資料詳細

目次

序章 近世天皇・朝廷研究と朝廷財政研究の課題

  第一節 本書の課題と戦後の近世天皇・朝廷研究

  第二節 朝廷財政研究について

  第三節 これまでの朝廷財政研究の成果

  第四節 先行研究の問題点と本書の視角・構成

  第五節 「御所々御入用筋書抜」に関して

第Ⅰ部 近世中期の朝廷財政と朝幕関係

第一章 「御取替金」と京都所司代

  はじめに

  第一節 取替金と所司代

  第二節 幕府の財政政策と所司代の権限の変化

  おわりに

第二章 享保-寛政期の朝廷財政と朝幕関係

  はじめに

  第一節 取替金の活用(享保-明和八年)

  第二節 勘定所と禁裏財政(明和八年-安永七年)

  第三節 定高制導入による諸問題と同制度改正(安永七年-寛政年間)

  おわりに

第三章 口向役人不正事件と勘定所

  はじめに

  第一節 事件のあらましと先行研究

  第二節 事件の原因

  第三節 朝廷側の反応

  第四節 事件の背景とその後の処置

  おわりに

第四章 女院御所の財政運営

  はじめに

  第一節 「御賄所日記」と女院御所の口向

  第二節 物品の買入れ過程

  第三節 定高・献上金品と諸帳面

  おわりに

第Ⅱ部 朝廷財政と在京幕府役人

第一章 近世後期の京都代官と朝廷財政

  はじめに

  第一節 口向・奥定高の財源

  第二節 京都代官と口向・奥定高

  おわりに

第二章 実務役人の職務と権限

  はじめに

  第一節 口向定高の取扱い

  第二節 備銀の取扱い

  第三節 荒年手当銀の取扱い

  第四節 月々の支出報告

  おわりに

第Ⅲ部 近世後期の朝廷財政と朝幕関係

第一章 寛政-文化期の朝廷財政と光格天皇

  はじめに

  第一節 諸規定の確立

  第二節 寛政-文化年間の禁裏財政と光格天皇

  おわりに

第二章 文政-天保期の朝廷財政と江戸幕府

  はじめに

  第一節 文政-天保年間の定高制

  第二節 支出急増と京都町奉行・京都代官

  おわりに

第三章 近世後期・幕末の朝廷財政の動向と特色

  はじめに

  第一節 三条実万と近世朝廷財政史料

  第二節 「禁裏御入用金年次額」の概要

  第三節 各項目の検討

  第四節 幕末の朝廷財政史料

  おわりに

第四章 三条実万と幕末の朝廷財政

  はじめに

  第一節 朝幕関係に対する認識

  第二節 定高増額と臨時支出

  第三節 女房衆の増員と公家衆の「窮乏」問題

  おわりに

第五章 幕末の朝廷財政と朝幕関係

  はじめに

  第一節 安政年間の禁裏財政

  第二節 京都代官預諸渡銀や取替米などによる補塡

  第三節 文久三年頃の変化

  おわりに

終章 財政面から見た近世中期-後期の朝幕関係と幕末への展望

  第一節 近世後期までの禁裏財政

  第二節 幕末への展望

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