資料詳細

目次

序章 新史料で実証する東ドイツ政治外交史

第Ⅰ部 冷戦の起源と東ドイツ政治外交

第1章 「ドイツからの冷戦」とドイツ民主共和国

  Ⅰ 国際レヴェルの「ドイツからの冷戦」論

  Ⅱ 国内レヴェルの「ドイツからの冷戦」論

  Ⅲ 東ドイツ体制研究の方法論と展望

第2章 ヨーロッパにおける冷戦の激化と「ドイツ問題」

  Ⅰ ヨーロッパにおける冷戦の激化

  Ⅱ ヤルタ会談から第二次世界大戦の終結へ

  Ⅲ 「大同盟」から冷戦へ

  Ⅳ 冷戦への多様な道

  Ⅴ 東ドイツの憲法制定過程

  Ⅵ ドイツにおける冷戦の激化

第Ⅱ部 独ソ関係の変容とドイツ中立化構想

第3章 ヨーロッパ防衛共同体構想と「スターリン・ノート」

  Ⅰ ヨーロッパ防衛共同体と西側同盟

  Ⅱ 「西側統合政策」の輪郭

  Ⅲ 「西側統合政策」と「統合による『帝国』」

  Ⅳ 「スターリン・ノート」と「ドイツ問題」

  Ⅴ 「スターリン・ノート」に対する「肯定派」と「否定派」

  Ⅵ 「スターリン・ノート」に対する西ドイツの対応外交

  Ⅶ 「スターリン・ノート」に共鳴した「中立」勢力

  Ⅷ 「スターリン・ノート」に対する西側同盟の対応外交

第4章 「東ドイツ-ソ連」関係の転換点

  Ⅰ 「ドイツ民主共和国」とソ連との関係

  Ⅱ ソ連外交の意思決定過程

  Ⅲ 「スターリン・ノート」に対する東ドイツの対応過程

  Ⅳ 「スターリン・ノート」の失敗と東ドイツの東側統合

  Ⅴ 東ドイツにおける「社会主義の建設」

第Ⅲ部 東ドイツ市民と社会主義システム

第5章 ドイツ労働運動と「ソ連型社会主義」

  Ⅰ 1953年の「危機」

  Ⅱ 東ドイツの「強硬」な「ソ連化」政策

  Ⅲ スターリン以後の権力闘争

  Ⅳ 1953年の「危機」とドイツをめぐる国際政治の動態

第6章 「民族蜂起」と東ドイツ政治外交

  Ⅰ 東ドイツと1953年6月17日事件

  Ⅱ 6月17日事件とヨーロッパ国際政治の展開

終章 戦後ソ連とヨーロッパ国際秩序

  Ⅰ 「スターリン・ノート」と「ドイツ問題」の地政学的再検討

  Ⅱ 「冷戦秩序」の確立

  Ⅲ プロテスタント教会と東ドイツ国家

  Ⅳ 本書の成果と課題

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