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目次

序章 正義論のポスト・ロールズ的展開に向けて

第Ⅰ部 「国内社会」から「地球社会」へ

第一章 ロールズ『正義論』の意義と拡張可能性

  1 ロールズ正義論の影響力

  2 個人の不可侵性と自然権

  3 道徳理論としての<公正としての正義>

  4 構想の安定性と「心の清廉潔白」

  5 意義、そして拡張可能性

第二章 ロールズ『諸人民の法』とその限界

  1 国境を越える空間における正義

  2 「現実主義的なユートピア」

  3 リベラルな国際秩序形成

  4 問題点とその検討

  5 コスモポリタン的観点の取り入れ

第Ⅱ部 「資源」から「ケイパビリティ」へ

第三章 コスモポリタニズムからの批判

  1 正義論のポスト・ロールズ的展開の一潮流

  2 コスモポリタン的観点

  3 コスモポリタニズムと正義論

  4 ポッゲの資源主義

  5 資源からケイパビリティへ

第四章 ケイパビリティ・アプローチからの批判(1)

  1 福利の情報的基礎の拡張

  2 評価基準としてのケイパビリティ

  3 ケイパビリティ・アプローチの利点

  4 「基本的ケイパビリティ」をめぐる問題

  5 ケイパビリティ・アプローチの正義構想に向けて

第Ⅲ部 「契約論」から「ケイパビリティ・アプローチ」へ

第五章 ケイパビリティ・アプローチからの批判(2)

  1 もうひとつのケイパビリティ・アプローチ

  2 新アリストテレス派のアプローチ

  3 <中心的ケイパビリティ>のリスト

  4 リストの普遍的妥当性

  5 グローバル正義論の展開に向けて

第六章 センとヌスバウムのグローバル正義論

  1 ロールズの限界の先にあるもの

  2 センのグローバル正義論

  3 ヌスバウムのグローバル正義論

  4 三つの基本理念

  5 ひとつの到達点

終章 理論から実践へ

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