資料詳細

目次

序章

  1 用語法

  2 美術全集が美術全集である場

第一部 フランス編

Ⅰ章 フランスにおける美術全集書誌学

Ⅱ章 胎動

  1 十八世紀と啓蒙のかたち

  2 十九世紀前半

Ⅲ章 美術全集の誕生と発展

  1 一八七〇年代から八〇年代

  2 一八九〇年代

  3 美術全集の確立

Ⅳ章 二つの美術史書

Ⅴ章 美術全集の浸透

  1 ヴィジュアル化

  2 「近代美術(史)」と美術全集

  3 スキラ出版の登場

Ⅵ章 第二次大戦後

  1 「世界」と「文明」の美術全集

  2 「形の宇宙」

  3 「芸術と大文明」

  4 第二次大戦後の美術全集

Ⅶ章 ハイ・カルチャーとしての美術(史)の啓蒙

  1 一九八〇年代までの書誌と分析

  2 糊付け図版

  3 名画主義を超えて

Ⅷ章 一九八〇年以降

  1 美術全集の減少

  2 終わりを生きる美術全集

  3 大型の展覧会カタログと美術全集

  4 フラマリオン、ガリマール、タッシェン

  5 美術全集と美術史叢書

第二部 日本編

Ⅰ章 「美術全集の国」の始まり

  1 『西洋美術全集絵画索引』をめぐって

  2 兆候

Ⅱ章 美術全集誕生

  1 幻の全集?

  2 「美術叢書」と向陵社

  3 洛陽堂と二つの全集

  4 日本美術學院の美術全集

Ⅲ章 美術全集の定着

  1 岩波書店と「美術叢書」(大正十三年～昭和四年)

  2 アルスとアトリエ社

Ⅳ章 「美術全集」の登場

  1 誕生の契機

  2 「世界美術全集」という企画

  3 「世界美術全集」と「ミシェルの美術史」

  4 「見る」美術史としての「世界美術全集」

  5 「世界美術全集」以後

Ⅴ章 第二次大戦後と子どもの美術(史)

  1 戦後の美術全集概観

  2 子どもの美術(史)

Ⅵ章 平凡社第二次「世界美術全集」

Ⅶ章 平凡社「世界美術全集」以降の「世界」という名の美術全集

  1 一九五〇年代

  2 一九六〇年代

  3 講談社の美術全集

  4 一九七〇年代

Ⅷ章 一九八〇年以降の動き

  1 八〇年代以降の「世界」の美術全集

  2 テレビと新聞社の参入と全集の雑誌化

終章にかえて 美術全集の黄昏と現代アート

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