渡邉 克昭/著 -- 大阪大学出版会 -- 2016.1 --

所蔵

所蔵は 1 件です。

所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 3階C 一般図書 /930.2/5640/2016 7107096617 配架図 Digital BookShelf
2016/05/06 可能 利用可   0

Eメールによる郵送複写申込みは、「東京都在住」の登録利用者の方が対象です。

    • 統合検索
      都内図書館の所蔵を
      横断検索します。
      類似資料 AI Shelf
      この資料に類似した資料を
      AIが紹介します。

資料詳細 閉じる

ISBN 4-87259-509-3
ISBN13桁 978-4-87259-509-3
タイトル 楽園に死す
タイトルカナ ラクエン ニ シス
タイトル関連情報 アメリカ的想像力と<死>のアポリア
タイトル関連情報読み アメリカテキ ソウゾウリョク ト シ ノ アポリア
著者名 渡邉 克昭 /著
著者名典拠番号

110003360060000

出版地 吹田
出版者 大阪大学出版会
出版者カナ オオサカ ダイガク シュッパンカイ
出版年 2016.1
ページ数 13, 494, 52p
大きさ 22cm
価格 ¥7100
内容紹介 ソール・ベロー、ジョン・バースら現代アメリカ作家たちが楽園に埋もれた<死>のアポリアとどのように向き合い、そこからいかなるテクストを紡いできたか、<死>をめぐるアメリカ的想像力のしなやかな応答を浮き彫りにする。
書誌・年譜・年表 文献:巻末p21~52
一般件名 アメリカ文学-歴史-1945--001216757-ndlsh,生死-文学上-ndlsh-00570864
一般件名カナ アメリカ ブンガク-レキシ-1945--001216757,セイシ-ブンガクジョウ-00570864
一般件名 アメリカ文学 , 生と死
一般件名カナ アメリカ ブンガク,セイ ト シ
一般件名典拠番号

510089500000000 , 511052000000000

分類:都立NDC10版 930.29
資料情報1 『楽園に死す アメリカ的想像力と<死>のアポリア』 渡邉 克昭/著  大阪大学出版会 2016.1(所蔵館:中央  請求記号:/930.2/5640/2016  資料コード:7107096617)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1152782431

