西谷内 博美/著 -- 東信堂 -- 2016.3 --

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中央 2F 一般図書 /333.8/5407/2016 7107158166 配架図 Digital BookShelf
2016/05/06 可能 利用可   0
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ISBN 4-7989-1354-4
ISBN13桁 978-4-7989-1354-4
タイトル 開発援助の介入論
タイトルカナ カイハツ エンジョ ノ カイニュウロン
タイトル関連情報 インドの河川浄化政策に見る国境と文化を越える困難
タイトル関連情報読み インド ノ カセン ジョウカ セイサク ニ ミル コッキョウ ト ブンカ オ コエル コンナン
著者名 西谷内 博美 /著
著者名典拠番号

110005537560000

出版地 東京
出版者 東信堂
出版者カナ トウシンドウ
出版年 2016.3
ページ数 8, 380p
大きさ 22cm
価格 ¥4600
内容紹介 開発援助活動を「介入」という概念で捉え直すと、負の帰結を含む援助への冷徹な評価と、ドナー側の責任が浮上する。ガンジス川浄化計画の諸事業を事例に、ドナーの宿命的な無責任さをあぶり出し、開発援助のあり方を追究する。
書誌・年譜・年表 文献:p343~364
一般件名 経済援助 (日本)-インド-ndlsh-00651895,水処理-ndlsh-00567744,ガンジス川-ndlsh-00628411
一般件名カナ ケイザイエンジョ (ニホン)-インド-00651895,ミズショリ-00567744,ガンジスガワ-00628411
一般件名 国際協力 , インド , 水質浄化
一般件名カナ コクサイ キョウリョク,インド,スイシツ ジョウカ
一般件名典拠番号

510807000000000 , 520008700000000 , 511619700000000

分類:都立NDC10版 333.825
資料情報1 『開発援助の介入論 インドの河川浄化政策に見る国境と文化を越える困難』 西谷内 博美/著  東信堂 2016.3(所蔵館:中央  請求記号:/333.8/5407/2016  資料コード:7107158166)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1152803008

目次 閉じる

序章 開発援助に内在する構造的な問題
  第1節 本書の目的
  第2節 本書の方法と狙い
  第3節 調査方法
  第4節 本書の構成
第Ⅰ部 介入の理論
第1章 開発援助の介入論
  第1節 先行研究における介入論の変遷:参加型開発論を中心に
  第2節 理論枠組み
  第3節 分析枠組み:ODA介入の4類型
第2章 国境を越えることの重さ
  第1節 政策上の包摂要請と制度上の包摂関係とのギャップ
  第2節 国境を越える政策の責任:法的ではなく道義的な問題
  第3節 「内政不干渉の原則」と「対外的アカウンタビリティ」の両立問題
  第4節 ドナーの立ち位置の再確認
第Ⅱ部 事例検証
第3章 事例の概要:ガンジス川浄化計画
  第1節 ガンジス川水系汚染問題の実態と原因
  第2節 ガンジス川浄化計画と関係の深いインドの諸制度
  第3節 ガンジス川浄化計画の概要
  第4節 ガンジス川浄化計画に対する評価
第4章 ブリンダバン1:介入の連鎖の不具合
  第1節 ブリンダバン町の概要
  第2節 ヤムナ川浄化計画第一期(YAP-Ⅰ)事業概要(1993-2003)
  第3節 下水道事業
  第4節 CTC(共同/公衆トイレ)事業
  第5節 火葬施設事業
  第6節 その他の事業(植林、沐浴場の整備、公衆参加啓発)
  第7節 まとめ:破綻しているシナリオ
第5章 デリー市のトイレ事業:迷惑なジャパニーズ・トイレ
  第1節 <指導マニュアル型介入>
  第2節 デリー市におけるYAP-ⅠのCTC事業
  第3節 マンゴルプリのCTC群:迷惑な「ジャパニーズ・トイレ」
  第4節 まとめ:間接介入の限界
第6章 バラナシ市の下水道事業:援助対象者の敵になる
  第1節 バラナシ市の概要:ガンジス川最大の聖地
  第2節 地元NGO、SMFについて
  第3節 SMFがGAP-Ⅱの事業計画を作成する
  第4節 二つの事業計画をめぐる論争(2003年まで)
  第5節 日本のODAの登場
  第6節 M氏の新しい戦略
  第7節 まとめ:空しい「社会配慮」
第7章 ブリンダバン2:<指導マニュアル型介入>の検証
  第1節 ヤムナ川浄化計画第二期(YAP-Ⅱ)事業概要(2004-2010)
  第2節 下水道事業計画の策定事業
  第3節 組織強化および能力構築事業(改革行動計画)
  第4節 公衆参加啓発事業
  第5節 日本のODAの情報収集能力の検証
  第6節 まとめ:援助対象社会との遠い距離感
第Ⅲ部 介入の選択
第8章 <直接統制型介入>の検討:参加型開発の批判的検討を通して
  第1節 参加型開発と<直接統制型介入>の包含関係
  第2節 参加型開発における一方向性のリスク:「専制」
  第3節 開発援助の“文化を越える困難”
  第4節 まとめ:理念の先行により拡大されるリスク
第9章 <仲介型介入>の構想:ガンジス川浄化計画の実証研究を通して
  第1節 日本のODAにおける<消極介入>の伝統:「自助努力」
  第2節 「自助努力」と「社会配慮」の対立:<直接介入>の必要性
  第3節 仲介型介入の構想:自由放任型に仲介機能を追加
  第4節 仲介型介入のエッセンス:国境と文化の壁と向き合うこと
終章 どのような介入を望むのか?
  第1節 ODAの目的
  第2節 ODAを介した負担者と受益者との関係