チベット ブンカ ノ シンケンキュウ
著者名 青木 文教 /著, 日高 彪 /校訂
著者名典拠番号

110001308870000 , 110005587050000

出版地 東京
出版者 慧文社
出版者カナ ケイブンシャ
出版年 2015.5
ページ数 213p
大きさ 22cm
シリーズ名 近代チベット史叢書
シリーズ名のルビ等 キンダイ チベットシ ソウショ
シリーズ番号 10
シリーズ番号読み 10
版及び書誌的来歴に関する注記 有光社 1940年刊の改訂
形態に関する注記 布装
価格 ¥7000
内容紹介 第二次大戦中に外務省調査部嘱託職員としてチベット問題の研究を行った著者が、チベットの地理・歴史・言語・民族・宗教・風習等を網羅的に解説。神代の昔から、大国の間で揺れ動く当時の状況まで、同国の姿を克明に描き出す。
一般件名 チベット-地誌-ndlsh-00580581
一般件名カナ チベット-チシ-00580581
一般件名 チベット
一般件名カナ チベット
一般件名典拠番号

520029400000000

分類:都立NDC10版 222.9
資料情報1 『西蔵文化の新研究』(近代チベット史叢書 10) 青木 文教/著, 日高 彪/校訂  慧文社 2015.5(所蔵館:中央  請求記号:/222.9/5009/10  資料コード:7106206474)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1152645769

