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目次

序章 メディアのイベントとしてのオリンピック

  1 オリンピックとメディア研究

  2 一九三〇年代日本のメディア/スポーツ

  3 方法論の検討

第Ⅰ部 オリンピックの政治経済学

第一章 新聞社

  1 日露戦争後の対外的関心の高まりと初期のオリンピック報道

  2 新聞社主催の国際スポーツ・イベントの興隆

  3 ロサンゼルス大会の取材・報道体制と事業活動

  4 ベルリン大会の取材・報道体制と事業活動

第二章 放送局

  1 ラジオとスポーツの出会い

  2 初めてのオリンピック放送

  3 聴取者の拡大と国際化

第三章 企業

  1 オリンピックの商業主義の萌芽

  2 オリンピック関連の企業広告

  3 オリンピック関連の企業イベント

第四章 政府・国家

  1 スポーツと国家

  2 政府・国家と一九三〇年代のオリンピック

  3 国家戦略のなかのオリンピック

第五章 一九四〇年東京オリンピック

  1 招致から返上まで

  2 東京オリンピック計画の推進組織

  3 東京オリンピック計画の推進者たち

  4 東京オリンピック計画をめぐるメディア、企業・経済界の動向

第Ⅱ部 オリンピックの表象

第六章 東京三紙のロサンゼルス大会表象

  1 ナショナリズムの再生産に関する表象の傾向と特徴

  2 ロサンゼルス大会は、どのように表象されたのか?

  3 広告のなかのナショナリズムと消費・娯楽

  4 国民を一体化させる仕掛けとしてのロサンゼルス大会表象

第七章 東京三紙のベルリン大会表象

  1 ナショナリズムの再生産に関する表象の傾向と特徴

  2 ベルリン大会は、どのように表象されたのか?

  3 広告のなかのナショナリズムと消費・娯楽

  4 オリンピック表象の膨張と扇情的傾向

第八章 地方紙の報道

  1 地方紙のロサンゼルス大会報道

  2 地方紙のベルリン大会報道

  3 東京紙と地方紙、地方紙間の差異

第九章 雑誌の報道

  1 美しき身体と日本人の精神

  2 家族愛と女性の役割

  3 「メディアのイベントとしてのオリンピック」批判

  4 東京オリンピックに向けた物語

終章 近代日本におけるオリンピックの力学

  1 一九三〇年代のオリンピックは、どのように展開していったのか?

  2 ナショナリズム・インターナショナリズム・娯楽の三要素

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