資料詳細

目次

第1章 財政赤字の国際比較のために

  1.研究の焦点

  2.共通の傾向と多様な経路

  3.従来のアプローチ

  4.本書のアプローチ

  5.本書のためのロードマップ

第2章 フランスにおける財政健全化の困難性

  はじめに

  1.厄介な予算状況

  2.フランス予算の特質

  結論

第3章 ドイツにおける財政パフォーマンス

  はじめに

  1.財政パフォーマンスの長期的展開と構造的文脈

  2.財政健全化の成功と失敗6つのエピソード

  3.第一次・第二次コール政権

  4.第一次・第二次シュレーダー政権

  5.第一次・第二次メルケル政権

  結論

第4章 イタリアにおける財政パフォーマンス

  はじめに

  1.1990年代のイタリアにおける財政再建

  2.財政健全化の成功にかんする理論

  3.歴史的制度論の適用

  4.財政改革への社会的合意

  5.EMUの下でのイタリア

  結論

第5章 日本における財政パフォーマンス

  はじめに

  1.財政状況とその説明要因

  2.1990年代以降の赤字財政と債務管理

  3.財政政策のパターン,福祉レジームの類型,そして制度

  結論

第6章 韓国における財政パフォーマンス(1970-2012年)

  はじめに

  1.財政パフォーマンスの動向

  2.予算をめぐる政治の進化

  3.将来的な財政的課題

  結論

第7章 スウェーデンにおける財政パフォーマンス

  はじめに

  1.スウェーデンの財政構造とその特徴

  2.経済危機への対応

  3.スウェーデンの予算制度

  4.1996年国家予算法に基づく予算制度改革

  5.財政健全化政策と現行の財政政策の枠組み

  結論

第8章 アメリカにおける長期的な財政健全化について

  はじめに

  1.革命後の財政健全化とハミルトン・モデル

  2.ジェファーソンとギャラティンの代替案,新しい債務,第2の財政健全化

  3.南北戦争と第3の財政健全化

  4.第一次世界大戦,大恐慌,そして4度目,5度目の財政健全化

  5.1940年から2000年にいたる財政健全化

  6.7つの財政健全化からの政策の教訓

  7.財政健全化の崩壊

  8.8度目の財政健全化の成功に向けた展望

第9章 アメリカにおける政治,財政パフォーマンス,そして外からの予算規律(1970-2013年)

  はじめに

  1.1970年以降のアメリカにおける財政政策

  2.予算過程改革

  3.改革後の予算政策

  結論

第10章 バスケットを編むこと

  はじめに

  1.EUの財政権限

  2.EUのルールと財政収斂

  3.EUの財政パフォーマンスを説明する

  結論

第11章 結論

  新たな知見

  今後の研究の方向性

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