目次 閉じる

はじめに <死>をめぐるアポリア-「共和国の亡霊」
序章 開かない扉、届かない手紙
  宙吊りにされる<死>-ヘミングウェイとベロー
  不可能な喪-「半喪」の詩学
  メタフィクショナルな亡霊の旅-<死>の郵便空間
  呼び交わす巨匠たち-ベローとデリーロ
  シミュラークルと反復のアウラ
  <死>の「アンダーワールド」
  時の深淵-失われたアリアドネの糸
Ⅰ 喪服の似合うベロー
第一章 この<死>を摑め-『この日を摑め』のパルマコン、タムキン
  タムキンの謎
  歪なパートナーシップ
  はじめの贈与
  死の接吻-「貨幣」と暴力
  <死>の贈与
  「忘却の狂気」-永遠のフォーリングマン
第二章 老人をして死者を葬らせよ-『サムラー氏の惑星』における「盲者の記憶」
  老いの風景
  既視感としての<死>-内なる他界
  惑星の「向こう側」-神の陰影
  虚栄の市、ニューヨーク
  亡霊の横顔
  「半喪」の祈り-漂流するカッディーシュ
第三章 贈与の死、<死>の贈与-蘇る『フンボルトの贈り物』
  贈与のエコノミー
  フンボルトの死
  義兄弟の契り-マモン・ミューズ・名声
  消尽される富-友愛のポトラッチ
  死者の「歓待」
  マドリッドに死す
  蘇る「約束手形」
第四章 「重ね書き」される身体-『学生部長の一二月』における喪のエクリチュール
  三つのトポス
  女たちの館-独房としての小部屋
  遠景のシカゴ
  死のリハーサル-冥府への通路
  不可能な通過-照応し合うドーム
Ⅱ メタフィクショナルな「亡霊」の旅-バース、パワーズ、エリクソン
第五章 「神話」仕掛けのアダム-楽園の『旅路の果て』
  『水上オペラ』から『旅路の果て』へ
  小人の「ホーナー」
  「神話療法」-振り付けの旅の始まり
  モーガン夫婦の失楽園
  ドクターが現れるまで
  イブの堕胎
第六章 <不死>の迷宮にて-「夜の海の旅」から『びっくりハウスの迷い子』へ
  「七」の迷宮
  アポリアとしての『夜の海の旅』
  <旅>の瞑想、迷走の<旅>
  楽園の向こう側-愛を囁く球体
  転移する<旅>物語-アメリカン・アダムの憂鬱
  さまよえる葡萄酒甕-自らに回帰する物語
  「死記」の旅
第七章 複製という名の「亡霊」-<死>の『舞踏会へ向かう三人の農夫』
  途中下車
  ザンダーと時代の振り子
  見返す被写体、書き換えられる自伝
  複製された亡霊とその「仲間」たち
  「私は可能性に住む」
  フォードの遅配された贈り物
第八章 ホブズタウンより愛をこめて-『囚人のジレンマ』における「爆心地」への旅
  三つのナラティヴ
  バイオ・ポリティクスの「移動標的」
  ニューヨーク万博と<進歩>病
  ホブズタウンという名の牢獄
  「監獄製のワールド・ワールド」
  パルマコンとしての<フェアリー・ダスト>
  「零からもう一度はじめよう」
  散種されるフェアリー・ダスト・メモリー
第九章 Zの悲劇-浮浪者の『黒い時計の旅』
  歴史の亡霊としての浮浪者/総統
  引き裂かれた二〇世紀
  舟守の誕生-出産/配達された命
  踊るデーニア、スピンする歴史
  幽霊たちの記憶のアーカイヴ
Ⅲ デリーロと「スペクタクルの日常」
第十章 広告の詩学/死学-差異と反復の『アメリカーナ』
  既視感としての未来
  広告のモノたちの国で-三人称への跳躍
  「生きながらの死」
  「反イメージ」としての「生/死の断面」
  再び「二〇秒間のアート・フィルム」
  冷戦ナラティヴと広告の詩学/死学
第十一章 <死>がメディアと交わるところ-ノイズから『ホワイト・ノイズ』へ
  「ノイズ」としての<死>
  「ポストモダン・ヒトラー」-ナチの崇高美学へのノスタルジア
  呪文と反復の美学
  転倒した祝祭-「ホワイト・ノイズの祭典」
  銃弾と錠剤-「ホワイト・ノイズ」の詩学/死学
  日はまた沈む、「ポストモダン・サンセット」
第十二章 シミュラークルの暗殺-『リブラ』の「亡霊」、オズワルド
  「ポストモダン・オズワルド」
  消費文化に秘められた暴力
  増殖する分身、増殖する自意識
  「槍騎兵」と「対象」
  ディーリー広場にて-レンズ越しの「JFK」
  反転する銃口
  亡霊と見交わす眼差し
第十三章 内破する未来へようこそ-九・一一・『マオⅡ』・「コークⅡ」
  「崩れ落ちた未来にて」
  「群衆」の誕生
  (脱)神話化の身振りとしての肖像写真
  異国にて死す
  アウラのゆくえ
  女性たちに託された物語
  「コークⅡ」-ベイルートの袋小路にて
Ⅳ 逆光のアメリカン・サブライム
第十四章 廃物のアウラと世紀末-封じ込められざる冷戦の『アンダーワールド』
  ノスタルジアとしての冷戦
  廃棄物の司祭
  異化される冷戦-ジャンク・アーティストたちの試み
  冷戦仕掛けのオレンジ
  逆光のアメリカン・サブライム
  新世紀への祈り
第十五章 蘇る標的-「撃つ/写す」の『アンダーワールド』
  アメリカの神話と銃
  テクストを貫通する銃弾
  ザプルーダー博物館にて-脱/再魔術化されるフィルム
  「左手のための挽歌」-テキサス・ハイウェイ・キラーの「アンダーワールド」
  神話のスパイラルからの脱却
第十六章 敗北の「鬼」を抱きしめて-『アンダーワールド』における名づけのアポリア
  二つの「ボール」
  路地裏の「鬼」
  名づけのアポリア
  「踏上へ」-「幽霊」の開かれた名前
Ⅴ <死>の時間、時間の<死>
第十七章 喪の身体-『ボディ・アーティスト』における時と消滅の技法
  女性アーティストの系譜
  「ボディ・コズモス」の変容
  零度の身体とメディア
  「屋根裏の狂女」の誕生
  時の異邦人
  攪乱的反復実践としての『ボディ・タイム』
第十八章 「崇高」という病-「享楽」の『コズモポリス』横断
  <死>への長い旅路
  「ポストモダンの崇高」と表象のアポリア
  「崇高なイデオロギーの対象」としてのサイバー資本
  「鼠」、または<現実界>の「仮想化しきれない残余」
  「享楽」のボディ・ポリティックス
  旅路の果ての「亡霊」
第十九章 九・一一と「灰」のエクリチュール-『フォーリングマン』における“nots”の亡霊
  『コズモポリス』から『フォーリングマン』へ
  「喪」のアポリア
  幻想としての「タワー」
  宙ぶらりんの男-“nots”の「焦げ穴」
  反重力の虹-天翔ける屍衣
第二十章 時の砂漠-惑星思考の『ポイント・オメガ』
  ∞の詩学
  リチャード・エルスターとイラク戦争
  砂漢のパースペクティヴ
  「深遠な時間」-進化と破減のループ
  「石」への回帰-「濫喩」としての終焉
  「オメガ・ポイント」から「ポイント・オメガ」へ
  『二四時間サイコ』-光の微塵と惑星の時間
終章 シネマの旅路の果て-「もの食わぬ人」における「時間イメージ」
  デリーロ版『ナイン・ストーリーズ』
  破綻するシネマの地図作成法
  シネマの亡霊、「もの食わぬ人」
  「時間イメージ」のアポリア
  第三の時間
  シネマ・ロード・ナラティヴ
  <繫ぎ間違い>のシネマ空間
  宙吊りの世界、未知の身体
結論 楽園のこちら側-<死>が滞留するところ