藤井 俊博/著 -- 和泉書院 -- 2016.1 --

所蔵

所蔵は 1 件です。

所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 3階C 一般図書 /913.37/5058/2016 7106869726 配架図 Digital BookShelf
2016/02/29 可能 利用可   0

Eメールによる郵送複写申込みは、「東京都在住」の登録利用者の方が対象です。

    • 統合検索
      都内図書館の所蔵を
      横断検索します。
      類似資料 AI Shelf
      この資料に類似した資料を
      AIが紹介します。

資料詳細 閉じる

ISBN 4-7576-0776-7
ISBN13桁 978-4-7576-0776-7
タイトル 院政鎌倉期説話の文章文体研究
タイトルカナ インセイ カマクラキ セツワ ノ ブンショウ ブンタイ ケンキュウ
著者名 藤井 俊博 /著
著者名典拠番号

110002605700000

出版地 大阪
出版者 和泉書院
出版者カナ イズミ ショイン
出版年 2016.1
ページ数 8, 372p
大きさ 22cm
シリーズ名 研究叢書
シリーズ名のルビ等 ケンキュウ ソウショ
シリーズ番号 468
シリーズ番号読み 468
価格 ¥8000
内容紹介 院政鎌倉期の説話集を対象に文法研究の知見を文章研究に展開させる新たな視点をひらく論文集。和文体の物語の基調を成す助動詞「けり」の機能を明らかにし、和漢混淆文の生成の問題を接続語や複合動詞等の語彙によって論じる。
一般件名 説話文学-歴史-平安時代-ndlsh-00993842,説話文学-歴史-鎌倉時代-001227802-ndlsh
一般件名カナ セツワブンガク-レキシ-ヘイアンジダイ-00993842,セツワ ブンガク-レキシ-カマクラ ジダイ-001227802
一般件名 説話文学 , 日本語-文体
一般件名カナ セツワ ブンガク,ニホンゴ-ブンタイ
一般件名典拠番号

511083700000000 , 510395114910000

分類:都立NDC10版 913.37
資料情報1 『院政鎌倉期説話の文章文体研究』(研究叢書 468) 藤井 俊博/著  和泉書院 2016.1(所蔵館:中央  請求記号:/913.37/5058/2016  資料コード:7106869726)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1152763886

目次 閉じる

序章 本書の目的と方法
  一 院政鎌倉期の言語の研究
  二 説話作品を取り上げる意図
  三 「けり」による「テクスト機能」と「視点」の研究
  四 説話の語彙・意味の研究
  五 宣命書きの変遷の研究
第一部 「けり」のテクスト機能をめぐる論
第一章 今昔物語集の「けり」のテクスト機能
  一 問題の所在
  二 「けり」の文章論的研究
  三 「けり」の用いられる巻の傾向と変異
  四 まとめ
第二章 今昔物語集の「けり」のテクスト機能
  一 問題の所在
  二 今昔物語集説話の話型と枠構造
  三 枠構造のモデル
  四 終局部・後日談の慣用表現
  五 「けり」の終結機能
第三章 今昔物語集の「にけり」
  一 問題の所在
  二 説話の文章構造と「にけり」
  三 「にけり」の文末用法の特質
  四 段落構成機能・場面連結機能
  五 テクスト機能の背景と広がり
  六 場面焦点化機能
  七 まとめ
第四章 宇治拾遺物語の「けり」のテクスト機能
  一 はじめに
  二 宇治拾遺物語における枠構造の検証
  三 今昔物語集との比較
  四 古事談との比較
  五 まとめ
第五章 古本説話集の「けり」のテクスト機能
  一 問題の所在
  二 話型の分類と枠構造
  三 文章構造における「けり」の使用状況
  四 係り結び・連体形終止文の作る枠構造
  五 「にけり」「てけり」の作る枠構造
  六 まとめ
第六章 発心集の「けり」のテクスト機能
  一 はじめに
  二 「けり」の分布
  三 冒頭部の様相
  四 展開部の様相
  五 終局部における「ぞ」「なむ」の選択
  六 まとめ
第七章 沙石集の「けり」のテクスト機能
  一 問題の所在
  二 沙石集の文章構造の分析方法
  三 冒頭第一文の表現
  四 終局部の表現
  五 評語部・教説部の表現
  六 まとめ
第二部 説話の文章・文体・表記に関する論
第八章 今昔物語集の接続語
  一 目的と方法
  二 各巻や部毎の概観
  三 接続語の使用順序の傾向
  四 各部の接続語の使用傾向
  五 接続語と表現される内容との相関
  六 宇治拾遺物語の類話との比較
  七 まとめ
第九章 今昔物語集の複合動詞
  一 はじめに
  二 今昔物語集の複合動詞の分析方法
  三 和文との一致度
  四 訓点語を含む複合動詞
  五 転倒による複合動詞
  六 まとめ
第十章 今昔物語集の「カナシブ」「アハレブ」
  一 問題の所在
  二 辞書・古辞書に見られる「悲」「哀」と「カナシブ」「アハレブ」
  三 「カナシブ」「アハレブ」の先行研究について
  四 中国・日本の漢文の用法
  五 物語・日記・随筆・説話の用法
  六 今昔物語集の用法
  七 出典漢文からの影響と意訳
  八 まとめ
第十一章 物語テキストの視点と文末表現
  一 表現者と語り手
  二 語り手の立場の表現
  三 物語テキストの視点の解析
  四 物語テキストの問題点
第十二章 今昔物語集の視点と文末形式
  一 はじめに
  二 文末形式の概要
  三 巻一六における文末形式の様相
  四 まとめ
第十三章 宇治拾遺物語の文章構造
  一 はじめに
  二 説話の話末文の文末形式
  三 話末評語の内容と文末形式
  四 冒頭句と話末評語との対応の検証
  五 宇治拾遺物語説話の文章構造について
第十四章 宇治拾遺物語の語彙と文体
  一 はじめに
  二 古事談から宇治拾遺物語への翻案
  三 まとめ
第十五章 打聞集の表記と単語意識
  一 片仮名宣命書きと打聞集の表記
  二 「振り仮名」「捨て仮名」「送り仮名」の機能
  三 付属語の大書例について
  四 自立語の小書例について
  五 打聞集の表記の特徴
第十六章 法華百座聞書抄の宣命書きについて
  一 法華百座聞書抄の表記の問題
  二 捨て仮名の機能
  三 送り仮名の諸相
  四 付属語の大書・小書
  五 自立語の小書
  六 まとめ