原 良枝/著 -- 成文堂 -- 2016.3 --

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中央 3階B 一般図書 /809.4/5081/2016 7107175416 配架図 Digital BookShelf
2016/05/06 可能 利用可   0
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ISBN 4-7923-6108-2
ISBN13桁 978-4-7923-6108-2
タイトル 声の文化史
タイトルカナ コエ ノ ブンカシ
タイトル関連情報 音声読書としての朗読
タイトル関連情報読み オンセイ ドクショ ト シテ ノ ロウドク
著者名 原 良枝 /著
著者名典拠番号

110004568420000

出版地 東京
出版者 成文堂
出版者カナ セイブンドウ
出版年 2016.3
ページ数 6, 475, 5p
大きさ 20cm
価格 ¥3900
内容紹介 朗読における基礎的な論考として「音声・読む・聞く」を取り上げる。さらに、音声言語で行われてきた芸能や語り口、朗読の誕生、教育との関連について述べ、脳科学等の領域での実験結果をもとに、朗読の効用を提示する。
書誌・年譜・年表 文献:p461~475
一般件名 朗読法-ndlsh-00569611
一般件名カナ ロウドクホウ-00569611
一般件名 朗読法
一般件名カナ ロウドクホウ
一般件名典拠番号

511486400000000

分類:都立NDC10版 809.4
資料情報1 『声の文化史 音声読書としての朗読』 原 良枝/著  成文堂 2016.3(所蔵館:中央  請求記号:/809.4/5081/2016  資料コード:7107175416)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1152803381

目次 閉じる

序章 朗読とは話し言葉である
  一 朗読を考えるための八つの視点
  二 章の概要
  三 朗読をめぐる状況と問題点
第一章 メディアとしての「声」
  一 声を意識する
  二 発声のメカニズム
  三 息がもつ霊的なはたらき
  四 「通る声」とは何か
  五 倍音とコミュニケーション
第二章 「読む」という行為と朗読文化
  一 「読む」ということの意味
  二 「声」を文化史からとらえる
  三 日本人の言霊信仰
  四 文字の誕生
  五 脳そのものを変化させる「読書」
  六 ヨーロッパにおける自作朗読会
  七 日本に朗読会はあったのか
  八 近代文学と朗読・黙読との関係
第三章 朗読を聞くとなぜ気持ちがいいのか
  一 「聞く」ということ
  二 「呪器」としての耳
  三 さまざまな感情をひきだす聴覚
  四 耳を澄ますということ
  五 想像力と「快」の出現
第四章 声の芸能の系譜をたどる
  一 朗読は話芸なのか
  二 説教の語り口
  三 心学道話の語り口
  四 演説とマス・ローグ
  五 放送メディアの語り口
第五章 朗読論争 坪内逍遙VS森鷗外
  一 「朗読会」開催に対する期待と批判のまなざし
  二 欧化政策の中で揺れる言葉
  三 森鷗外の「美読法」
  四 坪内逍遙の新しい読法
  五 朗読に相応しいテキスト
  六 「朗読会」に込めた想い
第六章 朗読はどのように論じられてきたか
  一 時代と朗読
  二 「エロキューションは西洋だけのものではない」
  三 日本で自作詩の朗読が行われなかった理由
  四 「言語とは音声より成り立つものである」
  五 言葉をめぐるドラスチックな状況
  六 「巧みな朗読とは自然に語るものである」
  七 ラジオ放送と朗読の密接な関係
  八 言語陶冶の使命を担った朗読指導
  九 「正しい朗読こそ正しい思考作用である」
第七章 国語教育のなかで朗読はどのように行われてきたか
  一 声の復権と朗読における身体性
  二 声の復権に対する警鐘
  三 国語教育史の中での朗読-話し言葉教育重視の時代
  四 国語教育の充実した時代
  五 「国民科国語」の話し方教育
  六 ナショナリズム発揚としての国民詩・愛国詩朗読運動
  七 変容する音声言語教育
  八 「言語活動」に位置付けられた朗読
  九 朗読から話し言葉へのフィードバック
第八章 朗読に関する脳科学・教育心理学の実験についての考察
  一 脳全体を活性化する音読・朗読
  二 「心の脳」を育てる「読み聞かせ」
  三 耳から聞く読書
終章 朗読とは話すことである
  一 朗読とは話し手自身を表現する読法である
  二 朗読を聞くことによる快
  三 朗読の概念化と話し言葉へのフィードバック