岡本 貴久子/著 -- 思文閣出版 -- 2016.3 --

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中央 2F 一般図書 /653.0/5015/2016 7107175336 配架図 Digital BookShelf
2016/05/13 可能 利用可   0
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ISBN 4-7842-1843-1
ISBN13桁 978-4-7842-1843-1
タイトル 記念植樹と日本近代
タイトルカナ キネン ショクジュ ト ニホン キンダイ
タイトル関連情報 林学者本多静六の思想と事績
タイトル関連情報読み リンガクシャ ホンダ セイロク ノ シソウ ト ジセキ
著者名 岡本 貴久子 /著
著者名典拠番号

110006171510000

出版地 京都
出版者 思文閣出版
出版者カナ シブンカク シュッパン
出版年 2016.3
ページ数 6, 543, 13p
大きさ 22cm
シリーズ名 日文研叢書
シリーズ名のルビ等 ニチブンケン ソウショ
価格 ¥9000
内容紹介 近代日本で行われた「記念植樹」。時代背景と照合しながら、活動の主導的立場にあった林学者・本多静六に注目し、彼の生家の富士山信仰・不二道の思想的影響も視野に入れながら、近代国家形成のあゆみに記念植樹を位置づける。
個人件名 本多, 静六,(1866-1952)(ndlsh)(00012185)
個人件名カナ ホンダ, セイロク,(1866-1952)(00012185)
個人件名 本多 静六
個人件名カナ ホンダ セイロク
個人件名典拠番号 110000891980000
一般件名 緑地計画-日本-歴史-明治以後-ndlsh-00980200
一般件名カナ リョクチケイカク-ニホン-レキシ-メイジイゴ-00980200
一般件名 造林-歴史
一般件名カナ ゾウリン-レキシ
一般件名典拠番号

511118210020000

分類:都立NDC10版 653.021
書評掲載紙 毎日新聞  2016/06/26  1970 
資料情報1 『記念植樹と日本近代 林学者本多静六の思想と事績』(日文研叢書) 岡本 貴久子/著  思文閣出版 2016.3(所蔵館:中央  請求記号:/653.0/5015/2016  資料コード:7107175336)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1152803373

目次 閉じる

序章
  一 なぜ記念植樹か
  二 研究の現状
  三 本書の構成
第Ⅰ部 「記念植樹」とはなにか
第一章 記念植樹の形態
  第一節 「記念」に樹を植えるという行為
  第二節 記念植樹の形態
第二章 記念植樹をめぐる歴史的諸相
  第一節 前近代と近代をむすぶ記念樹の文化史
  第二節 古典からよむ記念植樹
  第三節 霊木信仰と神仏習合
  小括 語り継がれる「いのち」の記念樹
第Ⅱ部 林学者本多静六の思想
第一章 不二道の歴史と思想
  第一節 折原家の由緒と「不二道」
  第二節 近世富士山信仰史とその思想
  第三節 小谷三志の不二道の思想
  第四節 近代社会への移行期における不二道の変遷
  第五節 不二道孝心講のあゆみ
  小括 本多静六と不二道
第二章 本多静六と明治の林学・林政
  第一節 東京山林学校と明治の林政
  第二節 ドイツにおける林学と自然思想
  第三節 本多の西洋思想の受容と展開
  第四節 ドクトル本多静六の誕生
  小括 本多静六の思想形成とその展開
第三章 本多造林学における記念植樹の理念と方法
  第一節 諸外国における樹木に関する本多の見聞
  第二節 記念植樹の空間と思想
  第三節 樹種選択と日本の風土
  第四節 『植樹デーと植樹の功徳』にみる本多の人生哲学
  第五節 記念植樹の広がり
  小括 本多静六の記念植樹の特徴
第Ⅲ部 「記念植樹」の近代日本
第一章 学校教育と記念植樹
  第一節 米国における学校樹栽活動の展開
  第二節 明治期における学校樹栽の普及と展開
  第三節 本多静六『學校樹栽造林法』にみる理念と方法
  第四節 本多の造林学における学校樹栽の要素
  第五節 明治日本でなぜ学校樹栽が栄えたか
  小括 明治期の学校樹栽に見る形と心
第二章 御聖徳と記念植樹
  第一節 御聖徳記念と明治神宮
  第二節 明治神宮造営における葬場殿址の記念樹
  第三節 御聖徳記念と即位の御大典記念
  第四節 南方熊楠の批判
  第五節 明治神宮の森づくり
  小括 明治神宮の森と不二道孝心講の記憶
第三章 平和と記念植樹
  第一節 帝国森林会の発足
  第二節 帝国森林会の歴史と本多静六の位置
  第三節 平和記念植樹の理念と方法
  第四節 帝国森林会における記念林の運営
  第五節 平和記念東京博覧会と帝国森林会の記念樹
  小括 平和と記念植樹
第四章 帝都復興と都市美運動
  第一節 関東大震災と帝都復興
  第二節 都市美運動の成立とその背景
  第三節 日本の都市美協会の活動とその展開
  第四節 東京の都市美運動における「植樹デー」
  小括 「土着化」した都市美運動
第五章 「大記念植樹」の時代
  第一節 皇紀二六〇〇年記念事業における植樹活動
  第二節 「大多摩川愛桜会」の記念植樹
  第三節 桜の多摩川づくり
  第四節 国際親善と記念植樹
  第五節 日本の戦時統制下における記念植樹
  第六節 忠霊と記念植樹
終章 記念植樹と日本人
  一 記念植樹の心と形
  二 山の信仰と本多静六の記念植樹
  三 近代日本における記念植樹の系譜
  四 「荒れた国土に緑の晴れ着」