田中 寛/著 -- ひつじ書房 -- 2015.2 --

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所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 3階B 一般図書 /810.9/5055/2015 7106020543 配架図 Digital BookShelf
2015/08/12 可能 利用可   0

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ISBN 4-89476-741-6
ISBN13桁 978-4-89476-741-6
タイトル 戦時期における日本語・日本語教育論の諸相
タイトルカナ センジキ ニ オケル ニホンゴ ニホンゴ キョウイクロン ノ ショソウ
タイトル関連情報 日本言語文化政策論序説
タイトル関連情報読み ニホン ゲンゴ ブンカ セイサクロン ジョセツ
著者名 田中 寛 /著
著者名典拠番号

110002025580000

出版地 東京
出版者 ひつじ書房
出版者カナ ヒツジ ショボウ
出版年 2015.2
ページ数 20, 715p
大きさ 22cm
価格 ¥12000
内容紹介 戦時下における日本語の態様を探る試み。熾烈さを増す国際情勢の渦中で、日本語論がどのように展開していったかを追究し、あわせて国民的な教訓、涵養にどう支援されていったのかを検証する。
一般件名 日本語教育-アジア-歴史-001217658-ndlsh,言語政策-日本-歴史-昭和前期-001204879-ndlsh
一般件名カナ ニホンゴ キョウイク-アジア-レキシ-001217658,ゲンゴ セイサク-ニホン-レキシ-ショウワ ゼンキ-001204879
一般件名 日本語 , 言語政策-歴史 , 日本語教育(対外国人)-歴史 , 日中戦争(1937~1945) , 太平洋戦争(1941~1945)
一般件名カナ ニホンゴ,ゲンゴ セイサク-レキシ,ニホンゴ キョウイク(タイ ガイコクジン)-レキシ,ニッチュウ センソウ,タイヘイヨウ センソウ
一般件名典拠番号

510395100000000 , 510734510010000 , 510395310050000 , 510393400000000 , 511126300000000

分類:都立NDC10版 810.9
資料情報1 『戦時期における日本語・日本語教育論の諸相 日本言語文化政策論序説』 田中 寛/著  ひつじ書房 2015.2(所蔵館:中央  請求記号:/810.9/5055/2015  資料コード:7106020543)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1152658059

