藪本 勝治/著 -- 和泉書院 -- 2015.11 --

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中央 3階C 一般図書 /913.43/5174/2015 7106613185 配架図 Digital BookShelf
2016/01/08 可能 利用可   0
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ISBN 4-7576-0773-6
ISBN13桁 978-4-7576-0773-6
タイトル 義経記 権威と逸脱の力学
タイトルカナ ギケイキ ケンイ ト イツダツ ノ リキガク
著者名 藪本 勝治 /著
著者名典拠番号

110006322690000

出版地 大阪
出版者 和泉書院
出版者カナ イズミ ショイン
出版年 2015.11
ページ数 6, 278p
大きさ 22cm
シリーズ名 研究叢書
シリーズ名のルビ等 ケンキュウ ソウショ
シリーズ番号 466
シリーズ番号読み 466
価格 ¥7000
内容紹介 「義経記」を伝承論・作品論・享受論の三面から包括的に考究。<義経の物語>と<義経の助力者の物語>の協調と相克として「義経記」の言説構造を読み解くと共に、語り手たちの想像力が近現代まで系譜的に連なることを論じる。
一般件名 義経記-00631980-ndlsh
一般件名カナ ギケイキ-00631980
一般件名 義経記
一般件名カナ ギケイキ
一般件名典拠番号

530140300000000

分類:都立NDC10版 913.436
資料情報1 『義経記 権威と逸脱の力学』(研究叢書 466) 藪本 勝治/著  和泉書院 2015.11(所蔵館:中央  請求記号:/913.43/5174/2015  資料コード:7106613185)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1152734631

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序章 『義経記』への二つの視座
  一 貴公子と制外者
  二 文学作品と民俗伝承
  三 義経と助力者達
  四 本書の梗概
Ⅰ 語り手の論理と文脈
第一章 金商人吉次と陵兵衛の論理
  はじめに
  一 二つの牛若奥州下り
  二 二つの人脈
  三 『義経記』の吉次
  四 陵兵衛の館を焼く
  おわりに
第二章 伊勢三郎の助力と伝承の文脈
  はじめに
  一 「世になきもの」伊勢三郎
  二 上野の助力者の系譜
  三 助力者の物語の語り手
  おわりに
第三章 土佐坊正尊と江田源三の物語
  はじめに
  一 江田源三の物語
  二 三条京極の女
  三 大和千手院の鍛冶
  四 信濃の老母
  結びにかえて
補説1 <江田源三の物語>の発生に関する一考察
  はじめに
  一 <江田源三の物語>発生の文化圏
  二 佐久郡英多神社の信仰環境
  三 佐久と大和鍛冶
  四 佐久近隣の土佐坊伝承
  おわりに
第四章 白拍子静の物語と語り手
  一 問題の所在
  二 鎌倉下向まで
  三 大姫との交差
  四 助力者の功名譚
  五 語り手の脈絡
補説2 『吾妻鏡』における<歴史>構築の一方法
  はじめに
  一 諸文献の野木宮合戦と先行研究
  二 『吾妻鏡』の<歴史>構築
  三 小山/足利の物語
  おわりに
Ⅱ 権威と逸脱の力学
第五章 『義経記』の源氏将軍家神話
  はじめに
  一 「頼朝義経対面事」の源氏先祖言説
  二 本文の生成過程
  三 『義経記』における源氏先祖言説
  四 『義経記』独自記事の持つ意味
  五 頼朝義経の関係と『義経記』の構造
  おわりに
第六章 『義経記』の義経主従
  はじめに
  一 『義経記』以前の堀川夜討
  二 『義経記』の堀川夜討
  三 「世になきもの」達の群像劇
  四 『義経記』形成の力学
  おわりに
第七章 護良親王主従と義経主従の類似
  はじめに
  一 二つの主従説話の類似と先行研究
  二 義経主従の表象から『太平記』の護良主従へ
  三 『太平記』の護良主従から『義経記』の義経主従へ
  おわりに
Ⅲ 義経的想像力の系譜
第八章 源義経の表象史と「判官贔屓」
  はじめに
  一 中世の義経観
  二 近世の義経観と「判官贔屓」
  三 近現代の義経観と「判官贔屓」
  おわりに
第九章 貴公子の悲劇とその語り手の系譜
  はじめに
  一 没落貴族の判官贔屓
  二 大陸進出の趨勢
  三 神国日本と外部
  四 不遇者の共感と参与
  五 語り手のしたたかさ
  おわりに