山藤 夏郎/著 -- 和泉書院 -- 2015.11 --

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中央 3階C 一般図書 /919.40/5016/2015 7106550209 配架図 Digital BookShelf
2015/12/14 可能 利用可   0
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ISBN 4-7576-0762-0
ISBN13桁 978-4-7576-0762-0
タイトル <他者>としての古典
タイトルカナ タシャ ト シテ ノ コテン
タイトル関連情報 中世禅林詩学論攷
タイトル関連情報読み チュウセイ ゼンリン シガク ロンコウ
著者名 山藤 夏郎 /著
著者名典拠番号

110006899250000

出版地 大阪
出版者 和泉書院
出版者カナ イズミ ショイン
出版年 2015.11
ページ数 17, 1116p
大きさ 22cm
シリーズ名 研究叢書
シリーズ名のルビ等 ケンキュウ ソウショ
シリーズ番号 464
シリーズ番号読み 464
価格 ¥18000
内容紹介 中世禅僧が詩を作るに至った理由を、仏教の言語理論に基づいて分析。併せて、歌論・能学論との交叉関係を視野に入れ、中世の文藝理論及び古典論一般へと展開し、古典文学研究者という主体の歴史的構築性等も問い糾す。
一般件名 五山文学-ndlsh-00562578
一般件名カナ ゴザンブンガク-00562578
一般件名 五山文学
一般件名カナ ゴザン ブンガク
一般件名典拠番号

510374700000000

分類:都立NDC10版 919.4
資料情報1 『<他者>としての古典 中世禅林詩学論攷』(研究叢書 464) 山藤 夏郎/著  和泉書院 2015.11(所蔵館:中央  請求記号:/919.40/5016/2015  資料コード:7106550209)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1152727778

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方法序説 禅僧はなぜ詩を作ったのか
  1 序
  2 リテラシー選良としての禅僧
  3 儒学と仏学の(再)雑婚化
  4 中華グローバリゼーションとローカリティの生成
  5 高等研究教育機関としての禅林
  6 「五山文学」に対する知的関心の形成過程とその前提的偏見
  7 われわれはなぜ禅僧の詩作行為を“不自然”だと感じるのか
Ⅰ 禅において言語とは何か
  1 緒言
  2 言語×定式=苦しみ
  3 二元論でもなく/あり、一元論でもなく/あり…
  4 禅における<詩>の生成原理
Ⅱ 中世禅林詩学における言語(の<外部><彼岸>)への視座
  1 緒言
  2 <外部>論の不可能性
  3 <語りえぬもの>を語らないことは可能か
  4 内部と<外部>の不均衡な呼応関係
  5 秘匿的に遍在する<心>
Ⅲ <活句>考
  1 発端
  2 なぜ禅僧の言葉は奇抜なのか
  3 なぜ禅僧の言葉は難解なのか
  4 変化の詩学
Ⅳ 詩を詠むのは誰か
  1 序
  2 我と<渠>の不均衡な呼応関係
  3 「我」の完全なる無能性
  4 「多聞」という生の相貌
  5 <他者>の流出
Ⅴ 非-人称(変身)の詩学(i)
  1 序
  2 詩人の仮面-人格
  3 メタノエシス的原理としての<心>
Ⅵ 非-人称(変身)の詩学(ii)
  1 序
  2 「我」ならざる<我>
  3 死線の彼岸に詩う無響の声
  4 妙という裂け目
  5 歴史化された名
Ⅶ 法の<外>へ/から
  1 序
  2 法執行=審判の恣意性
  3 <幼児性>と信じること
  4 絶対的に<正>であること
Ⅷ 漂泊する規範
  1 序
  2 「五山文学の母体」
  3 正符号(+)としての「拙」
  4 「宋末」という転回点
  5 発見された先駆、ならびに「巧」の復権
  6 無視-隠蔽されたテクスト
  7 「近代」の宗教言説の中で
<補論>南宋-元における詩学をめぐる言説編制
  1 序
  2 宋代における詩学の変遷
  3 南宋末期の文学現象
  4 浙閩地域における「唐律」の復興について
Ⅸ 「漢字文化圏」の解体-再構築
  1 前言
  2 「文言」は「中国語」か
  3 不均質な音声空間
  4 雑音空間としての禅林
  5 透明化された空間
  6 小結
Ⅹ 文学現象における「雅/俗」という二分法の機制について
  1 前言
  2 「俗」(ローカリティ)の生成と排除の機制
  3 「俗」への讃美、声への回帰
  4 小結
結びに代えて
  1 <他者>を「理解する」ことの不可能性、不可避性、そして原-暴力性
  2 古典の拡張と消失
  3 「日本古典文学研究」という装置に附帯する二つのコンプレックス
  4 過去のテクストを読むという行為に附随するオリエンタリズム
  5 「近代」は到来したのか
  6 戦前になぜ「古典」が求められたのか
  7 <古典-死者の声>をいかにして聞くか