目次 閉じる

序論 戦時期における日本語・日本語教育論の諸相
  1.漂流する日本語論の現況
  2.日本語論の「源流」と「歴史」遺産をもとめて
  3.本研究の出発点と射程、立場
  4.総力戦、戦時体制下の日本語
  5.時局と日本語、錬成
  6.本書の構成
第1部 中国大陸における日本語の進出
第1章 「東亜新秩序建設」と日本語の大陸進出
  1.「支那事変」から「東亜新秩序建設」へ
  2.日本語宣撫工作の実態
  3.日本語の大陸進出
  4.『宣撫工作資料』にみる日本語教育
  5.大陸進出と日本語教科用書(1)-教科用書の変遷-
  6.大陸進出と日本語教科用書(2)-『日本語會話讀本』を例に-
  7.中国占領地における日本語教育の実態-教育施設の一端-
  8.日本語教育訓練所の実態-冀東地区の場合-
  9.占領地区における日本語教育の記憶
第2章 中国大陸における宣撫日本語教育の断面
  1.はじめに
  2.宣撫官の誕生
  3.宣撫官のみた戦場の日常
  4.松永健哉『日語学校』の記憶
  5.宣撫工作の本質
  6.岸田國士のみた日本語学校
  7.宣撫官の歌にみる「人間愛」の虚実
  8.宣撫班日本語教科書『日本語會話讀本』
  9.「軍用支那語会話」と中国語学研究者の戦時協力
第3章 北京近代科学図書館における日本語普及事業
  1.はじめに
  2.北京近代科学図書館の研究活動
  3.日本語教本にみる日本及び日本語の思想
  4.『初級日文模範教科書』全3巻の概要
  5.『高級日文模範教科書』全3巻の概要
  6.『日文補充讀本』巻一~巻三の概要
  7.『日文補充讀本』巻四~巻六の概要
  8.その他の日本語教本、日中文学の紹介
  9.おわりに
第2部 「五族協和」「王道楽土」のなかの日本語
第1章 『満洲補充讀本』にあらわれた帝国の言語思想と異文化認識
  1.はじめに
  2.第一期各巻の目次と内容
  3.第二期各巻の目次と内容(1)
  4.第二期各巻の目次と内容(2)
  5.おわりに
第2章 満洲帝国国民優級学校『國民讀本』の日本語思想
  1.はじめに
  2.国民優級学校について
  3.『國民優級學校日語國民讀本』第二巻の概要
  4.『國民優級學校満語國民讀本』の概要
  5.『大満洲國讀本』に描かれた現実
  6.<補説(1)>日本語教科書版図の実相
  7.<補説(2)>中国呼称「侵華奴化教育」をめぐって
  8.おわりに
第3章 建国大学における理念と実相
  1.はじめに
  2.建国大学の創設と建学精神
  3.建国大学研究院の機構と研究活動
  4.皇道主義教育思想の嚮導
  5.『研究院月報』にみる日本語論、言語観
  6.対極する歴史見解-「異文化間教育」の可能性をめぐって-
  7.建国大学編纂日本語教科書にみる日本語観
  8.おわりに-“歴史の共有”という観点-
第3部 戦場の日本語、銃後の国語
第1章 『満洲國の私たち』に描かれた真実
  1.はじめに
  2.「生活記」の意図したもの
  3.綴り方教育と「アジア的人間像」の創成
  4.「生活記」の中の真実(1)-「協和」の日常-
  5.「生活記」の中の真実(2)-「協和」のつぼみ-
  6.「生活記」の中の真実(3)-高邁なる「協和」-
  7.おわりに
第2章 戦争が遺した日本語(1)
  1.はじめに
  2.戦争と少国民の「綴り方」
  3.『戦地の子供』に描かれた戦場の虚実
  4.「大義としての戦争」観の美化
  5.小川未明の戦場描写と少国民錬成
  6.おわりに
第3章 戦争が遺した日本語(2)
  1.はじめに
  2.「警務・憲兵支那語」、「陣中会話」から「軍用支那語」へ
  3.「軍用支那語」の実相と展開
  4.『支那語早わかり』の実相と展開
  5.おわりに-言語の<観察>と<監視>の姿態-
第4部 「大東亜共栄圏」下の日本語普及政策
第1章 「大東亜共栄圏」下の植民地文化政策
  1.信頼と不信-歴史感情の交錯する時空間-
  2.多文化・多言語社会における共生の歴史的意味
  3.<宣撫・文化工作>から<文化建設事業>へ
  4.日本語の「大陸進出」から「南方進出」へ
  5.興亜の虚構と現実-「アジヤ」讃歌の果てにあるもの-
  6.おわりに-歴史「共和」の問題提起として-
第2章 南方諸地域における日本語教育の展開
  1.はじめに
  2.近代日本における言語観と世界認識
  3.日本語論にみるアジア認識
  4.「大東亜通用語」としての日本語
  5.「日本語基本文型」と「日本語基本語彙」への傾斜
  6.言語ユートピアとしての「文化言語」への眺望
  7.資料<1>南方圏における日本語普及の実態
  8.資料<2>新聞記事に見る日本語進出の実態
  9.「明朗アジアの建設」
第5部 戦時期の諸雑誌にみる日本語・日本語教育論
第1章 放送が果した日本語普及・日本語政策論の一断面
  1.はじめに
  2.前期(昭和3年~昭和11年)にみる国語・日本語論の生成
  3.中期(昭和12年~昭和15年)の日本語政策論
  4.後期(昭和16年~昭和18年)にみる日本語論の展開と消長
  5.おわりに
第2章 『RŌMAJI-SEKAI』(『ローマ字世界』)にみる海外日本語進出論の展開
  1.はじめに
  2.『RŌMAJI-SEKAI(ローマ字世界)』にみる日本語進出論
  3.大東亜共通文字としてのローマ字日本語進出・普及論
  4.日本語の進出・普及は何を目指したか
  5.ローマ字による日本語普及の一大階梯
  6.おわりに
第3章 『カナノヒカリ』にみる海外日本語進出論の展開
  1.はじめに
  2.戦時期初期の『カナノヒカリ』
  3.中国大陸への日本語の進出と『カナノヒカリ』
  4.『ニッポンノコトバ』の中国大陸への進出
  5.『カナノヒカリ』にみる南方への日本語進出論
  6.おわりに
第6部 <大東亜語学>という東南アジア諸語の研究
第1章 戦時期日本におけるタイ語研究
  1.はじめに
  2.<大東亜語学>としてのタイ語研究
  3.タイ語学習・研究文献の概要
  4.<大東亜語学>の本質-日本語教育との関わりのなかで-
  5.戦時期タイにおける日本語教育の実態
  6.結びにかえて-追憶の彼方から-
第2章 戦時期日本における東南アジア諸語の研究
  1.はじめに
  2.安南語(ベトナム語)研究の実態
  3.馬来語(マライ語・マレイ語・マレー語)研究の実態(1)
  4.馬来語(マライ語・マレイ語・マレー語)研究の実態(2)
  5.ビルマ語研究の実態
  6.その他の言語研究の実態
  7.「大東亜語学」叢書の刊行について
  8.戦時下の語学学習書の出版状況について
  9.おわりに