資料詳細

目次

序章 本書の分析視角

  1.問題意識

  2.無料低額宿泊所をめぐる議論

  3.研究の視座

  4.本書の構成

第1章 無料低額宿泊所の歴史的展開

  第1節 明治・大正期-宿泊所の誕生

  1.宿泊所の誕生と拡大

  2.『日本社会事業年鑑』にみる大正期の共同宿泊所

  第2節 昭和初期-隆盛する宿泊所

  1.昭和恐慌と「ルンペン」問題

  2.『日本社会事業年鑑』にみる昭和初期の共同宿泊所

  第3節 戦時体制下から戦後-宿泊所の衰退と法的位置づけ

  1.戦時体制下における宿泊所の衰退と戦後の動向

  2.宿泊所の法的位置づけ

第2章 無料低額宿泊所をめぐる政策動向

  第1節 社会問題化する無料低額宿泊所

  1.無料低額宿泊所への社会的注目

  2.無料低額宿泊所をめぐる訴訟

  第2節 国による無料低額宿泊所対策の動向

  1.2003年ガイドライン

  2.民主党政権下の無料低額宿泊所対策

  第3節 地方自治体による条例制定と住宅扶助基準改定

  1.地方自治体による条例制定

  2.住宅扶助基準改定と無料低額宿泊所

第3章 無料低額宿泊所調査の再検討

  1.調査の概要

  2.無料低額宿泊所の概況

  3.無料低額宿泊所の運営状況

  4.入所者の状況と生活保護

  5.宿泊費と居住環境

  6.入所期間の長期化と入所者の特徴

  7.入所の経緯と生活保護の費用負担

第4章 無料低額宿泊所入所者の現状

  1.調査の方法

  2.回答者の属性

  3.入所期間

  4.施設に支払う経費および手元に残る金銭

  5.入所時の状況

  6.入所中の状況

  7.現入所者の転宅ニーズ

  8.元入所者の退所時の状況

  9.福祉事務所との関係

第5章 無料低額宿泊所と福祉事務所

  1.調査の方法

  2.回答した福祉事務所の概況

  3.無料低額宿泊所の活用方法

  4.入所者への訪問頻度

  5.無料低額宿泊所に対する意識

  6.生活保護費の費用負担

  7.転宅を促すまでの期間

  8.無料低額宿泊所活用の効果

  9.無料低額宿泊所のない自治体の意識

第6章 無料低額宿泊所と医療機関

  1.調査の方法

  2.回答医療機関の概況

  3.ホームレス患者の受け入れ状況

  4.無料低額宿泊所の利用状況

  5.無料低額宿泊所への評価

  6.無料低額宿泊所の利用状況の背景

  7.ヒアリング調査にみる福祉事務所との連携状況

第7章 居宅生活移行支援事業の分析

  1.分析の方法

  2.居宅生活移行支援事業の概況

  3.居宅移行の実績

  4.居宅生活移行支援事業の効果

  5.居宅生活への移行が進まない要因

  6.「アセスメントシート」からみる居宅移行の阻害要因

終章 総括と提言

  1.総括

  2.提言

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