目次 閉じる

第一章 緒論
  一 西蔵学の研究問題とその方法-本記の特質
  二 西蔵原語の記法-文語と口語併記の必要
第二章 国名の解説
  一 国名解説の意義
  二 「西蔵」の名の由来-命名の事情-烏斯蔵の義
  三 英語Tibetの語源-同原語の意義
  四 漢語の諸名、氐・羌-西戎-西羌-附国-発羌-吐蕃-禿髪-党項-西蕃-その他
  五 霊魂の国-プル王国
  六 雪有国-雪山群国
  七 神国-神聖国-仏法保有刹土-有仏法国
  八 中国
  九 米実る国-穀物豊饒国
第三章 地理概説
  一 西蔵国の所在感-支那と印度との比較
  二 国の版図-位置-面積-海抜-地勢-地表状態等
  三 気候-拉薩の気象
  四 都邑-人口-交通-産業貿易
  五 行政-中央と地方
第四章 民族の由来
  一 民族の分類
  二 西蔵人種の起原
  三 容貌上の分類
  四 中亜ホル人種系の特質
  五 ホル人種の発祥地-その発展範囲
  六 遊牧種と定住種
  七 西蔵人種とその民族論の帰結
第五章 太古の洪水説
  一 往昔入蔵印度人の説
  二 仏典所説よりの想像説
  三 一局地的の洪水説
  四 地文学的推測の可能性
  五 洪水説の証跡-文献上の考査
  六 洪水思想と民族
第六章 建国説話
  一 建国の意味
  二 説話の分類
  三 天神降臨説
  四 印度王族来臨説
  五 仏教説話
  六 仏話の考察
  七 仏話とボン神教
第七章 国史略説
  一 国史の取り扱い方
  二 建国の年代推考
  三 伝説時代、王統継承の模様-特記事項
  四 史実時代、仏教文化の伝来-飛躍の大発展
  五 国史と仏教、王統の分裂
  六 諸侯割拠-教派の抗争-蒙古の制覇
  七 仏教改革-法王時代-教権と君主権
  八 支那の属領となる-清朝と西蔵
  九 英露との新関係に入る-英蔵事変
第八章 古代の凡神教
  一 ボン神教の新旧別
  二 シャーマン教との関係、「ボン」の意義
  三 旧ボン神教の特質-伝播状態
  四 新ボン神教の儀容-ボン仏両教の関係
  五 「ボン」の信仰-ボン神司
  六 「ボン」の天国、神器の天縄-神飾の天縄-神幟
  七 神飾のある風景-伝説を偲ぶ古代情緒
第九章 仏教の伝通
  一 伝来の時期-伝来直前の状態
  二 仏教移入と国王の事蹟-ラッサ奠都-支那と印度への遠征-新文化の建設-文字と文法の制定-仏教採用-経典翻訳-国法の創制-支那とネパールの王女を娶る-仏殿建立-「ラッサ」の名の起原
  三 初伝仏教の興起-聖僧の出現-最初の蔵経目録
  四 大蔵経経典用語の校訂と統一
  五 仏教破壊-初伝仏教の終末
  六 仏教復興-後伝仏教の興起-諸教派の対立
  七 教界の堕落-仏教の改革-新教の興隆
  八 法王位制の創始-「ダライ」の起原-教皇権の獲得-宮殿の大増築
  九 近世の仏教-退歩の傾向
第十章 性情と風習
  一 原始時代と文化時代-欧西人の観察模様
  二 残忍性の有無-欧西人危害の真相-異人種異教徒に対する感情と態度
  三 個性の観察-矛盾の特性
  四 風習-衣服の種類-我が国古代風俗との比較
  五 家屋の構造-屋内の仕組
  六 座席の特色-我が畳床との比較-坐り方
  七 食事-主食物と副食物-種類と喰べ方
  八 習性-不潔と迷信
  九 冠婚の奇風-元服-一妻多夫の遺習
第十一章 言語の特性
  一 西蔵語の概念
  二 無文字時代
  三 文字と文法の制定-八編の欽定文典
  四 現存二編の原文典-文法解説書
  五 欧西人の文法書
  六 西蔵語の起原考察
  七 口語と文語の由来-その区別法
  八 発音の原則-文字の音性
  九 「語」の発音法
第十二章 西蔵学とその資料
  一 西蔵学の現段階
  二 支那所伝及び西蔵固有の文献
  三 文学に関する文献
  四 欧西人らの各種著述
補遺
第一項 ダライ十三世と東亜の変局
  一 国史上の地位
  二 英蔵事変-支那亡命-日本仏教徒との提携
  三 支蔵事変-排支親英の傾向
  四 支那とイギリスに対する感情
  五 外国仏教徒の扱方、日本と留学生の交換
  六 英蔵事変と日露戦役
  七 日英同盟と西蔵問題
  八 ロシアの失望とイギリスの幸運
  九 執拗なるロシアの余勢
第二項 年暦算出法
  一 蔵暦年法と干支法との比較
  二 印度のブリハスパティチャクラ法の採用
  三 ラプチュン年制の年代算出法
  四 上世の年代
  五 伝説時代の年代
第三項 最初の国法
  一 所謂国法の性質
  二 国法の文献
  三 国法文の考察-「至尊」の意義
  四 国法文の教勅的なる所以
  五 国法発布の場所
第四項 ダライ法王の冊立法
  一 法王位継承の教理-転生再現者の撰定-継承者の決定
  二 法王の空位期-「王者」の撰任-その資格
  三 継承に関する血脈と霊統との観念
第五項 建国記念祭
  一 「神人天縄滑降」祭-建国祭
  二 祭典の模様-国の運命占卜
第六項 西蔵大蔵経
  一 「カンギュル・タンギュル」の意義
  二 大蔵経の内容分類-西蔵訳本の真価
  三 最初の蔵経目録-経典用語の改訂と統一-新制語とその文法
  四 大蔵経の印刷
第七項 六字呪文
  一 六字呪文の発音とその意義
  二 六字呪文と観音との関係
  三 呪文の深義と功徳、「南無阿弥陀仏」との比較
第八項 ダライ及び班禅の語義
  一 「達頼」の名の意義と由来、ダライ法王の尊称
  二 「班禅」の名の意義と由来、パンチェン法王の尊称
  三 ダライとパンチェンの資格
第九項 ラマの語義
  一 「ラマ」の意義
  二 「ラマ」の由来
  三 「ラマ」の誤用
  四 「ラマ」教の名称
  五 「ラマ」の誤訳について
第十項 西蔵文字
  一 文字の序列-字母表
  二 字母の意義-字即語
第十一項 西蔵の象徴
第十二項 結論に代えて