田中 岩男/著 -- 鳥影社・ロゴス企画 -- 2016.3 --

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中央 3階C 一般図書 /942.6/ゲ1/611 7107767598 配架図 Digital BookShelf
2016/09/27 可能 利用可   0
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ISBN 4-86265-550-9
ISBN13桁 978-4-86265-550-9
タイトル 『ファウスト』研究序説
タイトルカナ ファウスト ケンキュウ ジョセツ
著者名 田中 岩男 /著
著者名典拠番号

110003474490000

出版地 諏訪
出版者 鳥影社・ロゴス企画
出版者カナ チョウエイシャ ロゴス キカク
出版年 2016.3
ページ数 478p
大きさ 22cm
価格 ¥2800
内容紹介 詩人ゲーテの大作「ファウスト」をその内部の想像力の働きにそくして読む。齟齬は齟齬のままに、多様な世界それぞれが持つ固有な魅力を探り、照らし出す。
書誌・年譜・年表 文献:p455~471
個人件名 Goethe, Johann Wolfgang von,(1749-1832)(00441109)(ndlsh)
個人件名カナ ゲーテ ヨハン・ヴォルフガング・フォン
個人件名原綴 Goethe,Johann Wolfgang von
個人件名典拠番号 120000105480000
一般件名 ファウスト-ndlsh-00627068
一般件名カナ ファウスト-00627068
一般件名 ファウスト
一般件名カナ ファウスト
一般件名典拠番号

530039000000000

分類:都立NDC10版 942.6
資料情報1 『『ファウスト』研究序説』 田中 岩男/著  鳥影社・ロゴス企画 2016.3(所蔵館:中央  請求記号:/942.6/ゲ1/611  資料コード:7107767598)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1152800571

目次 閉じる

序章 『ファウスト』の多層性-「序」にかえて
  一 『ファウスト』を「読む」ということ
  二 『ファウスト』の「歴史性」
第一章 ファウスト文学に現れた<飛行>のモチーフ-『ファウスト』前史
  一 ファウスト伝説
  二 最初の民衆本『ヒストーリア』
  三 マーロー『フォースタス博士』
第二章 <飛行>と悲劇-『ファウスト』悲劇の原型
  一 イカロスの飛翔
  二 「ルチフェル神話」とファウスト
  三 飛翔の夢
  四 <飛行>とファウスト的Streben
第三章 ファウストと近代の時間-『ファウスト第一部』における「時間」の諸相
  一 「ファウスト」の「時間」
  二 ファウスト・近代・時間
  三 「賭け」にみる時間意識
  四 ゲーテと時間に対するあり方
  五 「時間」のさまざまな貌
第四章 ファウストとグレートヒェン-「グレートヒェン悲劇」の本質と意味
  一 さすらい人と牧歌-<極性>としてのファウスト対グレートヒェン
  二 「不実な男」たちの歴史意識
  三 「グレートヒェン悲劇」の歴史性
  四 歌うグレートヒェン
  五 悲劇の大きな転回-「牢獄」の場
補論1 道化メフィスト-『ファウスト』における道化的視点の意義
第五章 宮廷世界と道化の知恵-『ファウスト第二部』第一幕、「宮廷」の場
  一 『第一部』から『第二部』へ
  二 「賢」と「愚」の転倒
  三 道化のオン・パレード-「仮装舞踏会」の場
  四 道化の知恵
第六章 神話と自然-ヘレナ劇の誕生
  一 「ヘレナ」成立史概要
  二 詩と自然-メタモルフォーゼの二つの道
  三 「詩人」ファウスト
  四 ヘレナ劇の「誕生」
第七章 トリックスターの彷徨-「古典的ヴァルプルギスの夜」のホムンクルス
  一 ホムンクルス形象の変容
  二 生命と生成
  三 人工と自然
  四 「火」と「土」の優勢-「古典的ヴァルプルギスの夜」前半部
  五 中間領域と「仲介者」ホムンクルス
  六 「たぐいなき契り」-エーゲ海の入江
補論2 ヘレナ劇はどこで演じられているのか-ヘレナの「現実性」をめぐって
第八章 山と海、そして火と水-第四幕の構図
  一 独自な性格の「小世界」
  二 高山の「頂」
  三 行為と支配
  四 エリクトーとエリクトニオス
  五 戦争-「人工」による「自然」支配
第九章 プロメテウスの末裔 悲劇、死、そして救い-第五幕解釈の試み
  一 「支配者の悲劇」と歴史的世界
  二 「宮殿とあばら家」
  三 ファウストとプロメテウス神話
  四 死の影と「憂い」
  五 ファウストと「盲目の希望」
  六 プロメテウスの末裔と「救い」
終章 死と再生、あるいはファウストと自然-ファウストはいかにして救われるか
  一 ファウストと自然
  二 死と再生