資料詳細

目次

序章 マティス研究の新段階

第一部 『ジャズ』のイメージ

第一章 作品分析をめぐる問題

  一 切り紙絵の研究史

  二 切り紙絵研究の現在と『ジャズ』分析の問題点

  三 実見によって得られた記録

第二章 原画主題の原初性

  一 原初的な主題

  二 プリミティフをめぐる概念形成と変容

  三 原画主題とシュルレアリスム

第三章 原画制作に潜む遅延

  一 『ジャズ』制作の軌跡

  二 制作当時の芸術的環境

  三 制作時のマティスの芸術的関心

  四 マティスによるベルクソンの受容

第四章 主題の祝祭性

  一 原画主題の検討

  二 原画主題の可変性

  三 イメージ・プログラム

間奏曲

第五章 マティス芸術における「シーニュ」の変容

  一 「画家のノート」での「シーニュ」

  二 キュビスム期の「シーニュ」

  三 一九三〇年以降の「シーニュ」

第二部 『ジャズ』のイメージと文字

第六章 テクストに見る双対性

  一 テクスト分析

第七章 テクストと挿絵制作

  一 テクスト作成時の芸術的環境

  二 テクストとイメージ

第八章 『パラード』と第一次世界大戦

  一 『ジャズ』と『パラード』

  二 第一次世界大戦期の芸術的傾向

第九章 『ジャズ』と第二次世界大戦

  一 第二次世界大戦とマティス

  二 なぜ「ジャズ」だったのか?

  三 『ジャズ』とジャズ

終章 出版後の『ジャズ』

  一 『ヴェルヴ』誌での原画と複製

  二 『ジャズ』原画と複製の関係

  三 おわりに

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